「お早うございます。中に入っていいですか?」
校門にいらした守衛さんに尋ねた私ですが・・・
「卒業生なんです。懐かしくて~」と言ったとたんに
激しく後悔いたしました。
・・・中に入っていいですか?・・・だけにしておくと
良かった・・・と。
だって「懐かしくて」と言いながらすでに遠い目になり・・・
さらに涙目。
いえ、自らの発言を裏付けようと演じた訳ではありません。
「卒業生です」のセリフと同時に、スイッチオン!
遠い昔を懐かしむ卒業生になってしまったのです。
(前世は女優か?はたまた詐欺師?)
ライラックが良く似合う可愛いピンクのレトロな校舎。
名前と住所だけを簡単に記入して、お庭に入らせてもらったのは
函館にある某女子高です。
はい。私はこの女子校の卒業生ではございません
卒業したのは女子の少ない共学校。しかも・・・札幌。
この学び舎との接点はございません。
でも、函館の両親のもとへ帰省するたび、桜や紅葉がきれいな
ここの佇まいに憧れて、いつか時間のある時に入れていただこうと
思っていたのが・・・・今日実現したわけです。
そろそろ終わりそうな八重桜とこれから満開になるライラック。
そしてヤマブキやツツジなどお花もきれいでしたが
初めて見る(卒業生なのに?)レトロな雰囲気の校舎が
素敵でした。
門を出るとき守衛さんに「ありがとうございました」と、ご挨拶をしたら
「はい。また来てくださいね」とにっこり敬礼して下さいました。
(守衛さんになる前の現役時代職業を彷彿させるような
背筋のピンと伸びた年季の入った敬礼でした)
はい!また来ます。
でも、今度は<自動遠い目>にならぬよう(笑)
「お庭と校舎を見せていただけますか?」とだけ言うと思います。
ここは両親も何度か来たらしく「桜がきれい」と母が言ってましたが
両親に何事も起こらなければ(病気や怪我など)今度行くのは秋。
秋色に染まった木々とこの校舎を見たら・・・・
やっぱり遠い目になってしまいそう
世間が金環日食とスカイツリー開業で盛り上がっているときに
恒例の2泊3日帰省。本日の夕方、横浜に帰ってまいりました。
遠距離に住む80代後半の両親。
歩行困難になっていたり、耳や目が極端に悪くなっていたりと
大変なこともあれこれあるのですが・・・・
二人の明るい性格から、今回も笑いながら別れてきました。
今回少しだけ撮った写真。
続きで記事にしたいと思っています。