中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

高校生が開発した卵

2008-01-14 08:32:21 | 身辺雑記
 兵庫県立播磨農業高校畜産科3年の生徒たちが「卵アレルギーの人でも食べられる」鶏卵を開発したそうだ。

 鶏に与える飼料に健康によいとされるさまざまな食材を混ぜて産卵させる実験をした。その結果魚粉やシソを混ぜた餌がアレルギー抑制効果のあるα-リノレン酸を通常の約5倍含む卵を生ませることができたという。評判が広がって、大阪のデパートでも発売され好評だそうだ。「ハリマ夢たまご」と名づけている。

 開発に成功した高校生たち(MSN産経ニュースより)。健康そうな笑顔がいい。


 ある卒業生の息子が受験するとかでその下見に行くからと誘ってくれたので、この農業高校の学園祭に行ったことがある。


 都会の普通科高校では考えられないような広大な敷地で、さまざまな家畜も飼われていて、そこで見かけた生徒たちは生きいきとしていた。農業高校というと何か普通科よりも劣るかのような偏見があり、20年以上前には農村地方でも、農家の子で成績が良ければ普通高校に、農家ではない家の子で成績が芳しくなければ農業高校へといういびつな進学状況があった。昨今農業はいっそう経営が難しい状況にあるから、そのような進学状況は基本的には変わってはいないかも知れないが、今では農業高校の教育内容も多様になって農業の現代化に対応できるように工夫されていると聞く。中学生達が夢を抱いて進学を目指す学校であってほしいと思う。そして卒業生たちがいろいろな方面で活躍してくれるようにと願う。

 近頃は高校生が引き起こす犯罪がよくニュースになる。若者の心が荒廃しているのかと暗い気持ちにさせられていた中で、このような高校生の明るい話題を知るとほっとする思いだ。