中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

手回しオルガン

2008-01-22 08:54:23 | 身辺雑記
 大阪に出るためにH君夫妻と待ち合わせた駅のコンコースで手回しオルガンを演奏していた。


 手回しオルガンはパリの街頭風景の写真などで時々見るもので「ストリート・オルガン」の別名もあるようだが、実際に見たのは初めてだった。神戸の六甲山での氷の祭典のPRのようだった。Wikipediaによると、ライエル(lyre)とも呼ばれ、 ピンの出た円筒に接続されたハンドルを手で回し、円筒に隣接した鍵盤をピンで押さえる仕組みの自動オルガンで、発音機構としてはパイプオルガンとあるが、もう1つ仕組みははっきり分からない。

 このコンコースの中央にはカリヨンのある時計があって、定時になると組鐘の演奏があり、その周りは待ち合わせの場所になっている。日曜日に朝だったので、多くの人が往来していたが、その中で奏でられている手回しオルガンの音色はのどかなものだった。阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」などもやっていた。いろいろな曲を演奏できるのはどのような仕組みになっているのだろうかと思ったが、後で調べてみると、音楽を記録した部分(連続したパンチカード、シリンダー、円盤など)を取り換えることで複数の曲が演奏できるのだそうだ。時間があればもう少し詳しく見てみたかった。