連休のある日、いつものメンバー(Hr君、Hg君夫妻)と京都の乙訓(おとくに)郡大山崎町にある「アサヒビール 大山崎美術館」に行きました。ブログ友のYさんのブログを見て興味を惹かれたからです。美術館は大阪府と京都府の境にある天王山の山腹にあります。阪急電車の大山崎駅まで行き、そこから送迎バスに乗りました。緑深い丘陵に入ってすぐに美術館に通じる坂道にあるトンネルの前に着きました。
緩やかな坂道を300メートルほど登ります。途中の新緑が美しい。
美術館入り口
大山崎美術館。元来は明大正から昭和にかけての実業家であった加賀正太郎が別荘として建てた山荘で、大正時代に木造で建てられたのち、昭和初期に増築されました。第一期山荘は、欧州旅行より帰国した氏がイギリスの炭鉱主の家を参考に設計したと言われています。現在は美術館として氏の収集品などが収められていますが、今回は氏がイギリスの王室植物園であるキューガーデンで初めて見た蘭に感銘を受けて大山崎山荘で1140種の蘭が育成し、1946年に監修・製作した植物図譜「蘭花譜」の 原画の展示を行っています。
館内は重厚な3階造りですが、展示物とともに 撮影は禁止でした。HPより。
山荘のテラスからは。真下に木津川・宇治川・桂川の3つの川が淀川へと合流する風景(三川合一)を見ることができます。
「蘭花譜」に掲載されている版画(絵葉書より) 。制作の過程も展示されていましたが、原画者や彫り師、摺り師は当時の有名人を選び、指示も詳細であったようです。日本の木版画の美しさが見事に発揮されていました。
ホルコグロッスム・キンバリアヌム
ブラッソレオカトレヤ
パフィオペデルム・ハイナルディアヌム
パンダ・テレス・ オオヤマザキ