中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

こぶし

2007-03-25 09:29:35 | 身辺雑記
 街路樹のこぶしが純白の花を咲かせて美しい。



  

 こぶしはモクレンと同じ仲間に属している。中国人も愛好する「北国の春」には、「こぶし咲くあの丘 北国の ああ 北国の春」と言う一節があるが、山あいを車で通っている時など、山の中に点在して咲くこぶしの花を見ると春を実感させる。







 こぶしの名は蕾あるいは果実が幼児の拳のように見えることから来ていると言う。



 広辞苑によると「蕾は鎮静・鎮痛剤に、花は香水の原料に、樹皮・枝葉からはこぶし油をとる」とある。こぶし油がどんなものかは分らない。漢名は辛夷(xinyi)だが、これは本来はモクレンの称と、これも広辞苑にある。