赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

夏の陰影

2008-08-02 | Buon Appetito(召し上がれ)

  

今朝の朝日新聞に載っていた、平松洋子さんの
<夏の水撒きが好きだった>から、始まるエッセイ。
『猛暑 ここぞ、の氷ごはん』を読み、心地良いテンポ、
シャープな切り口の文章に、打ちのめされました。

『水ようかん』の文字が出てくる箇所だけ、抜粋してみますね。

>夏は陰影のうつくしい季節だ。つよい光が、くっきりとつよい影を
つくる。みつ豆、水ようかん、ところ天。切り立った断面は
夏の光のなかだからこそ、あんなにするどい。

この後、文章はタイトルの<氷ごはん>へとリズムを上げて
進んでいくのですが、食べ物やその情景を、これほど細やかな
筆致で、そして豊かに描くとは・・・と、すっかり平松ファンに
なってしまいました。

さて、トップ写真は「菓子舗・赤い靴」の水ようかんです。
「8月がスタートしましたね」と、昨日ブログアップの予定でしたが
昨夜はTVでバレエを見ていて、気づくと2日に(笑)。

手作りといっても、お気楽菓子舗なので、市販のこしあん250gと
粉寒天2g、水200ccで作ったものです。

市販のあんこを固めるだけなら、水ようかんを買ってきても
同じようなものですが・・・
やはり、手作りが好きなんでしょう。

明日へ日付が変わろうとしている今も、パン屋開店。
オーブンをつけた暑いキッチンから、PC部屋へ逃げて
きています。きょうは、レーズンパンですが
そろそろ、良い香りが漂ってきました。

さて、明日は、午前中に外出する予定が夕方に延期。
午前中の用事を済ませてから、図書館に行って、
平松洋子さんのエッセイを借りてこようかなと、思っています。

追記:検索したら、読みたい本は貸し出し中のようなので
図書館は中止しました。