何か目標がないと冬壁に向けてのトレーニングに本腰が入らないため、思い切って、霧島登山マラソンに2ヶ月前にエントリーした。そのレースの日が来た。
大会の内容は、鹿児島と宮崎県にまたがる高千穂の峰に駆け上がるというレースで、標高差1200m、走行距離9kmという過酷なものである。
内容は以下の通り。
スタート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エイドステーション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山頂(ゴール)
5,5km車道(標高差300m) 3,5km山道(標高差900m)
スタート前
前日、山江あたりでクライミングをしてから霧島まで移動しようと考えていたが、腰と足首の状態が思わしくないため、念を入れてスポー
ツ外科に行って痛み止めの注射を打ってもらい、万全の体制で望むことにした。
午後2時、2台の車に7人が乗り合わせ、霧島へ。3時間半ほどでキャンプ場へ到着し、テントを立てた後、早速、酒盛りを始める。皆、レー
ス前というのによく飲む。人のことは言えないが。本来なら自粛するところであるが、やはり仲間とともに飲むのは実に楽しい。
夜半過ぎから、ぱらぱら降っていた雨が土砂降り状態となり、目を覚ます。その後、寝れず、もんもんと明け方まで過ごす。当然、雨と寝
不足のため、モチベーションは急降下。早くも厭戦気分になり、若干、中止を期待する。案内によると、荒天を除き雨天決行となっていたが、
あれだけ降ったら中止もありえるだろうと、会場に行くとかなりの人が集まっている。中には雨の中、アップしている人も。こちらとは気合
がまったく違うようだ。
大会式典が終わり、スターと地点へと並ぶとやはり、周りの雰囲気が違ってくる。緊張感が伝わってくる。こちらは、何しろ初めての経験、
タイムの目安が明確にないために、その辺の緊張はないものの、替わって、レースはきつくないだろうか。上まで行けるだろうか等、周りの
人とは違った後ろ向きな気持ちばかりでなかなか気勢が上がってこない。それでも、ピストルの合図と共に周りが走り出すと、闘争心に火が
点いてきた。
グランドを一周するとすぐに坂道ロードとなる。これが5.5kも続くのである。これまで練習でも経験したことのない未知の世界。それを考
えるとキロ、6分半のイーブンペースで行けばなんとかなるだろうと漠然と思っていたが、やはりそこはレース。6分に速まり、なんとか5kま
ではそのペースを維持することが出来たが、最後の500mのきつい事といったらなかった。
エイドステーションで水を飲んでバナナを食べると、力が湧いてきて、すぐに登山道へと走りあがったが、昨日からの強い雨で道はぬかるみ、
走れる状況ではない。また、道も一人がやっと通れるほどの狭さのため、団子状態となり、かわして前へでようにもできず、しばらく歩くこ
とになる。これが良かったのか心拍数は落ち着き、要所要所、広くなったあたりでかわしながら順位をすこしづつ上げる。
レースの間、雨はやむ気配はなく、時折、土砂降りの中の競技となるが、その中に身を置いてみると体を冷やすのに好都合となる。多分、
晴れていたらより一層ばてていただろう。
山頂直下に差し掛かると、さすがにばててきた。ほとんど歩く状態でのゴールとなる。
順位は、522人のエントリーのうち112位。タイムもほぼ予想タイム。あまり良いとはいえないが、初めてにしては、リタイヤもせず、まあま
あの満足の結果と思っているところ。
雨のため、周りの風景はまったく見えない。
終わってみて
走る前は、雨の中、走るのは気が引けたが、これがアドベンチャーレースの雰囲気を出し、刺激的なレースとなった。晴れていれば、景色
もよく、紅葉も堪能できたであろうが、こういうレースも時には良いものである。
近年、トレランが流行っているが、初めてそのレースに参加して、トレイルランニングの魅力の一端が分かった。平地のレールよりも面白い
のは確か。そして、ここのレースなりの攻略方法も分かった。最初の5.5kは5分半ほどのペースで走り、山岳で渋滞に巻き込まれないのがタ
イムを縮めるコツであろう。来年、出ることがあれば、12分の短縮を目標に考えているところである。
今回のレース、実に17年ぶりのレースであった。初のトレイルランレールだけにどうなることかと危ぶまれたが何とか仲間のおかげで完走で
きた。出場そのものも仲間あって実現できたこと。ともに出場した面々に感謝したい。その6人のメンバーも無事に完走を果たした。忘れえ
ぬレースのひとつとなるだろう。
最後に、大会スタッフの方々には、滞りなく運営していただき、感謝したい。参加費は3000円と、並みの価格と思うが、地域の物産のお土産
をいただいたうえ、温泉券は付くわ、地域の方の炊き出しがあるわで、参加費以上の接待をしていただいた。
体育館で昼食の接待
トレランに興味がある方は、来年、エントリーしてみては。良い大会です。
大会の内容は、鹿児島と宮崎県にまたがる高千穂の峰に駆け上がるというレースで、標高差1200m、走行距離9kmという過酷なものである。
内容は以下の通り。
スタート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エイドステーション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山頂(ゴール)
5,5km車道(標高差300m) 3,5km山道(標高差900m)
スタート前
前日、山江あたりでクライミングをしてから霧島まで移動しようと考えていたが、腰と足首の状態が思わしくないため、念を入れてスポー
ツ外科に行って痛み止めの注射を打ってもらい、万全の体制で望むことにした。
午後2時、2台の車に7人が乗り合わせ、霧島へ。3時間半ほどでキャンプ場へ到着し、テントを立てた後、早速、酒盛りを始める。皆、レー
ス前というのによく飲む。人のことは言えないが。本来なら自粛するところであるが、やはり仲間とともに飲むのは実に楽しい。
夜半過ぎから、ぱらぱら降っていた雨が土砂降り状態となり、目を覚ます。その後、寝れず、もんもんと明け方まで過ごす。当然、雨と寝
不足のため、モチベーションは急降下。早くも厭戦気分になり、若干、中止を期待する。案内によると、荒天を除き雨天決行となっていたが、
あれだけ降ったら中止もありえるだろうと、会場に行くとかなりの人が集まっている。中には雨の中、アップしている人も。こちらとは気合
がまったく違うようだ。
大会式典が終わり、スターと地点へと並ぶとやはり、周りの雰囲気が違ってくる。緊張感が伝わってくる。こちらは、何しろ初めての経験、
タイムの目安が明確にないために、その辺の緊張はないものの、替わって、レースはきつくないだろうか。上まで行けるだろうか等、周りの
人とは違った後ろ向きな気持ちばかりでなかなか気勢が上がってこない。それでも、ピストルの合図と共に周りが走り出すと、闘争心に火が
点いてきた。
グランドを一周するとすぐに坂道ロードとなる。これが5.5kも続くのである。これまで練習でも経験したことのない未知の世界。それを考
えるとキロ、6分半のイーブンペースで行けばなんとかなるだろうと漠然と思っていたが、やはりそこはレース。6分に速まり、なんとか5kま
ではそのペースを維持することが出来たが、最後の500mのきつい事といったらなかった。
エイドステーションで水を飲んでバナナを食べると、力が湧いてきて、すぐに登山道へと走りあがったが、昨日からの強い雨で道はぬかるみ、
走れる状況ではない。また、道も一人がやっと通れるほどの狭さのため、団子状態となり、かわして前へでようにもできず、しばらく歩くこ
とになる。これが良かったのか心拍数は落ち着き、要所要所、広くなったあたりでかわしながら順位をすこしづつ上げる。
レースの間、雨はやむ気配はなく、時折、土砂降りの中の競技となるが、その中に身を置いてみると体を冷やすのに好都合となる。多分、
晴れていたらより一層ばてていただろう。
山頂直下に差し掛かると、さすがにばててきた。ほとんど歩く状態でのゴールとなる。
順位は、522人のエントリーのうち112位。タイムもほぼ予想タイム。あまり良いとはいえないが、初めてにしては、リタイヤもせず、まあま
あの満足の結果と思っているところ。
雨のため、周りの風景はまったく見えない。
終わってみて
走る前は、雨の中、走るのは気が引けたが、これがアドベンチャーレースの雰囲気を出し、刺激的なレースとなった。晴れていれば、景色
もよく、紅葉も堪能できたであろうが、こういうレースも時には良いものである。
近年、トレランが流行っているが、初めてそのレースに参加して、トレイルランニングの魅力の一端が分かった。平地のレールよりも面白い
のは確か。そして、ここのレースなりの攻略方法も分かった。最初の5.5kは5分半ほどのペースで走り、山岳で渋滞に巻き込まれないのがタ
イムを縮めるコツであろう。来年、出ることがあれば、12分の短縮を目標に考えているところである。
今回のレース、実に17年ぶりのレースであった。初のトレイルランレールだけにどうなることかと危ぶまれたが何とか仲間のおかげで完走で
きた。出場そのものも仲間あって実現できたこと。ともに出場した面々に感謝したい。その6人のメンバーも無事に完走を果たした。忘れえ
ぬレースのひとつとなるだろう。
最後に、大会スタッフの方々には、滞りなく運営していただき、感謝したい。参加費は3000円と、並みの価格と思うが、地域の物産のお土産
をいただいたうえ、温泉券は付くわ、地域の方の炊き出しがあるわで、参加費以上の接待をしていただいた。
体育館で昼食の接待
トレランに興味がある方は、来年、エントリーしてみては。良い大会です。
目標10分短縮が12分短縮になってる・・・。
やばい・・・