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◆デスクメモ
21年総選挙での共闘「失敗」報道
小池氏「事実に反する」
日本共産党の小池晃書記局長は26日、国会内で記者会見し、立憲民主党の代表選挙を巡り、2021年の総選挙で日本共産党と立憲民主党が「限定的な閣外からの協力」で合意したことが失敗であったかのような報道がされているとして「事実に全く反する」と述べました。
小池氏は、21年の総選挙は野党が初めて本格的な共闘の態勢―共通政策、政権協力、選挙協力で合意して臨んだ選挙だったと強調。日本共産党が「野党共闘で政権交代をはじめよう」と訴えたことは、自公政治からの転換を求める国民の願いに応えるものだったと述べました。
同時に日本の歴史で初めて日本共産党が協力する政権が実現する可能性が生まれ、支配勢力―自公と補完勢力からは必死の野党共闘攻撃、日本共産党攻撃が行われた選挙だったと指摘しました。
小池氏は「そうした激しい攻撃にもかかわらず市民と野党の共闘は重要な成果を勝ち取った」と強調しました。共闘勢力で一本化した59の選挙区で勝利し、自民党の重鎮や有力政治家を落選させ、33選挙区では自民党候補を僅差まで追い上げたと紹介。勝利した59選挙区のうち56選挙区で、共闘勢力の比例得票の合計を小選挙区候補の得票が上回る「共闘効果」が生まれたと述べました。
小池氏は「もし野党がバラバラにたたかっていたら、自民党の圧勝を許したことを示している。共闘がさらに力あるものとなっていたら、全く異なった結果が生まれていたのではないか」「野党共闘の成果が、支配勢力の激しい攻撃をはね返してのものであることはとりわけ意義深い」と主張しました。
一方、総選挙のたたかいを通じ前向きの解決がはかられるべき課題も明確になったと指摘。野党が力を合わせ、共闘の大義や共闘によって生まれる新しい政治の魅力を、さまざまな攻撃を打ち破って広い国民に伝えきる点で十分とは言えなかったとして、「参加した野党が力を合わせ、声を合わせて共闘の大義と魅力を訴えてこそ心に響く。その点で弱点を残した」と述べました。
また、本気の共闘に発展させる上で、共闘に参加する政党の対等平等・相互尊重を貫いてこそ大きな力を発揮できるとして「前回は気持ちの良い共闘関係をつくれた地域もあるが、そこまで至らなかった地域も多く残された」と指摘しました。
小池氏は、市民と野党の共闘は発展途上にあると述べた上で「政治を変える道は共闘しかない。これまで築き上げてきた合意、公約を誠実に守り抜き、野党共闘の大義を発展させるために今後も力を尽くしたい。そのためにも共産党そのものを躍進させることが何より重要だ」と語りました。
★まもなく立憲民主党の代表選(9月7日告示、23日投開票)が始まるが、出馬しそうな候補者のビジョンがなかなか国民には理解しがたい。党代表・泉健太は早い時期からミッション型内閣を提唱している。これは各野党と一点でも組めるところがあれば、そのミッションを実現するために協力し合う。教育無償化を維新と、ガソリン税を一部軽減する「トリガー条項」凍結解除を国民民主党とといった具合だ。それでいて外交・防衛、社会保障などの根幹を担う政策は自民、公明両党の政権の政策を踏襲する。与党との違いを見せるのはむしろこっちではないか。各党との協議はうまくいっていない。
★元首相・野田佳彦は表明こそしないが、党内の若手・中堅の「直諫の会」が出馬要請し、小沢一郎のグループからも期待がかかる。野田は3月、テレビ番組で次期衆院選で「地域的に強い弱いがある。すみ分けは仕方がない」と日本維新の会との候補者調整を提唱。関西を維新、関東を立民で調整すれば「接戦区でも自民党に勝てるかもしれない」と乱暴なプランを打ち出し、党内から強い反発を受けている。野田は財務相、首相を歴任し財務省の考えを踏襲。消費税の増税などにも理解を示す。また民主党政権時、野党の自民党総裁・安倍晋三と党首討論で解散を表明、惨敗して多くの仲間を失った。野田と言えばすぐこの話をし始める議員は多く、その傷はいえていない。
★応援団の勘違いも理解しがたい。22日、連合会長・芳野友子は代表選について会見で「これまで築き上げてきた信頼関係を継続できる候補に代表に就いてほしい」と泉の再選を期待した。立憲の衆院議員が言う。「一体どういうつもりでこういう発言をするのか。衆院はほとんど連合のおかげで当選する議員はいない。でも誰も口にしない。参院の組織内候補は何を考えているのか、威張ったり仕切りたがりが多い。背景には芳野発言のように党にプレッシャーや影響を与える」。誰も国民を向いていない。組織や自分の都合ばかりだ。(K)※敬称略