南北線六本木一丁目駅すぐサムソン電機が入ってるビル。こちらがオープンしてのTVを観ていてかねてから行きたいと熱望していたお店。ミシュランの話題店になった事からなかなか行く機会に恵まれませんでした。まず中に入って驚いたのは天井の高さ。20席ほどのテーブルは満席。
お水をかけるとおしぼりが「成長する」仕掛けを楽しみながらメニューとにらめっこ。初めてなので、ランチ6,300円のコース(1万円コース)をお願いしましたが、ふたりともまったく同じメニューは避けたいので、前菜をお願いして変えていただきました。お店のスタッフの方のサービスも、三つ星的お店です。
アミューズ「チーズチップス、」
前菜:「白アスパラガスと手長海老のヴルーテ」(ダー)「牡蛎 海のジュレと岩海苔」(私)
お魚:「長崎産マトウ鯛の府りっと ブロッコリーのソースとレモンのジャムを添えて」(共通)
お肉:「マグレ鴨のグリエ ジュ・ド・カナール」(共通)
下村シェフの料理は、素材を活かすことにとても心を砕いていらっしゃる姿が料理から、そして、実際にお話しした会話から感じ取れました。失礼な話、最初は飲まない食べない的な方が多いのかと心配(東京は意外にそういうお店が受けがよく上位にくるって事がある)していたのですが、素材も結構がっつりありますし、それ以上一皿毎のソースの味がとても気に入りました。なんと言っていいのかわかりませんが、味なかなか繊細、深いです。例えば「jus de canard」というのは鴨のジュ。素材を活かしたいという下村シェフの気持ちのこもった料理です。後でおっしゃっていましたが、バターやクリームをソースに使いたくない、あくまで素材のおいしさを使いたい。シンプルのように見えるので、ソースの味は大切、食す方もよくわかります。何の変哲もないように見えるものがとてつもなく難しかったりしますが、ジュ・ド・カナールはちょうどそういうものなのでしょう。これは結構センス的要素になります。
初めて行ったにもかかわらず、ソムリエの方も下村シェフもとてもよくしていただいて、本当に気持ちも味も非常に充実したありがたいランチでした。近いうちにディナーもしくはランチでもシェフおまかせにしてみたいです。Rin'sTableランキングGO
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