江東区と江戸川区を結ぶ葛西橋。
ひょんなことから、先日、二十数年ぶりに自転車で、渡った。
江東区東砂町の堤防の端からゆるやかなくの字に折り返して、橋の袂まで上る。
橋上の歩道は、自転車2台が行き交えるほどの幅。280メートル先の江戸川区側までのびている。
はるか先を眺めながら、緊張する。
旧葛西橋は、今の橋から300メートル上流にあった。
左下、江東区側の川端には、ハゼ釣り盛んなりし
頃 の面影が。船着場があり、小船が係留され
ている。旧葛西橋風景は波郷の句にもあらわれる。
立春の米こぼれをり葛西橋 波郷
☆
引っ越をする若い友人から、自転車を譲り受けたので、
南砂町の友人宅から、江戸川区の自宅まで運ぶことになった。
昔通ったときは、橋の上から糸を垂らす釣り人が何人もいたが、
今、その影もない。(時間帯によるのかもしれない。)
途中3台の自転車に会っただけだ。
まだ新しい26インチの自転車は、若々しく快調に走り、
30分もかからず、無事自宅に着くことができた。
☆後日譚・・・・家に時々来る保険の若い女性に、この話をすると、
「あら、私、お得意さんが砂町にいるから、よく渡っていますよ。どうってことないですよ」
いやーだ、「緊張」なんてねーー。橋を渡ることなど極めて日常的なことなのに、
280メートルに怖気づいてしまったんです。
もうとっくに若くはない人にとってはやっぱり・・・。でも、次からは、大丈夫。
また、講座の友人、曰く。
「隣の新しい橋を渡ればよかったのに。そちらは、スロープで簡単ですし、幅もゆったりしていますよ」
清新町と砂町を結ぶから「清砂大橋」。こちらもぜひ渡らなければ!
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