これを見たのは・・・今年の1月。
ブログの画像フォルダーに入れたのを 忘れていました(笑)
大阪の北、いわゆる北摂に住んでいた4年間。
この映画の舞台となった阪急今津線に乗ることは あまりなかったが
阪急宝塚線は日々利用していたので・・・
「阪急電車」の文字は やはり懐かしい。
中谷美紀の車内ウェディングドレスも印象的でしたが、宮本信子が
車内での<大声集団マダム>に凛として立ち向かう姿に・・・
ちょっと待ってプレイバック
プレイバック
以前、似た場面があったのを思い出しました。
実家の母と2人。宝塚線に乗っていたときのこと。
それほど混んではいなかったが、2人並んでは座れず 通路を挟んで
向かいあった座席に それぞれが座っていた。
途中、数人の騒がしいオバハンたちが乗り込んできた。
向かいの母を見ると、眉と目で「いやね」のサインを私に送っている。
母は<いいとこの奥様>ではないし、<お上品なマダム>でもないが
お店の中や乗り物の中で 大声でしゃべる人たちが嫌い。
子供だった頃、人が沢山いる所で「おかあさん!あのね・・・」と、
うっかり大声で話しかけると「静かに!大きな声で話さないのっ」と
怒られたものです。
・・で・・・そのうち車内が少し空いてきて、母の両隣の席が空いた。
いつもなら どちらかにさっと移動する母が なぜか動かない。
???と思っていると<騒音集団>の1人が 母に何か言っている。
それに対し にっこり笑って 静かに何かを言ってる母・・・でも・・・
にっこり笑っているが 目が笑っていない。
その瞬間<騒音集団>が一瞬だけシ~~ン。
おっ!私の大好きな母上様!!何か言ってくれたね
心の中で 大喝采!!
・・・あとで聞くと・・・
両隣の席が空いたが、ただでさえうるさい あの連中。
並べて座らせたら もっとうるさくなるので 席をつめなかった。
すると「あんた そっちにずれて」と きた。(さすが大阪のオカン・笑)。
それで、にっこり静かに、切り返した。
「ごめんなさい。ワタシ ここの席が好きなんです」・・・・
さらににっこりしながら・・・「こちらのかたは 人にどこに座れと
指図なさるんですねぇ」と ガツンと返したらしい
わぉ~!いいねぇ
北海道のオカン。負けてません~(笑)
以上、「阪急電車 赤い靴版」でした。
今思うと、あの<騒音集団>は 小憎らしいババア(!)が
北海道の人とは思わず・・・
「ちょっとずれてくれたらええやん。意地の悪いバアサンやなぁ」
「そやそや。融通がきかないのと違う?」「きっと関東の人や」
こんな会話を交わしていたのではないでしょうか?
(関西にいると、この<関東の人>という言葉をよく耳にします)
そうそう、「プリンセストヨトミ」にも エレベーター内での大声
オバハンチームが出ていました。
やはり「大阪のオバチャン=押しが強くて騒がしい」のイメージ
なんでしょうねぇ。
でも、4年間住んでの感想ですが・・・
オバハン全員がってことじゃない。
そうじゃない人も いっぱいいるのです。
「関東の人」や「関西のオバハン」。
それぞれへの思い込みイメージも 一種の偏見では?
と、思いますが・・・いかがでしょうか?