つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

(津幡)街をかける少女。

2011年12月15日 23時37分56秒 | 日記
「今日の一枚」は、平日の朝の日常の風景である。
ある人は厳しい表情を崩さずに。
ある人は携帯電話で話しをしながら。
ある人は仲間と楽しげに談笑しながら。
小・中・高校生、勤め人たちが、それぞれの目指す場所と移動してゆく。
立場やゴールは違えど、「時」に追われているのは皆同じ。
彼女・・・サドルにまたがり“街を駆ける少女”も、急いでいる様子だった。

何らかの要因により登校・出勤・約束の刻限に遅れそうになったとしたら、
誰もが一度はこう考えた事があるはずだ。

『時間も空間も、一足飛びに越えることができたらいいのに。』

勿論、現実には叶わない夢なのだが、空想の中なら現実に出来る。
例えば「筒井康孝」が著したSF小説・・・
「時をかける少女」も、その1つである。

詳述は避けるが、主人公は中学生。
瞬間移動-テレポーテーションと、時間旅行-タイム・リープ、
2つの超能力を持つ少女。
度々、映画(アニメ)化、TVドラマ化され、今も愛されている名作である。
個人的には、NHKの少年ドラマシリーズ第一弾「タイムトラベラー」と、
「大林宣彦」がメガホンを取った、最初の角川映画版が思い出深い。

作品が最初に発表された、半世紀近くの昔、
「時かけ」の読者は未だ見ぬ未来へ憧れを抱き、
将来の自分や世の中に思いを馳せた。

…果たして21世紀の今は、当時のイメージと重なるだろうか?
「夢見た未来」と言えるのだろうか?
コメント
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