今日の話題は車窓からではありません。最近は駅にエスカレータや
エレベータの設置が進んでいます。私は足を骨折して杖を突いて3ヵ月
も通勤しましたから助かりました。身障者の方々にとってはこれほど強い
見方はないでしょう。通勤途中の人ごみの中に車椅子の人や杖を突い
た視覚障害の方々をよく見かけるようになりました。社会参加がよりし易く
なったということでしょう。今日もJR川崎駅の南武線ホームに降りる階段
で杖を突いた人を見つけました。その時一人のおばさんが素早くその視覚
障害者の方の脇に寄り添うように近づき、言葉を掛けていました。おそらく
この階段を降りるのかと尋ねたのでしょう。何も出来なかった自分に少し
後ろめたさを感じました。このおばさんは多分障害者の介助になれている
人なのだと思いました。何かお手伝いをしたいと思ってもどうしたら良いの
か、逆に迷惑を掛けるのではとか尻込みしてしまいます。その後武蔵溝口
駅で改札を出る時のこと、3人くらい前の人が改札機直前で立止まりました
(カバンの中に手を入れて、おそらく定期券を探しているのでしょう)。その人
をかかわして改札機を通過しようとした時、その人が動き始めたのです。
そこではじめてこの人が視覚障害者であることが分かりました。私の足が
その人の杖に軽くですが当ってしまいました。何事もなかったのですが、
申し訳ないことをしてしまいました。視覚障害者のためのエスコートラインや
エレベータ、エスカレータといったハードは増えていますが、障害者を見守る
周囲の人たちの対応力も必要になっていることを実感しました。
皆様の参考になればと思います。
私も、夏に東京へ出張した際、夕方のJR新宿駅でこのような場面に遭遇しました。
白い杖を持ち、サングラスをかけた30代(たぶん)の男性が、自動改札機を通過した直後、おしゃべりをしていた浴衣姿の若い女性グループの中の一人に接触したのです。
その女性は、一瞬視覚障害者に対して「抗議」の目線を送りました。
私は、「悪いのはあなたの方だ。」と、その女性に対して怒りを覚えました。なぜなら彼女たちがおしゃべりをしていたのは、点字ブロックの真上だったのですから。
そして、自分も情けない男だと思いました。その視覚障害の方が点字ブロックに沿って進んでいけば、当然ぶつかるのは分かっていたのに、ただ見ていただけでしたから。
その後、私は思いきって「どちらのホームへいきますか?」声をかけました。たぶん、女性に対する怒りがそうさせたのだと思います。
「山手線に乗ります。」とその男性は言い、私は彼を案内することになりました。…(続く)
視覚障害者の案内の仕方は、何かの本で読んだ(見た?)事があったので、R1150RSさんのリンクにあるような方法をとりました。
歩いていると、点字ブロックの上でおしゃべりしている人が多いのに気づきました。「点字ブロックの存在に敏感に反応する人はいったいどれくらいいるのだろう。」などと考えながら歩いておりました。残念ながら私は「鈍感派」でしょう…。
山手線ホームへの上り階段まで来たら、その男性は「ここまでで大丈夫です。」と言い、手すりにつかまりながら一人でのぼっていきました。
後で、ホームまで自分も上がり、電車が来るまで一緒にいてあげたらよかったと思いました…。でも、あのときはそれで精一杯でした…。
R1150RSさんの書かれたことを拝見して、思い出したので拙文ながら書かせて頂きました。