飛騨の山猿マーベリック新聞

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◉横田滋さんの死で蓮池透さんが語った危機感!「家族会、救う会の“日本会議”化に抗する最後の砦だったのに」

2020年06月11日 23時51分03秒 | ●YAMACHANの雑記帳

横田滋さんの死で蓮池透さんが語った危機感!「家族会、救う会の“日本会議”化に抗する最後の砦だったのに」

横田滋さんの死で蓮池透さんが語った危機感!「家族会、救う会の日本会議化に抗する最後の砦だったのに」の画像1

横田さんの逝去で危機感を語る蓮池透氏(写真は2016年に本サイトのインタビュー時)

横田滋氏が亡くなったことで、マスコミは久しぶりに拉致問題を取り上げている。しかし、その論調はエモーショナルで表面的なものばかりだ。

 本サイトでは、安倍首相が近年、拉致問題をないがしろにし、横田夫妻についても冷淡な姿勢を見せていたこと、そして拉致問題を極右運動に利用しようという「救う会」(「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」)の姿勢が拉致問題の交渉を阻み、横田さんたちを苦しめてきたことを再三、指摘したが、そうした実態を伝える報道は皆無だった。

横田さんは、拉致問題解決に一向に道筋が見えない状況と安倍首相、「救う会」の政治利用に何を思っていたのか。

 当初、拉致被害者の蓮池薫さんの兄として「家族会」(「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」)事務局長を務めていたものの、ある時期から「家族会」と距離をおき、いまは安倍首相や「救う会」を批判している蓮池透さんに、横田さんへの思いと拉致問題の現状や今後について話を聞いた。

──横田滋さんが亡くなられて、いまは率直にどういう思いですか。

 蓮池 この時期に滋さんが亡くなったことは、言葉にならないくらい残念ですし、同時に危機感を感じています。みんながコロナ禍で苦労しているなかで、滋さんの死が、そして拉致問題そのものがかき消されてしまうのではないかと。マスコミは滋さんの死を受けて、「頑張った」「リーダーシップ」などと美談仕立てで報じています。まるで芸能人が亡くなったときと同じような報道じゃないですか。でもそれは違うでしょう。滋さんを追悼するのは当然のこととして、それに加えてなぜ拉致問題はこんな長い間、解決しないのか、できないのか。日本政府の問題も含め、あらためて検証するのが筋でしょう。亡くなられる前の滋さんの行動を讃えるばかりで問題をきちんと捉えてない。“夢叶わず”なんて言うんだったら、なぜ叶わなかったのか、それをきちんと検証すべきですよ。解決できない政府を批判、検証をすべきです。そうでなければ拉致問題はこのままダラダラと解決せず時が過ぎるだけです。実際、ワイドショーや報道もお涙ちょうだい一色報道でしたし、それも数日で終わってしまうでしょう。それが怖いなと思っています。

──9日には、妻の早紀江さんと息子の拓也さん、哲也さんが会見をしました。

 蓮池 正直に言うと、早紀江さんには「安倍さん、何やってるんだ!」くらいは言ってほしかったです。早紀江さんは数年前から政府への不信感を少しずつ口にしていましたから。この機会に強く要求してほしかった。しかし、そうした安倍首相への注文はなく、逆に息子さんが「安倍総理、安倍政権は動いてくださっています。なので何もしない方が政権批判をするのは卑怯だと思います」と言っていて。「安倍総理とともに」には違和感を覚えましたし、まだ安倍さんを評価し、頼るのかと悲しい気持ちになりました。
 ただ、これも「救う会」の影響があるんでしょうね。「救う会」はいまや極右思想と安倍首相礼賛の日本会議一派に牛耳られていますから。
 そもそも「救う会」は被害者を救出しようなんて気もまったくない。「安倍さんがやってくれる」という礼賛ばかり。「全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会」も、櫻井よしこ氏などが司会をするようになって、安倍教信者の集まりのようになってしまった。
 最近はさすがに国民大集会でも安倍首相に対して「何年経ってると思うんだ」などというヤジが飛ぶようになってきましたが、そうすると司会の櫻井氏が「総理のありがたいおことばですから、静かに聴きましょう」なんて止めるんです。一方、特定失踪者問題調査会代表の荒木和博氏が「(北朝鮮と)戦争しろ」と連呼しても止めようともしない。安倍首相への批判は止めるのに、戦争しろという暴論は制止すらしない。結局、「救う会」も櫻井さんも北朝鮮と戦争したいからでしょう。そんな危険な暴論がまかり通っているのがいまの拉致問題の現場なんです。
 そういう意味では、滋さんは、こうした極右化に抗する最後の砦でした。しかし、滋さんが亡くなって、今後、「家族会」「救う会」もさらに日本会議色が強くなっていくでしょう。

 
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◉安保60年 軍事でなく「いのち」守る政治へ 2020.6.10

2020年06月11日 13時23分11秒 | ●YAMACHANの雑記帳

安保60年 軍事でなく「いのち」守る政治へ 2020.6.10

 
チャンネル登録者数 4.62万人
#井上哲士 議員 国会報告 「日米安保発効60年 軍事同盟に代わる平和の枠組みを考える集い」主催/安保破棄中央実行委員会
 
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◉<参議院予算委員会>蓮舫議員が質疑 2020/6/11

2020年06月11日 13時10分26秒 | ●YAMACHANの雑記帳

<参議院予算委員会>蓮舫議員が質疑 2020/6/11

チャンネル登録者数 3910人
令和2年6月111日 ニコニコ生放送より
 
💛川野夏美 満ち潮
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◉給付金の審査現場は「素人が大半」//下請け派遣社員が証言

2020年06月11日 11時12分17秒 | ●YAMACHANの雑記帳

給付金の審査現場は「素人が大半」下請け派遣社員が証言

審査を担当する派遣社員が身に着ける名札やIDカード。勤務地や本人の名前などが記載されている=一部画像処理

審査を担当する派遣社員が身に着ける名札やIDカード。勤務地や本人の名前などが記載されている=一部画像処理

国の持続化給付金事業は、実体に乏しい一般社団法人を経由して委託・外注が重ねられ、業務の運営が不透明だとの批判が上がっている。「ひ孫請け」にあたる企業の子会社で給付金審査を担当する派遣社員は、無駄の多さや目まぐるしく変わる審査基準など現場の実態を語った。 (嶋村光希子)

「『資料を読んでください』と指示され、ほぼ一日、何もしなかった」。東京都北区にある審査現場で働いていた男性は、五月一日の申請初日から数日間のことを振り返った。後に、初日は申請が殺到したことで経産省中小企業庁のホームページにアクセスしにくくなっていたことが分かった。初日と二日の申請分のうち、一万件超の未入金があることが六月十日、明らかになった。
 審査は次から次へと回ってくるのではなく、待ち時間の方が長い日もあったという。「時給が付いているのに居眠りする人もいて無駄が多い」と業務の進め方に疑問を持った。
 男性は大日本印刷の子会社「DNPデータテクノ」への派遣社員。大日本印刷は元請けの一般社団法人サービスデザイン推進協議会から数えて、三次下請けとなるいわば「ひ孫請け」企業だ。広告大手の電通などとともに、法人の構成企業でもある。男性がいた北区以外にも、複数の審査拠点があるが、法人は一切公表していない。
 男性ら関係者によると、審査を担当する人たちは複数の派遣会社に所属している。勤務は昼と夜に分かれ、時給は千〜二千円台。机とパソコンが並ぶ部屋では百〜二百人の派遣社員が作業をしている。作業内容は、全国各地から送られた確定申告書の控えや売り上げ台帳を照合し、本人確認書類などをチェックする。持続化給付金にちなみ、業務のことを「JK」と呼ぶそうだ。
豊島区の拠点で働く女性は、登録先の派遣会社から案内を受けて五月中旬から審査業務にあたっている。「経理の用語も何も分からない素人が大半で、本当に大丈夫なのか」と話し「罪悪感」すらあるという。
 申請数に応じて審査基準が変わり、現場は常に混乱していると明かす。審査に必要な書類の画像が不明瞭な場合など、「SV」と呼ばれる上の立場にあたるスーパーバイザーに判断を仰ぐも、彼らも派遣で分からない場合が多い。「チラシの裏やふせんに走り書きしたような記録が通った時は驚いた」という。
 持続化給付金の事業を巡っては、実体に乏しいとされる法人を通じた業務運営に批判が上がる。「一刻も早く給付金を求める人がいて、お金が届かない人が多いのはおかしい」と女性。事業の運営体制に疑問を持つ。
◇「持続化給付金」事業に関する情報やご意見を、東京新聞経済部までお寄せ下さい。[E-mail]keizai@tokyo-np.co.jp
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◉山口敬之に月80万円支払い「OKWAVE」社外取締役に安倍首相と親密な女性実業家! 経営企業で安倍政権が推進する“性暴力電話相談”を受注

2020年06月11日 10時34分15秒 | ●YAMACHANの雑記帳

山口敬之に月80万円支払い「OKWAVE」社外取締役に安倍首相と親密な女性実業家! 経営企業で安倍政権が推進する“性暴力電話相談”を受注

山口敬之に月80万円支払い「OKWAVE」社外取締役に安倍首相と親密な女性実業家! 経営企業で安倍政権が推進する性暴力電話相談を受注の画像1
山口氏出世作『総理』(幻冬舎刊)

ジャーナリスト・伊藤詩織さんが漫画家のはすみとしこ氏らを提訴したことで、あらためて浮き彫りになったのが、この国の性暴力被害者が置かれた状況だ。本来、被害者は救済を受けるべき存在であり、その主張は広く社会で共有されるべきなのに、日本では逆に被害者のほうに落ち度があったとか、トラップを仕掛けたとか、理不尽に責め立てられる。


 しかも伊藤さんの場合は、加害者が安倍首相御用達のジャーナリスト・山口敬之氏であったためなおさらだ。安倍応援団やネトウヨから寄ってたかって伊藤さんに対して「売名行為」「裏で反安倍勢力とつながっている」などの事実無根の誹謗中傷を浴びせられてきた。

一方、対照的なのが、加害者である山口氏だ。「安倍首相にもっとも近いジャーナリスト」と呼ばれてきた山口氏に伊藤さんへの準強かん容疑で逮捕状が出ていたにもかかわらず、逮捕直前に“菅義偉官房長官の子飼い”である当時の中村格・警視庁刑事部長(現・警察庁次長)が逮捕をストップさせていたことは有名な話だが、この性暴力疑惑が明るみになったあとも、山口氏は安倍応援団や御用メディアからひたすら擁護されてきた。

 しかも、安倍政権の威光で金銭的な恩恵まで受け続けていたらしい。

 じつは、伊藤さんの提訴であらためて1本の週刊誌記事がSNS上でクローズアップされ、拡散されている。それは「FLASH」(光文社)5月12・19日号に掲載された「「安倍首相のお友達」山口敬之氏、有名企業から偽名で月80万円」という記事だ。

 その内容は、昨年7月から今年2月にかけて日本初の最大級Q&Aサイト「OKWAVE」を運営する株式会社オウケイウェイヴと“業務委託契約”を結び、月平均80万円以上の金が渡っていた──というもの。

 伊藤さんが起こした民事訴訟では、昨年12月、伊藤さんの主張を全面的に認める勝訴判決が出ている(山口氏は控訴)。そもそもこうした人物と業務委託契約を結ぶこと自体、企業倫理が問われるものだが、契約が“山口尊之” や “山口尊行” という偽名で結ばれており、さらには山口氏との業務委託内容には世界的外資系IT企業・X社の「営業支援」と書かれているにもかかわらず、X社は「弊社の製品や販売活動に対して、山口氏からサポートを提供されていることを聞いたことも、知らされたこともありません」と山口氏との関係を否定しているのだ。

 記事では「株主から訴訟を起こされる可能性がある」と指摘しているが、それでは、どうしてオウケイウェイヴはこんな契約を山口氏と結んだのか。その背景にはやはり、“アベ友利権狙い”“があったようなのだ。

「FLASH」によると、昨年5月ごろの取締役会でオウケイウェイヴの兼元謙任会長が「“山口さん”を顧問にしたい」と言い出したというが、同社の幹部社員はこう語っている。

「どうやら、山口氏が安倍首相と “友達” であることに期待しているようです」
「会長の口からも、“政府とのパイプを期待して” との発言がありました」

「安倍首相にもっとも近いジャーナリスト」と呼ばれる山口氏に“政府とのパイプを期待して”業務委託契約を結ぶ──。性暴力事件の逮捕もみ消し疑惑まである人物だというのに、むしろそこまで安倍官邸に近い人物だからこそ、山口氏は人脈を買われたということなのだろうか。ともかく、「安倍首相のお友だち」であるというだけで月平均80万円以上もの“報酬”を得られるとしたら、これほど美味しい“ビジネス”はないだろう。

 
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◉論戦ハイライト コロナ危機 雇用・教育・検査 首相をただす 第2波に備えた対策を 衆院予算委 志位委員長の質問

2020年06月11日 10時24分55秒 | ●YAMACHANの雑記帳

論戦ハイライト

コロナ危機 雇用・教育・検査 首相をただす 第2波に備えた対策を

衆院予算委 志位委員長の質問

 10日の衆院予算委員会で日本共産党の志位和夫委員長は、新型コロナウイルスによる雇用危機、検査体制と保健所体制、子どもたちの学び、心のケアの問題について、感染拡大の「第2波」に備える立場から政府の姿勢をただすとともに打開策を提起しました。


写真

(写真)質問する志位和夫委員長=10日、衆院予算委

雇用危機打開

志位「雇調金の大転換を」 首相「ドイツの制度も参考に」

 雇用危機をどう打開するか。志位氏は、4月で約600万人(労働力調査)と空前の規模になった休業者を失業者にしてはならないと強調。新型コロナの影響で業績が悪化した企業を支援する雇用調整助成金の相談件数がすでに44万件を超えているのに、申請書提出件数は約13万件、支給決定件数はわずか6万9898件(8日時点)にとどまっていることを示しました(パネル1)。

 約600万人の休業者に雇調金の対象となる時短休業者を加えると1000万人を超えているのに、この支給決定数では実際に手当てされている労働者は推計「133万人」(加藤勝信厚生労働相)にとどまっています。

 煩雑な手続きの「簡素化に努めている」という安倍晋三首相に、志位氏は、それでもなお煩雑な添付書類があり、労働局にも電話がつながらないなど事業者が申請書を提出するには多くのハードルがあると指摘。「休業者への手当てが遅れれば、大量解雇、大量倒産は避けられない。相談件数と支給件数との間にあるギャップを一刻も早く埋める必要がある。『まず給付し審査は後で』という仕組みへの大転換が必要だ」と強調しました。

図

(パネル1)出典:厚生労働省ホームページ及び同省職業安定局からの聞き取りにもとづき志位和夫事務所が作成

 そこで志位氏が取り上げたのが、ドイツの「クルツアルバイト」(時短労働給付金制度)という制度です。やむをえない事情で企業が従業員の労働時間を短縮する場合、賃金減少分の6割を国が補填(ほてん)します。4月下旬までの2カ月弱の期間に1010万人もの労働者の時短(休業)がこの給付制度でカバーされました。

 なぜ驚くほどの迅速処理が実現できたのか。志位氏は、大幅な体制強化とともに申請と審査の進め方が日本とは全く違うと指摘しました。

 同制度では、新型コロナ対応で、申請書類は「従業員に払う休業手当総額」「従業員ごとのリスト」のわずか2種類となっており、添付書類はいっさい必要ありません。また、事前審査もなく、「給付が先、審査は事後」で、事後チェックも抜き打ち・抽出審査のみです。

 志位氏は、4月29日の質問で自身が求めた、雇調金の上限額のイギリス並み(月33万円)への引き上げを首相が認めたことについては評価したいと述べた上で、「ただ、事前審査の仕組みが変わっていないためにスピードが間に合わない」と現在の問題点を指摘。首相が「思い切って発想を変える」「性善説に立って対応していく」と表明してきたことにもふれ、次のように提案しました。

 志位 限度額はイギリス並みに引き上げたのだから、支給方式はドイツ式を取り入れる。良いものは外国に学ぶ。どうか。

 首相 ドイツの制度についても参考にさせていただきたい。

子ども 教育

志位「心のケアに取り組む教育が必要だ」 首相「寄り添うこと求められる」

図

(パネル2)出典:国立成育医療研究センター「コロナ×こどもアンケート」中間報告(2020年5月12日)から志位和夫事務所が作成

 6月1日から全国の学校が再開されましたが、長期休校で子どもの学習が遅れるとともに、子どもは不安やストレスを抱えています。国立成育医療研究センターのアンケート結果では、多くの子どもが「集中できない」「イライラする」と回答するなど、心への影響の深刻さが表れています。(パネル2)

 志位氏は、教員が「子どもの心のケアをすることが学びを進める前提」と異口同音に語っていることを紹介し、首相に問いました。

 志位 一人ひとりの子どもに丁寧に寄り添い、心のケアに取り組む手厚い教育が必要だ。

 首相 心に寄り添いながらサポートすることが求められている。

 志位氏は、学習の遅れを取り戻そうと7時間授業など詰め込み教育をすれば子どもに新たなストレスを与えると指摘し、「子どもたちをゆったり受け止めながら、学びとともに遊びや休息を保障する柔軟な教育が大切だ」と提起。安倍首相は「最終学年以外の子どもは2、3年間で無理なく学習を取り戻せるよう特例を設ける」と語りました。

 首相も手厚く柔軟な教育の必要性について認めました。では、どうすればそうした教育は可能になるのでしょうか。

図

(パネル3)出典:「提言9月入学よりも、いま本当に必要な取り組みを―より質の高い教育を目指す改革へ」日本教育学会(2020年5月22日)から志位和夫事務所が作成

 志位氏は、学びを保障し、ストレスや悩みに応える学校づくりのため教員10万人増とスタッフの大幅増員が必要とする、日本教育学会の提言(5月22日)を紹介しました。(パネル3)

 小中高の学校教員数は全国で90万人。10万人増とは約1割増やそうというものです。志位氏は、同学会が定年退職した教員のうち10万人など潜在的に教職につける人がいることなどを具体的に示していることもあげ、首相に決断を迫りました。

 志位 政府が「セーブ・ザ・チルドレン」(子どもを救え)と呼びかけ、きちんとした待遇を示せば10万人の教員を増やせる。

 首相 第2次補正予算で教員や学習指導員、スタッフを計8万5千人追加で配置する。

 志位氏は、政府の第2次補正予算案では小・中学校の教員の加配は3100人で、10校あたり1人にすぎないことを指摘。教員増を中心にすえて子どもの学びを保障するように求めました。

志位「少人数学級の加速を」 首相「検討していきたい」

 さらに志位氏は「教員の大幅増は学校での感染拡大を防止するうえでも必要不可欠です」と強調しました。

 政府の専門家会議は「新しい生活様式」として、人との間隔を「できるだけ2メートル(最低1メートル)空ける」ことを基本にしています。志位氏は、文部科学省が発表した衛生管理マニュアルにある教室内の席配置の図を示し、「2メートルの間隔を取るには(1クラス)20人程度に抑えることが必要になる。40人学級では1メートル空けることも難しい」と指摘。萩生田光一文科相は事実を認める一方、「感染レベルにあわせ、学校運営をしていただきたい」などと述べました。

 志位氏は、現場では約20人の分散授業の取り組みなどが途中で終わり、最後まで緊急事態宣言が続いた8都道府県でも大半が15日から40人学級に戻る予定だと指摘。「20人授業を続けるには現在の教員数では少なすぎます」と語り、「身体的距離の確保」を「新しい生活様式」として取り組むのなら「子どもが学校で最も長い時間を過ごす教室でも保障すべきです」と求めました。

 そのうえで、日本教育学会が提唱する教員10万人増を実現すれば、全国的に20人程度の授業が可能になると強調。15年に安倍首相が少人数学級を進めるため「鋭意努力していきたい」と答弁したことに触れ、教員増の実現を迫りました。

 志位 今回の事態を踏まえ、少人数学級の取り組みを加速させると約束してください。

 首相 コロナ後を見据えどう対応していくか、検討していきたい。

 志位氏は、コロナ後の社会を見据え、保健所や医療を削り、教育のゆとりをなくしてきた政治を反省し、転換するよう強く要求。教員の大幅増は「困難を乗り越えた後、子どもたちに少人数学級をプレゼントすることになる」と述べ、「ぜひプレゼントしようじゃないか」と呼びかけました。

検査と保健所

志位「PCR検査、保健所体制の抜本強化を」 厚労相「感染の可能性があれば公費で検査」

図

(パネル4)出典:厚生労働省健康局健康課地域保健室調べから志位和夫事務所が作成

 志位氏は「『第2波』の兆候を的確につかみ、感染拡大を早期に封じ込めるため、検査体制、保健所体制の抜本的な強化が必要だ」と提起しました。

 PCR検査の体制をめぐっては、「積極的感染拡大防止戦略への転換」を訴える岩手、愛知、広島など18道県の知事の「緊急提言」を紹介。「先手を打って感染拡大を防止する」として、すべての有症者・接触者への速やかな検査や、医療・介護・障害福祉事業関係者への症状の有無を問わない優先的な検査を掲げ、検査能力を1日10万件、20万件まで引き上げるよう訴えているとし、「積極的・合理的な提案だ。受動的検査から積極的検査への転換を政府として宣言し、断固実行に移すべきだ」と迫りました。

 安倍晋三首相は、濃厚接触者については「症状の有無にかかわらず検査」することにしたと述べたものの、「戦略的転換」については答えませんでした。

 志位氏は「濃厚接触者は無症状でも検査する方針に変えたのは一歩前進だ」としつつ、「現場の医師まかせでなく、国の方針として積極的な検査戦略を宣言すべきだ」と強く求めました。

 志位氏は、院内・施設内感染を防止するため、医療・介護・障害福祉の現場での検査拡充が急務だと強調し、院内感染防止に成功した病院の取り組みを分析した黒木登志夫前岐阜大学学長・東京大学名誉教授が、成功の要因にコロナ患者と接触した可能性のある人、職員、入院患者へのPCR検査の徹底を挙げ、「厚労省が(徹底のための)わずかの予算を渋っていることが、病院クラスターを作り、医療崩壊を招く」と指摘していることを紹介。「この批判をどう受け止めるか。少なくとも地域で感染拡大の兆しがあれば、医療・介護・福祉施設関係者には、国の責任で無症状者も含めて検査する方針をとるべきだ」と迫りました。

 加藤勝信厚労相は「感染の可能性・端緒があれば積極的疫学調査(検査)を行い、費用は国費か地方公共団体が負担する」と答えました。

 志位氏は、保健所の体制について「抜本的強化の必要性が、コロナ危機を通じて痛いほど実感された。政府の専門家会議も体制強化を訴えている」と指摘。「全国の保健所数は1990年の850カ所から19年には472カ所に激減した」と追及しました。(パネル4)

 志位 保健所職員は不眠不休で奮闘したが、パンク状態に陥った。保健所数の削減が原因だという認識はあるか。

 首相 保健所の減少傾向は、市町村の保健センターとの役割分担の明確化や集約化が進んだ結果だ。

 志位 反省がない。保健センターでは感染症対策はできない。職員数も3万5000人から2万8000人に減っている。

 志位氏は、2010年の新型インフルエンザ対策に関する政府の報告書でも、保健所や地方衛生研究所の組織・人員体制の大幅強化が提言されていたのに、安倍政権は警告を無視して今日の事態を招いたと批判。「第2次補正予算案には保健所の恒常的な体制強化のための予算は1円もない」と述べ、一刻も早い体制強化を強く求めました。

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