中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

西塘(5)

2007-03-24 08:42:06 | 中国のこと
 江南地方の水郷は、これまでに周荘、烏鎮、朱家角などを訪れたが、この西塘が最も印象的だった。これまで行った所もそれぞれ特色はあったが、かなり観光化されている。その点では西塘はあまり観光を意識していないように思われ、ごく普通の庶民生活の様子が見られた。商店も観光客のためと言うよりも地元の人の日常生活に必要なものという印象だった。いつも訪れた土地の地図を買い求めるのだが、今回は見つけることができなかった。

              
 
 しかし、西塘は古鎮と呼ぶのにふさわしい風格を感じさせる。明清時代の橋や建築群が完全な形で随所に残されているようで、その芸術性と研究価値は非常に高いと言われる。国家AAAA級景区、中国歴史文化名鎮とされているのも理解できる。他の水郷古鎮に比べ非常に魅力を感じさせる古鎮であった。また機会があれば、今度は泊まりがけで訪れようと思う。
         
これまで紹介した以外の西塘の風情の落穂を拾う。



 過街楼。路地を跨いで両側の建物を繋いでいる。敷地面積を増やすが交通に影響が出ない工夫と言う。






 商店街
  


 レトロな眼鏡店。
  

 聖堂。明代に建築され、清代の康煕年間に2度修理されてから関帝を祭り、聖堂と呼ばれるようになった。
 
 
  

 聖堂で売っていた蓮華型の蝋燭。何種類かあって少々高い。一番安い孫の健康、幸福を祈願するものを買って供えた。

 
 西塘名物、骨付き豚肉。 
 

 これも西塘名物、塩緑豆。噛むほどに味が出る。
 
 
 イヌ(狗)年とブタ(猪)年を兼務。
 
 
 何ともむさ苦しいが愛嬌がある。 

 
 新街から古鎮への入り口