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◉非情な名古屋高裁・「多胎育児の過酷さ」への理解求める声

2019年09月24日 17時16分02秒 | ●YAMACHANの雑記帳

31歳母の懲役3年6月の実刑判決支持 愛知・三つ子の次男傷害致死 名古屋高裁

 
減刑を求めて集めた署名を手に名古屋高裁に向かう日本多胎支援協会とNPO法人「ぎふ多胎ネット」のメンバーら=名古屋市中区で2019年9月24日午後0時28分、兵藤公治撮影

 愛知県豊田市で生後11カ月の三つ子の次男を暴行して死亡させ、傷害致死の罪に問われた母親の松下園理(えり)被告(31)の控訴審判決で、名古屋高裁(高橋徹裁判長)は24日、懲役3年6月とした裁判員裁判の1審・名古屋地裁岡崎支部判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。弁護側は執行猶予付きの判決を求めていた。今年3月の1審は責任能力の有無による量刑判断が主な争点となり、「うつ病が犯行に及ぼした影響は限定的。行政などの対応に非難の程度を軽減できる事情は認められない」などとして実刑判決を言い渡した。控訴審で弁護側は「過酷な育児の中で重度のうつ病を発症し、心神耗弱が認められる」と主張。「母子関係を再構築しようとし、自分の罪と向き合う覚悟を決めている」として執行猶予付きの判決を求めていた。1審判決によると、松下被告は昨年1月11日夜、泣き始めた次男にいらだち、畳に2回たたきつけ、同26日に脳挫傷で死亡させた。【川瀬慎一朗】

「多胎育児の過酷さ」への理解求める声

 裁判を巡っては、双子や三つ子などの多胎家庭の支援に取り組む「日本多胎支援協会」(神戸市)が、1審判決を「多胎育児の過酷さと、支援すべき制度などの不備を正しく評価していない」などとし、執行猶予を求める署名活動を実施。この日までに約1万3000の署名が集まり、名古屋高裁に提出した。この日、裁判を傍聴した同協会の糸井川誠子理事(59)は「事件を起こした時と現在の彼女を取り巻く状況は明らかに違う。多くの人に助けられ、しっかりと立ち上がろうとする姿が感じられた」とし、「極限状態で起きた事件で、その環境に置かれたら誰でも起こす恐れがあったと思うので、情状酌量を求めたい」と話した。また、多胎児の親でつくる「あいち多胎ファミーユ」(名古屋市)理事長で、自身も3歳の三つ子を育てる日野紗里亜さん(31)は「(0歳の時の)自分の育児と重なり、胸が押しつぶされそうだった。(松下被告には)想像を絶するほどの負担だったのだろう」と声を詰まらせた。【細川貴代】

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