ヨシムラ・サイエンス・ラボ

身近な物を材料視点で解説「サイエンスライター」
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新500円硬貨 × クラッド

2020年08月14日 | 身近な金属製品
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日は、2021年度に発行予定の新500円硬貨についてです。

現行の500円硬貨は、旧500円硬貨で偽造や変造により自動販売機からの釣銭搾取への対策のため、2000年に導入されました。
旧500硬貨はキュプロニッケルと呼ばれる銅-ニッケル合金、
現行の500円硬貨はニッケル黄銅(※正確には洋白)と呼ばれる銅-亜鉛-ニッケル合金が使用されています。

私達に身近な500円硬貨。
財務省は、2021年度上半期に新500円硬貨の発行を予定しています。
そのデザインは、現行の500円硬貨の色と銀色の2色を組み合わせからなる、いわゆる「クラッド材」が使用されるようです。

ところが、その新500円硬貨は国民に浸透しきれていないのが悩みのようで、導入時の混乱を避けるために周知の徹底が課題となっているそうです。
(※共同通信社 2020/08/14 16:41

ちなみに、以下の「トコトンやさしい金属材料の本」(日刊工業新聞社)にも、日本の硬貨について解説していますので、ご興味のある方がぜひご覧ください!

21年ぶりとなる新500円硬貨の発行。
銅マニアの私にとっては、楽しみですね!

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
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