13日、横浜大桟橋に行ってきました。
出港の合図の銅鑼が、広くひしゃげた音を響かせてデッキを移って行く。
まるで、異次元の世界に紛れ込んだような私たち3人。
にっぽん丸のデッキから投げられる無数のテープは、
よほど強肩でないと桟橋側には届きはしない。
それでも、、たくさんの手と手を結んだテ―プを風になびかせ、
午後2時、船はゆるやかにすべりだした。
万葉時代の領巾(ひれ)のように、ハンカチを振ろうかと思ったが、
演歌の人みたいなので止めた。
商船三井の豪華客船 「開国と維新の街 平戸・ 防府クルーズ」の出港。
船上講演と筝演奏をなさる、清川 妙先生と、酒井さんをお見送りしたのです。
(先生には、サプライズにするつもりだったのが前夜に・・・)
ボン・ボヤージュ どうぞ、よい旅を!
☆☆☆
★にっぽん丸を見学
大きい! 海の上に8階建ての巨大ビルが浮かんでいる感じ。
隣のビルに入るように、自然に船の中に入っていた。
(カメラは、パノラマ機能があるのに、すっかり忘れて舳先が切れてしまった。情けない。)
入口を入ったところにエレベーターホールがあり、
1-7階をエレベーターで上下し、まだ誰もいない船内を見学する。
プールや、ラウンジ、カードルーム、シアター。
豪華客船のふかふかのフロアと旅を楽しむ雰囲気にみちた、心地よい空間。
目的地への距離を縮める空の旅もいいけれど、
ゆったりと、優雅なプロセスをたのしむ船の旅もまたーー。
お金も時間も、とても追いつかないけれど、いつかこんな船旅ができるだろうか。
酒井さん、出港前のひと時、すてきな企画をありがとうございました。
翌日、2時ごろ、"kotonist"の酒井さんからメールが入った。
”瀬戸内海です。今、明石大橋くぐります。”
嗚呼、旅は「目さむるここち」、思いを馳せている私たちまでも。
先生も故郷へいらっしゃるのですね。すばらしい旅になりますようお祈りします。
ところで、「いぬなずな」さんの身元調査をしております。 もしかして?