「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

角を曲がると~~~神保町で出合った

2014-04-16 | ルピナス♪ノート

     
                         


いつも気になっていた小さな店をのぞいてみました。書泉をすずらん通り方向に入ってすぐ。
そこはずーっと空き家になっていたり、何かに使われていたりした後、~~いつの間にか雑貨屋&
アンティークショップ?になっていたのでした。
『すてきなあなたに』やいろいろな本が並んでいたり、アンティークカップや古い紙箱入りのミツワ石
鹸、衣類、ブローチ&ネックレスなど、ふと時代を感じさせるような品々が並んでいて、これはもう端
からじっくり見ていくほかないと長いこと店内にとどまってしまいました。
そこで見つけたのがこちら


     


           


2014年2月28日に104歳で亡くなったまどさん。
まどみちおさんの詩は、誰もがああそうだったと、改めて心に親しい思いがあるのではないでしょうか。

「メロン」とは愛犬の名前。1999年8月初版の理論社刊。12月で第5刷発行と記されています。
詩人は、ゴールデンリトリバー犬のメロンと1999年には川崎市にお住まいなのでした。


       メ ロ ン
               まどみちお


     メロンはへやのなかをさがして

     
     すずしそうなところにねころがる

     そしてそこにねいる

     めをさまさないように

     そっとそばをとおると

     メロンはねたままのことがある

     かおもあげない

     めもあけない

     でもかすかにしっぽだけはふっている

     そんなときのメロンのおもいのしさいを

     どんなにしりたいぼくたちだろう

     でもしかたないのでほっておく

     のはらでみつけためずらしいはなをそのまま

     のはらにそっとしておくみたいに・・・

           
                  『メロンの時間』(理論社刊)より



ーーでもかすかにしっぽだけはふっている~

最後の2行には、メロンへのまどさんのやさしさが表れていて、とても好き。

     
ところで、本にはこんな定価シールがーー。 「鶴屋洋服店」ーー


              


「以前、おじがテイラーをやっていました」
お客が気にせずゆっくり見られるように軽く仕切られた奥のレジから甥御さん!が答えてくれました。
「またどうぞお立ち寄りください」丁寧な声に送られてドアを出ました。



     



すずらん通りを入った横丁に白い花を見つけました。この花は何でしょう。ヒメリンゴ?バラ科に間違い
はないのですが。
そしてあと一つ。

     

     君の名は??



     

     とんがっているのは、新芽のようです。   

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