公園へ行く途中の、お宅の垣根に、こんな葉っぱを見つけました。
ご存じですか? この葉。
スマートな長い葉に、くっきりと3本の葉脈が走っています。 すべすべの肉厚の葉。少し揉んでみると、さわやかな香りがたちました。これは、たぶん、クスノキ科。
以前、乃木神社に行ったとき、乃木邸の庭で同じ葉を見ました。その木の太い幹には、ニッケイと名札が下がっていたのを思い出しました。
ニッケイって何? 肉桂=ニッキといったら、ピンと来るかも知れません。
ニッキといえば、ニッキ飴、紙芝居で売っていたニッキ棒(?)、八つ橋やおたべなどを思い起こす方もいるでしょう。それぞれ年代を背負っていますね。
根の樹皮を香辛料、として使います。
←乃木邸のニッケイ
菓子作りやソースなどに使われる香辛料の、シナモン、カシア、ニッケイは、みなクスノキ科の樹木です。カシアとニッケイは、根の樹皮をコルク質のついたまま使います。シナモンは、幹の樹皮をコルク質を取り除いて使います。
喫茶店で、シナモンティーを注文すると、細くくるんと巻いたスティック付いてきますね。
紅茶に入れて、ぐるっと一回しすれば、ほらっ、湯気の中から、すてきな香りが顕ってきます。秋の深まりとともに、シナモンティーが恋しくなる季節・・・。
・・・と、思いを巡らしているところにお隣さんから、京都みやげの「生八つ橋」をいただきました。ここはひとつ、あつーいお茶で~。
話が出来すぎているって? でも、本当なんです。ニッキと抹茶の2種類、おいしくいただきましたよ。
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