中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

ばいも

2007-03-18 12:07:21 | 身辺雑記
 卒業生の家に集まって夕食をしたら、帰りにバイモを持たせてくれた。いろいろな花や野菜をこまめにつくっていて、折々花をくれるので、家に帰って妻に供えてやる。妻もその卒業生夫婦には親しみを持っていたので、その心遣いが嬉しい。

   

 バイモはアミガサユリとも言い、葉の先端が巻髭状になっている、繊細な感じの植物である。江戸時代に薬草として中国から渡来したユリ科の植物。中国名は貝母(beimu)と言い、その鱗茎二枚貝のようであることからつけられた名前だそうだ。漢方薬の貝母(ばいも)は鱗形を乾燥させたもので煎じて咳止めなどに使うようだ。「漢方薬入門」(保育社カラーブックス)には、奈良県や中国の浙江省で薬草として栽培されているとある。

 貝母。上は奈良県産。下は浙江省産(同書より)