やがてはみな、散るものを~・・・誰でもみなその方向に向かってはいるのですが。
1月、新年初めての教室が終わっての帰路、
船堀駅でバス待ちの時に電話がありました。
「yの娘ですが~~母は今朝早くに亡くなりました・・」
「・・・・・・」
「また来るからね」握手して別れてきたのは、つい3日前のことだったのに。
yayoiさん、早すぎるよ。
「お元気ですか?実は私、ただ今入院中。大腸がんの末期で、今は体力をつけて自宅療養できるのが目標。また連絡させてね」
11月6日、突然そんなメールが届きびっくりしました。
中・高時代からの友人で、年に1回くらいは旧交を温めている仲間の一人です。
そろそろまた、会の時期かな、そう思っていた矢先でした。
17日にもう一人の友とお見舞いに伺いました。
~~「いい人生だったと思うから」
彼女の言葉に慰められ,勇気づけられました。
ーー「12月10日に退院しました。
「お持ちくださった津田仁美さんの本、2冊読了しました。ありがとう。
今の私には大いなる癒しとなりました」~とメールがありました。
「『グミの実~~』の作者のエッセイ、ほかも読んでみたいです。
購入するにはどうしたらいいでしょう」とも。
市販されていないので、著者に連絡すると、手持ちの本を送ってくださいました。
(「立原道造の詩」は、彼女が高校時代に手紙の中に書いてくれた詩のこと。
友人からもらった「ヒヤシンスハウス」のポストカードに、「夢みたものは~~」があったので、同封しました。)
ーー夢みたものは ひとつの幸福
ねがったものは ひとつの愛
山なみのあちらにも しずかな村がある
明るい日曜日の 青い空がある
ー続きます…