去年挿し木したピンクの椿が一本だけついて、おまけにつぼみまで持っている!
そして、先ほど行ってみると、咲いていました!
「よくぞ!」とほめてやりたい気分です。
この椿がここに来るまでには、ストーリーが・・・。
――隣のマンションの生垣の椿や金木犀をバッサバッサと丸坊主にしているのに出会ったのは、去年の4月のことでした。
まだこれから咲こうというピンクのつぼみを付けたままの枝が、山のように積み上げられていました。
思わず、「これ、捨てるんですか?」
以前から、侘び助のような咲き方の、この花が好きだったので、即刻わんさか貰い受けて家まで逆戻り。
狭い家中をピンクの椿で飾りたて、友人たちにも花束にして差し上げたのでした。(どこを向いても、ピンクの椿がある!)
そのいきさつが、どこかにとんでしまったので、また書いています。
挿し木は5~6本しましたが、ゼラニウムの陰にいたこの枝だけが、ひそやかに生を育み、ある日突然、ピンクのつぼみを持って、目の前に現われてくれたのです。 あっぱれ!
ズレてるかもしれないけど、こんなことも、私の喜び。
今年も能天気でいきます。たぶん。 右は、数日前の、ピンクのつぼみ。
ブロッコリーの茎にサナギを見つけました。平気な方は、こちらを。
黒茶っぽい色で角が出ています。地味な色なので、蛾かしら、と思ったのですが、
「知りたがり病」が疼きます。色こそ違うものの、アゲハのサナギにも似ているし・・・。
やっぱり、「キミは何者?」
家のコンパクト版の昆虫図鑑ではよくわからないので、ネットで検索してみました。
ご幼少のみぎりの姿の連続には、ちょ~っと我慢がいります。ミーハー的好奇心には。
しかし、アブラナ科を食草にしているのだからと、見当をつけて調べると、すぐにわかりました。 http://www.odd.jp/dougu/dougu06-03.htm
キミの名はーーーーモンシロチョウ。
――ただ今、春の手紙を書き換え中とか――
春までを、甘やかな眠りの中で過ごします。
☆
ところで、草木の繁茂している春の頃のサナギは、緑色なのに、冬を越すサナギは、黒っぽい褐色ですって。どちらも、目立たない保護色に染まって、身を守っているのね。
そうそう、さっきのサナギの角の話――。
モンシロチョウのは1本ですが、アゲハのには角が2本あるので、区別がつくのだそうです。
エッ、そんなことまで、聞きたくないって?
まあまあ、同じ地球の一住人(?)なのだから、そうおっしゃらずに。
☆サナギは、茎ごと切り取ってガラス瓶に入れました。ティシュペーパーを被せて空気穴を開け、ベランダに。・・・無事モンシロチョウになれますように。