中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

中央新幹線

2011-07-06 08:51:51 | 身辺雑記

 リニアモーターカーで東京から大阪まで走行する計画の中央新幹線は、2027年に東京-名古屋間の開業を目指している。東京と名古屋を最短40分程度で結ぶ計画だ。

 

担当するのはJR東海だが、このほど建設する路線と駅の位置の案を示した。計画によれば南アルプスの地下にトンネルを貫通させ、東京と名古屋をほぼ直線に結ぶルートになるようだ。駅は、東京都は品川駅付近の地下、神奈川県は相模原市、山梨県は甲府盆地の南部、岐阜県は中津川市の西部、愛知県は名古屋駅付近の地下に造るとしている。ことし12月に環境影響評価を始め、その結果を基に正式なルートと駅の位置を絞り込む予定で、2014年度中の着工、2027年の開業を目指すということだ。 

 

 

中央新幹線は最終的には大阪まで延長されるが、名古屋ー大阪間の開業は2045年だそうだ。2045年と言えば今から34年後で、もし私が生きているとしたら112歳だから、その時に矍鑠としていて乗車を希望したら、珍客として一番列車に招待されるかも知れない。もちろんそういう夢想をするだけでも滑稽で、その時には長男は84歳、次男は80歳になっているから、これも覚束ない。今22歳の孫娘を初めとして4人の孫達には機会は大いにあるだろう。私にとっては、目の黒いうちに2027年の大阪-名古屋の開業のニュースを目にすることができるかどうかも分からない。

 

負け惜しみを言うようだが、私はこのような新幹線に乗ってみたいとはあまり思わない。リニアモーターカー自体には、2004年1月に上海で乗車している。上海市内から、空港のある浦東(プトン)まで僅か7分、遊園地の乗り物のように、あっと言う間のことで感興を覚えることもなかった。

 

老人の懐古趣味になるが昔の列車の旅には情趣があったが、新幹線になってそういうものはなくなった。まして中央新幹線のような超高速列車に乗っては、もはや旅をするという感覚ではなく、ただ運ばれる、移動するというものではないだろうか。