中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

次男とドライブ

2012-05-29 10:31:07 | 身辺雑記

 今日(28日)は思いがけなく、恵まれた一日になりました。小学校の5年生を担任している次男が「自然学校」という学年行事の代休日でドライブに誘ってくれました。朝9時半ごろ迎えに来てくれましたが、どこに行くのかと尋ねましたら「比叡山に行こうと思うが、どう?」と言いましたので、長らく比叡山に行っていないので行くことにしました。

 比叡山は全山が天台宗の総本山である延暦寺ということになっていて、あちこちに堂宇があります。延暦寺と言えば、国宝の根本中堂が中心ですから、まずそれを目指しました。駐車場からしばらく歩くと、それらしい建物がありました。しかしどうも前に参観した時とは周りの樹が少なく荘厳さにも乏しいので印象が違っていておかしく思ったのですが、取り敢えずは写真を撮りました。帰宅してからネットで調べてみると、やはり違っていました。もう少し歩けば行きついていたようです。せっかく比叡山まで行き、根本中堂を見ずに帰ってしまったのは間が抜けたことです。写真の建物は受付でもらった案内図を見ると大講堂のようなのですが、これもネットで調べると違っているようで、結局何なのか分かりませんでした。

 

  根本中堂(ネットより)

 

 私の脚が悪いので息子は何かと気を遣ってくれましたが、少し見ただけであまり歩きまわることはできませんでした。

 鐘楼

 

 戒壇院

 

   法華総持院阿弥陀堂

 

 法華総持院東塔 

  

 「国宝殿」にも寄りました。たくさんの重要文化財の仏像が展示され、どれも良いものでしたが、私はその中の比較的小さい造りの月光菩薩像にとても惹かれました。まるで10代の娘のような愛くるしいお顔で見入ってしまいました。これを造った仏師は、身近な愛らしい少女の顔を思いながら彫ったのではないかと想像しました。残念ながら撮影禁止でしたし、パンフレットにも載せらていませんでした。機会があればもう一度是非見たいと思います。 

 帰りは奥比叡という所を行きましたが、往きと違って山深い所で緑の樹々が美しく、ところどころに名は分からない美しい紅い小さな花をたくさんつけた樹も混じり、ゆったりとした気分になりました。平地に近くなると棚田場見られ「仰木(扇)の棚田」という表示がありました。

 平地に下りてしばらく行き道端のタイ料理の店に入り、そこで息子が勧めてくれたトムヤンクンと言うスープ料理とタイカレーをと注文しました。タイ料理は初めてでしたし、トムヤンクンはちょっとクセのある香りと味がして、敬遠する人もあるようですが、私にはなかなか美味しく思われました。好き嫌いのない者はトクですね。