自民は電通から巨額献金 安倍首相ら“重鎮”政党支部に寄付
安倍首相や二階幹事長(央)ら、自民党‶重鎮″に献金(右は上から高村正彦前副総裁と小池百合子都知事)/(C)日刊ゲンダイ
新型コロナウイルス対策の「持続化給付金」事業を受託した「サービスデザイン推進協議会(サ推協)」が、事業の大部分を広告大手・電通に再委託していた問題が炎上中だ。 “トンネル法人”と指摘されるサ推協が経産省から受託した事務費は769億円。大半が電通とその関連会社に再委託され、批判が集中している。「電通ありきの政策」と問題視されているが、ナント、安倍自民が渦中の電通から巨額の献金を受け取っていることが分かった。献金を受領していたのは、安倍首相をはじめとした自民党の重鎮が代表を務める政党支部だ。安倍の支部は2011~14年に計40万円、二階俊博幹事長が代表を務める支部も、11~14年に計40万円の寄付を受けている。他にも、高村正彦前副総裁、小池百合子都知事、林芳正元農相、野田聖子衆院議員ら、党の要職を務めてきた“お歴々”が代表の支部が10万~40万円の寄付を受けている。
“辺野古新基地反対の揺るがぬ民意示した”
良識ある審判に心から敬意
安倍政権は建設断念を 小池書記局長が表明
日本共産党の小池晃書記局長は8日、国会内での記者会見で、7日投開票の沖縄県議選で日本共産党が7人全員当選で1議席増を果たし、玉城デニー県政与党が過半数を獲得したことについて「画期的で重要な成果だ」と述べ、政府が新型コロナウイルス危機のもとで“火事場泥棒”のように進める辺野古新基地建設に反対する揺るがぬ民意とデニー県政への高い評価が示されたとして、「県民の良識ある審判に心から敬意を表したい」と表明しました。
小池氏は「わが党は選挙戦で、オール沖縄のみなさんとともに“2兆5500億円の辺野古新基地建設費を暮らしと経済回復に回せ”と訴え、この訴えが選挙戦のなかで大きく広がったと感じている」と強調。投票率が過去最低を記録したにもかかわらず、日本共産党の得票数(無投票の浦添市を除く)が前回比で95・1%に達したのに対し、自民党は今回初めて辺野古新基地建設容認を公約しながら、選挙中は新基地問題についてほとんど語らず、論戦回避と組織の締め付けを徹底して議席は伸ばしたものの、得票数は前回比で81・16%にとどまったとして、「自民党に対する県民の支持が必ずしも広がったというわけではない」と強調しました。
その上で、菅義偉官房長官が8日の記者会見で「地元では(新基地建設に)かなり理解が進んできているのではないか」と発言したことに言及し、「いったいどこを見てものを言っているのか。県政与党が過半数を獲得し、日本共産党も議席を伸ばしたのだから、到底こんなことは言えないはずだ。沖縄県民の心を逆なでするものだ」と厳しく批判しました。
小池氏は「7議席の県議団になった日本共産党としては、他の与党会派とも力を合わせてデニー県政を支え、コロナ対策、暮らしと経済、景気の回復のために、公約実現に全力を挙げていきたい」と表明。安倍政権に対して、「県民の度重なる民意に従って、辺野古新基地建設を直ちに断念し、普天間基地の運用停止、無条件撤去の道に進むべきだ」と主張しました。
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沖縄県議選/民意に従い新基地は断念せよ
きょうの潮流/ひとのために役立つ政治を。それが原点でした。現職の沖縄…
「#関西民放5局の偏向報道に抗議します」は当然…吉村洋文知事の異常なテレビ出演! 5月はなんと30本、“実は仕事してない”疑惑
吉村洋文公式サイトより
昨日7日、本サイトでは稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人のインターネット番組『7.2 #新しい別の窓』(AbemaTV)に大阪府の吉村洋文知事がリモート出演に対し、SMAPファンが鋭い抗議の声をあげたことを紹介したが、じつは同時に、Twitter上ではこんなハッシュタグがトレンド入りしていた。
「#関西民放5局の偏向報道に抗議します」
このハッシュタグが一体、関西民放5局の何に抗議しているのか。それは、在京テレビ局が吉村知事や橋下徹氏を連日のように出演させ、さらにワイドショーや情報バラエティで吉本芸人らが無批判に吉村知事を持ち上げつづけるという“維新礼賛”報道に対する抗議だ。
〈在阪TVは知事の言うこと(思いつきも含め)を垂れ流し、それを局アナや吉本芸人が褒め称えるだけでその後の検証をしません。カジノについてもあたかも大阪に決まっているかのような報道。異常だと思います。〉
〈最近の関西の情報番組はぜったいにおかしいです。なぜそこまで維新を持ち上げるのですか?この調子だと、都構想の説明もメリットしか報道しなさそうで怖いです。〉
〈「私人に戻った」とはいえ、何かといえば橋下徹氏がご意見番出演するのも、おかしな話だと思います。中立を装いつつ、維新をアシストするコメントを常にしています。その上に吉本芸人が維新提灯持ち発言をする番組ばかり。もういいかげんにしていただけませんか。〉
〈関西2府4県あるにも関わらず、コロナに関する報道はほぼ大阪のみ、話すのは維新関係者。キャスター、ゲストの誰もが疑問も出さず称賛翼賛。報道とは、なんですか?〉
たしかに、全国ネットの番組でもしょっちゅう吉村知事や橋下氏がリモート出演しているが、そうした維新関係者が出演せずとも、ニュース番組からワイドショーまで、吉村知事の話題は大きく取り上げられつづけている。だが、在阪メディアはそれどころではない「異常」な状態だと視聴者が声をあげた。そして、この「#関西民放5局の偏向報道に抗議します」というハッシュタグをつけた投稿は、本日午後の時点で10万を超えたのだ。
関西のテレビがどんな異常な状態になるのか。それは、大阪府HPが公開している「知事の日程」を見ても一目瞭然だ。新型コロナに絡んで、吉村知事が実務そっちのけでテレビに出演しているのか、「知事の日程」からあぶり出していこう。
まず、吉村知事が新型コロナ問題で「公務」としてテレビに出演しはじめたのは、3月のこと。同月5日に大阪市内のライブハウスでクラスターが連鎖発生した可能性があると報じられたが、7日放送の読売テレビ『ウェークアップ!ぷらす』では「クラスター“連鎖”防げるか 吉村大阪府知事ナマ直撃」と題し、吉村知事が生出演。その後も12日に『情報ライブ ミヤネ屋』、14日に『あさパラ!』と連続して読売テレビのワイドショー、情報バラエティ番組に出て、17日には『報道1930』(BS-TBS)に出演した。