中国最長の川である長江の下流部(揚子江)の流域は江南地方と言って、水量が多く米などの農作物が豊かな地域である。運河が多く、それに沿って多くの集落(水郷)がある。西塘鎮はその水郷の1つで、浙江省(省都は杭州)が上海と江蘇省(省都は南京)とに接しているあたりにあり、上海市の中心部から2時間くらいのところにある。
西塘に着くと、そこは幅広い道路の両側に長く商店街が続いている町で、水郷があるとは思えない様子である。水郷に入るには入場料が要る。1人60元(約900円)で結構高い。
そこには入口はなく、少し離れたところに細い路地があり、そこから入ったが、別に検札する係員もいない。それなら無料で入れるのだが、後で分ったのは中にはいくつかの個人宅とか寺とかが10箇所ほどあり、そこで検札していた。もっとも立ち寄ったのは3箇所だけだった。
表道路から入った家と家との間の道は狭い。これは弄(long)と言って、西塘には非常に多いらしい。それだけ家が多く密集していると言うことだろう。人が1人辛うじて通れる弄や、猫くらいしか通れない野猫弄(野良猫路地)と言うのもあるそうだ。弄は上海方言である。北京では胡同(hutong)と言う。
弄を抜けると目の前に水郷が開けた。
新緑の枝を垂れる柳が美しい。
西塘に着くと、そこは幅広い道路の両側に長く商店街が続いている町で、水郷があるとは思えない様子である。水郷に入るには入場料が要る。1人60元(約900円)で結構高い。
そこには入口はなく、少し離れたところに細い路地があり、そこから入ったが、別に検札する係員もいない。それなら無料で入れるのだが、後で分ったのは中にはいくつかの個人宅とか寺とかが10箇所ほどあり、そこで検札していた。もっとも立ち寄ったのは3箇所だけだった。
表道路から入った家と家との間の道は狭い。これは弄(long)と言って、西塘には非常に多いらしい。それだけ家が多く密集していると言うことだろう。人が1人辛うじて通れる弄や、猫くらいしか通れない野猫弄(野良猫路地)と言うのもあるそうだ。弄は上海方言である。北京では胡同(hutong)と言う。
弄を抜けると目の前に水郷が開けた。
新緑の枝を垂れる柳が美しい。