本当に久しぶりに、新川湯歩道を歩いて、船堀まで。
川面には、潜水鴨のキンクロハジロがちいさく群れて浮かんでいます。
黒と白のコントラストバッチリ。頭を羽にうずめているものが多かったです。
あのチョンチョコリンの冠羽も見たかったのに。何処も寒いですね。
そんな中で、一か所ぱっと、寒のレモンイエローが目にはいってきました。
はやい! うちにもあるけれど、まだ咲いてはいません。
遊歩道の縁を、ふわふわぁ~っと。若草色に葉っぱと花が連なって。
「おお~い、春だよ、春一番の黄色い花が名のりをあげたよ!」
たった一か所だけでしたが、のびのびと春の歌をうたいだしたオキザリス・セルヌアです。
明日は、この春最初の清川教室です。
3月で90歳を迎える清川 妙先生は、ますますお元気。新年早々の吉沢久子さんとの”新春寿対談”(!)をはじめ、すでにいくつもの教室がスタートしています。明日は、どんな万葉の歌に出合えるでしょうか。
いまさらながらですが、今年の干支は卯。
うさぎといえば――あっ、そうそう、あのお皿。
ほら、Fさん、今も健在ですよ!いただいた豆皿。
――うさぎでございます
と いうように
うさぎの ほうが
きちんと すわるものだから
そらの ほうも
のはらの ほうも
きちんとして むかえているよ
――これは これは
うさぎさんですか・・・・・と
――”うさぎ” まど みちお詩集『せんねん まんねん』より――
まどさんの詩が好きな友だちに、ずーっと前ですが、詩集『せんねん まんねん』をお貸ししたことがありました。
本を返してくれる時に、彼女がくださったのが、この豆皿。
ほら、きちんと座っているでしょう!?
「Fさん、”うさぎでございますの豆皿”, 今も健在ですよ~♪」
クリップを入れたり、ちょっとイヤリングを置いたりするときに、役立ってくれています。
机の上で、いつも、うさぎでございます――って。
( 2007-1-29の記事より)