thavasa5705 さんが 2011/11/08 にアップロード
10日、野田首相が正式表明する構えの日本のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加問題。
賛成・反対に分かれる地元に板挟みとなる野田グループの議員を追いました。
7日、永田町の議員会館前で、反TPPの声をあげていたのは、福岡県などの農業関係団体。
前を通りかかった鳩山邦夫元総務相に、「今、参議院の方を回っていまして、お願いに」と、すかさずTPP反対を働きかけた。
鳩山元総務相は「わかってないね政府は、全くわかってない」と述べた。
福岡県の農家は「わたしのエリアの先生で、まだはっきり反対という声を聞いていないので、反対という声を聞きに行きたいと思っています」と語った。
そして、JA全中が行うTPP反対署名に、まだ賛同していない国会議員のもとへ、「踏み絵」を迫りに向かった。
一方、TPP賛成派からは、政府に要望書。
連日TPP反対派に対抗した陳情合戦が繰り広げられている。
TPP交渉に参加の立場を示すのは、民主党の大西健介衆院議員(野田グループ)。
しかし、地元の愛知・三河地方は、TPPの恩恵を受ける製造業が盛んな一方、打撃を受ける農業も盛んな微妙な地域だった。
先週末、大西議員が訪れた地元の愛知・碧南市の神社の「餅投げ祭」。
神が宿るとされるこの餅に使われるコメも、農協の主張によれば、TPP参加で外国産になってしまうこともあるという。
西端八剣神社の氏子は「神様のための餅投げだから、やはり国産の餅米でやりたいね」と語った。
大西議員は、祭りの会場で、TPPについて説明していた。
地元の人「結局、日本が入ったとしても、有利にならないでしょ」
大西議員「それは、交渉参加してみて。交渉参加して、日本の国益に反する話だったら、やめればいい」
大西議員「TPPの話、賛否ありますがどうですか?」
地元の人「本当にわからん、あれ」
その夜、大西議員が訪れたのは、コメや野菜を作っている専業農家・近藤牧雄さん。
農協に所属するものの、工業関係の友人も多く、TPPについて複雑な立場だという。
近藤さん「商工会議所はTPP賛成。農協に行きゃ反対。俺どうすればいい」
大西議員「農業・工業どっちとるんだという、そういう話ではないではないと思う。TPP賛成、反対というより、農業をよくしてくれればどちらでもいいと」
近藤さん「そうです、そうです」
こうした中、TPPの交渉参加を決断しようとしている野田首相。
決断の背景に何があるのかについて、大西議員は「今まで先送りしてきた課題を自分がけりをつけるという、強い思いをお持ちなんじゃないか」と述べた。
実は、1993年、細川内閣のもとで道筋をつけた、GATT(関税および貿易に関する一般協定)のウルグアイ・ラウンド。
当時、日本新党から初当選した野田首相は、農業の強化を条件に、コメの輸入を解禁すべきと主張していた。
あれから18年、野田首相は、後見人・細川元首相と同じ決断を行うのだろうか。
しかし、国民新党の亀井代表は7日、TPP慎重派議員らの集会で「あの時、ウルグアイ・ラウンドで、もてはやされた細川政権が、あっという間に消えた。細川さんの亡霊が今また覆っている感じがします」と述べた。
野田首相は、10日にも最終決断をする見通し。
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http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4874297.html
きょう夕方行われる見通しだったTPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加についての野田総理の記者会見が、明日に先送りとなりました。
総理官邸では先程まで政府民主三役会議が開かれていましたが、出席者によると、提言をまとめた党内の状況を伝えられると、野田総理が「じっくり考えたい」と述べたということです。また、午後4時半に予定されていた閣僚委員会も延期となりました。
(10日16:49)
☆単に格好付けで延期したのかな~・・・・・(怒り)