つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

世界を席巻する神話の住人。 ~ アマゾネス。

2020年02月11日 21時07分25秒 | 手すさびにて候。

ほんの手すさび手慰み。
不定期イラスト連載、第百三十弾は「アマゾネスの戦士」。

「アマゾネス」は、ギリシア神話に登場する部族のこと。
軍神「アレス」と、調和の神「ハルモニアー」の末裔。
武器や馬の扱いに長け、狩猟を糧とする優秀なハンター。
黒海沿岸~小アジア~北アフリカにかけ暮らしていた。

一族は女系社会。
他部族の男と交わり成した子は、男児は見捨てるか奴隷とし、
女児のみを受け容れたという。

また、弓を引きやすくするため右の乳房を切り落とした事から、
「a(欠けた)+mazos(乳)」の部族名が付いたとか。
いずれ神話の世界のハナシ。
真偽は明らかではない。

・・・さて、もう10年ほど前になるが、僕は一時期、熱帯魚を飼育していた。
ネオンテトラに代表される、小型テトラ。
口が吸盤上になった、プレコ。
丸っこくて体幅の薄いハチェットやエンゼルフィッシュ。
淡水エイ、ピラニアナッテリー。
大小、多岐に亘った多くは南米原産。
彼等の生息地も、同じ伝説が関わっているらしい。

時は大航海時代。
スペインの侵略者が密林で、女性だけの部族に襲われ大損害を被る。
このエピソードは評判を博し、
故事に倣って事件現場の辺りを流れる大河は、
「アマゾン」と呼ばれるようになった。
こちらも諸説アリ。

強くて美しい女戦士は、しばしば、現代のファンタジーに登場する。
小説、ゲーム、漫画、映画など枚挙に暇がない。
B級・・・エログロの類が少なくないのは、
それだけ(男目線で)好まれている題材なのかもしれない。

そして何より、
今では“流通の大河”である企業名としても定着。
その言葉を耳にしない日はない程、身近になった。

(※言語によって発音は異なるが「アマゾネス」に統一した)
コメント
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