神楽坂にある、「茶館パレアナ」へ行ってきた、H・Kさんからお土産をいただいた。
それは、浅野比呂實さんという方の作った、クロス装の美しい本。
真四角に近い変形判の中央の窓に、古川タクさん描く少女パレアナが、元気に飛び出しそうに歩いている。
浅野さんは、幼い日、”どんな状況にも喜びを見出す”パレアナの物語に出あった。そして、その小さな種子を、心のどこかに埋めておいたようです。
さまざまな体験をし、年月を経たときに、その喜び上手の小さなタネは、浅野さんの中で大きく育ち、いつの間にか「生きる指針」にもなっていた。
喫茶店をひらいたときは、迷わずその名前にし、さらには大好きなパレアナの本まで、自費出版してしまった。
まだもののよくわからない小さい方や、忙しくて長い本が読めない方にも、気軽に読んで、元気になってほしい。それが、浅野さんの願いだ。
だから、本はダイジェスト版にした。
読み出すと、昔の記憶が、どんどん蘇ってきて、引き込まれた。(小学生の私?)
母親に何度呼ばれても、本から目を離せなかったあの時代を思い出した。
幼い日に感じた夢を実現させた浅野さんって、どんな方だろう。
かくして、茶館・パレアナへの愉しみのタネを、
私も心の隅に埋めたのだった。
~☆♪
H・kさん、私もぜひ、角川文庫でも読みたいと思いました。
すてきな本、どうもありがとう!