Rin's Table

結婚を機に福岡から上京。趣味の食べ飲み歩きを中心に記録(ひとりせんべろ~グランメゾンまで)

西麻布「Comptoir Missago(コントワール・ミサゴ)」(2014年2月ディナー)

2014-02-22 | 飲もうや!! レストラン(港・渋谷区)
しばらくご無沙汰をしていた西麻布のフレンチ「Comptoir Missago」に行ってきました。黒板に書かれたジビエメニューに心を踊らせながら、シェフと話しをしてメニューを決定。
今日のワインはポムロールのワイン。
Ch. La Fleur de Gay 1997 (シャトー・ラ・フルール ド・ゲイ )
Pomerol

Chateau La Croix de Gayシャトー・ラ・クロワ・ド・ゲイの所有者、アラン・レイノー博士が、5区画あるラ・クロワ・ド・ゲイの畑(ペトリュスとラフルールの間に植わっていたメルロの老木の区画)の最高の2区画から別個に作られる特別キュヴェです。スペシャル・キュヴェの概念を造り上げたとも言われています。
華やかではないが、土埃のアロマが熟成を感じさせます。最初から開いた感覚は、既に熟成が進んだということでしょう。ちなみに、RP氏は2003年の時点であと2~3年で終わりだと言っていましたが、実際には2014年の初めでも楽しめました。もっとも、時間が経つに連れて苦味を感じましたので、これ以上キープしても味が上昇することはないと思います。

(付出し)磯ツブ貝のシャンパーニュ蒸し

①釧路本マグロのタルタル
昨年のフランス旅行からヒントを得て生まれた品だとか(実際はパクったとの告白あり)。白ネギのソースがポイント。お酒ととても合う料理。
②秋田で仕込んだ自家製生ハム
シェフが昨年の2月に秋田で仕込んだという生ハム。秋田に飛行機で向かったところが、雪のために羽田空港に引き返し、再び新幹線で向かったというお話を肴に生ハムをいただくというのも楽しい。

③青首鴨のロースト サルミソース
黒板には「ロースト」としか書かれていなかったのですが、実際はサルミソース付。とても濃厚なソースでした。ツキノワグマのステーキとこの料理を迷ったときにシェフが言ったのが、こちらの方が間違いがないと。シェフのサルミソースは食べたことがなかったので我々としては興味がありました。肉がとても柔らかく、とても食べやすい。やはり銃で仕留めたとの比べて網獲りは肉が柔らかくなります。シェフの奥様のお父さんが捕獲した鴨なんだとか。
あまりのパワフルさにもう一皿頼もうかという考えはなくなりました。だらりとシェフたちと会話をしていると登場したのが次の小皿。

④鴨南蛮そば(サービス)
先ほどの鴨を使ったおそば。とてもスッキリしていたことに驚き。鴨は通常はギトギトします。実は、一度冷まして脂を完全に取ってあるので、ギトギト感がないのだと説明を受けました。
⑤最後に・・・ツキノワグマのリエット。パテはミキサーなどで潰すのに対して、こちらは煮るものの潰しはしません。金柑と合わせるのがおいしい。日本酒と合いますねと言ったら、日本酒ありますよとのこと。いただきました!フレンチのはずなんですが?


ひとり飲み「GYORAN」

2014-02-21 | 飲もうや!! レストラン(港・渋谷区)
元職の後輩上司と飲んで帰宅中、もう一杯カウンター飲みでと伺った「GYORAN」
暫くご無沙汰してましたが、結構ファッション雑誌やグルメ本等で取り上げられてるので、お客さんも多い感じ。ワイングラスは前500円だったけど、700円と900円~とちょっと上がっておりました。

エスカルゴ

2015年八丁堀へ移転

Pauillac de Latour 1998 (ポイヤック・ド・ラトゥール)

2014-02-03 | ワインほか洋酒
Pauillac de Latour 1998 (ポイヤック・ド・ラトゥール)

メドック格付け1級「Ch. Latour」(シャトー・ラトゥールその名の通り“塔(フランス語でラ・トゥール)”をシンボルとした、世界に名高い1級シャトーです。)のサードワイン。あまり大したことないだろうと旦那は思っていたようですが、ラトゥールファンの私からするとメドック3級ワインと軽く戦える感があります。なのでなかなか高嶺の花であるファーストよりも安く値段が安いときに購入してたのです。サードワインは樹齢の若い樹を使って造られます。生産量が少ないため、貴重なアイテムとされています。平均年間総生産量は約1.7千ケース。


Château L'Évangile 1978(シャトー・レヴァンジル)

2014-02-03 | ワインほか洋酒
Château L'Évangile 1978(シャトー・レヴァンジル)
Pomerolポムロール

14haの畑は、北をラ・コンセイヤント、ヴィユー・シャトー・セルタン、ペトリュス、南をサン=テミリオンの偉大なシュヴァル・ブランに境を接する輝かしい立地にあり、土壌は粘土と砂が混じった深い砂利質土壌である。このような有利な点があるのだから、私は、レヴァンジルが(一貫性の模範ではないが)ペトリュスやラフルールやシュヴァル・ブランに匹敵するワインを生産することができると信じている。「ボルドー第4版」より

M 75% CF 25%という構成比率左岸とは異なり、Merlotを多く利用するのが特徴。年間3,500-4,000ケースという生産量。サントリーが保有するCh. Lagrangeが年間60,000ケースという生産量を誇ることを考えると、その差がうかがい知れます。開栓をして30分くらいからテイスティングをさせてもらったのですが、色は茶色に近づき、長い熟成を感じさせます。アロマは強くはないけれど、はっきりとしたアロマが感じられました。ちなみに、ある本ではではこのような紹介がされています。"Riches, pleins de raisi, offrant un caractère parfaitement équilibré, les vins de Château l'Evangile ont un bouquet inimitable, dans lequel de glissent parfois des relents discrets de réglisse, comme dans le Château Pétrus ; ils laissent dans la bouche un arrière-goût d'une rare finesse, dont on se souvient longtemps.
特筆すべきなのは、「真似のしようのないブーケ」と「完璧なバランス」という記述。まさにそうだと感じました。