Ⅲ峰北壁ルートが自然に還っていたという情報を得て、折を見ていこうと考えていたが、涼しくなってからやろうと日延べにしてきた。
そこで、せめて9月の連休前にするのが良かろうと、土曜日に重い腰を上げることにした。
9時、Ⅲ峰近くの駐車場着。今回はダニ予防に買ったつなぎをここで着る。意外と動きやすい。泥をかぶっても腰からの進入はこれで防
げる。
野良仕事一式。
掃除は懸垂しながら行うことした。ルートは強い角度で左上しているために大きく左方向へと振られる。そのためにカムを1セット持つ
ことにした。それとロープ2本、掃除道具は鍬大小2つ、ブラシ、先手バサミ、鋸。開拓に比べるとかなり軽いが、それでもⅢ峰への急坂
はきつい。デッキブラシをストック代わりに藪に入る。20分ほどでⅢ峰に立つとすでに汗だくだ。
先ずは終了点付近の伐採。先手バサミと鋸をとっかえひっかえしながら枝を払い、その後、懸垂に入る。5m程下がると羊歯の藪だ。なる
ほど指摘の通り、自然に還っている。しかし、この羊歯は毎年のことだろう。鍬を持ち出し茎に打ちつけ払う。払うのは簡単だが長く延
びた茎を刈り取るのは厄介だ。果てがない。羊歯の後は、次から次へと親指大の枝が現れる。今度は鋸の出番だ。この鋸、当初は順調に
切れていたものの、シンクラックに詰まった泥を鋸でさらっていると、だんだんと切れ味が悪くなってきた。当然のことであるが。次回
からはクラック専用としよう。
鍬と、鋸、先手バサミを取り替えながらの掃除はとかく時間がかかる。地上でもそうだ。ここは空中。力も入れづらい。
後2ピッチで終わろうかという頃、日が落ちた。これ以上は無理だろうと。地上まで懸垂。下りた時は7時であった。ずっとぶら下ったま
まで流石に疲れた。ロープを回収しようかと思ったが、明日の疲労を見てからにしようとフィックスとし、庵へと向かった。
庵では長崎からマルチを登りに来たという若手9人グループと遅くまで談笑。クライミング談議に花を咲かせた。先が楽しみな人たちだ。
ご覧の通り左上しているために懸垂での整備も手こずる。
12日(日曜日)
9時、フィックスの場所へと来た。疲れがひどく回収しようかと思ったが、今度いつ来れるか分からない。それを思うとやはり仕上げた
方が良かろうと酒で重くなった身体で40mのユマーリングを開始。一部空中だ。疲れた身体にはきつい。見上げた先は40mでも程遠く見え
る。やっとのことで懸垂点直下までたどり着き、休みもそこそこにまた掃除にかかる。そう、ここは空中。ハーネスに荷重がかかったま
までは休みにもならない。下手をするとファーストクラス症候群にもなりかねない。先を急ぐのが肝要だ。振られ止めにカムを利かせな
がら懸垂掃除。時間がかかる。残した2ピッチの掃除を終えて地上に下りたのは昼過ぎであった。
開拓時、大半を一人で行ったためにボルトを多めに打った。各ビレイ点に2本である。今回、見直し、取り付きと3ピッチのビレイ点を撤
去した。2ピッチ、4ピッチもカムでビレイ点を作成できるため、撤去も可能であるが掃除用に置いておく事にした。次回登る時に再検討
することにしよう。
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庵では大変お世話になりました。小積や宇土内谷などの興味深いお話しも聞けて、実に有意義な宴席でした。
またお会いする事もあるかと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。
私のほうこそ、久しぶりに楽しいひと時が持てました。
次の日が寝不足できつかったですが。
比叡はボルダーからアイスクライミングまで多種多様なクライミングが楽しめるすばらしい所です。
また来て下さい。本匠にも。
また会いましょう。
よろしくお願いします。
遅くまでのドンチャン騒ぎに付き合わせてしまい、翌日の作業に影響でたようで、すみませんでした!
お会いできた際には、懲りずにまたお願いします(*^^*)
機会があれば一緒に登りましょう。