「うな重」 美味そうですね。来週は老舗の人気店で天然もののこれが喰える、待ち遠しいな。
これは誰もが知っているうなぎの成魚。黒光りしてしかも油がのって美味そう
長さ数センチの「しらすうなぎ」 これを河口付近の海で捕獲し、養魚(鰻)場で餌を与え育てます。
これはレプトセファルスと言って鰻の稚魚です。木の葉の形をしているので鰻の稚魚とは思えませんね。
これが鰻の産卵直後の卵です。レプトセファルスの捕獲でニホンウナギの産卵場所はマリアナ諸島付近である事は数十年前から知られていましたが、今回(2009/5)この卵の採取で産卵場所が特定されたのです。
我々は蒲焼になった鰻しか見ることがないので気になるのは味の事ばかりだが、研究者に言わせると鰻は摩訶不思議な魚なのだそうだ。川や沼で成長した鰻は川を下り海に出て遠い産卵場所まで行って卵をうむ。稚魚となってまた川や沼に戻ってくる。産卵場所までの距離は何と片道3.000km、ニホンウナギの産卵場所は非常に限られた狭い範囲の海域で、(ある月齢に合せて)一斉に産卵するそうだ。
東京大学総合研究博物館で「鰻博覧会」が行われている。7/16→10/16 ニホンウナギは絶滅危惧種であるという事だ。我々鰻好きの国民にとっては大変悲しいことだ。海で捕獲した鰻の稚魚「シラスウナギ」を養殖する訳だが、成魚になっても産卵することもにく蒲焼となってその一生を終える。これを繰り返せば当然鰻の数は減るしかない。しかも住みやすい河川や沼は減少の一途。今人口孵化による養殖の研究が始まっている。