斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

「モンサントの不自然なたべもの」

2013-01-20 23:31:39 | 食の安全
「モンサント」という名を知ったのは20年ほど前のことです。
遺伝子組み換えにより、自然界にない作物を開発して
収獲を上げていこうとする企業名です。
遺伝子組み換えの代表格の一つである大豆は畑の肉と言われる
植物性タンパク質で栄養価も高く大切な食材です。
しかしその大豆の生産量は国産がわずか5%、残り95%は海外からの
輸入によるものです。
食品を買う時は遺伝子組み換えでないものを、また有害物質を含んで
いないかどうか、表示を良く見て選ぶようにと言われています。
特にお豆腐や納豆を買う時、遺伝子組み換えが入っていないかどうか
表示を確認するようにしていますが、よく分からないことは、輸入大豆
が95%、それも主にアメリカからの輸入で「遺伝子組み換え」ではない
と表示されていてもどこまで信用したら良いのか迷います。
アメリカのスーパーで半年経っても腐らないトマトが並んでいると
聞いたことがありますが、気味が悪くなります。

当時私が入会していた生協では遺伝子組み換え食品に反対する新聞広告を
一面掲載しました。その広告料は1回2千万円かかり組合員から確か一口
2千円を集め、遺伝子組み換え食品に反対する声明文と共に反対者の名前が
小さな字でびっしり掲載されました。その中に自分の名前も見つけました。

入会していた生協は安全・安心な食材を提供するため、様々な活動を展開
しました。値段も市価の10%以上は高く、今思うとよくあんなに大変な
ことを日々いろいろとしたものだと思います。

健康な生活を維持するために欠かせない安全・安心な食材にはそれだけの
エネルギーとコストがかかるものなのかと改めて思います。

偏食がちな息子に毎日飲む大好きな牛乳を、安全・安心出来る確かな
ものを飲ませたいという想いから始まった生協活動でした。

当時のことが懐かしく想い出されますが、今また思いを新たに食材に
目を向ける必要を感じています。

“人生90年時代”、健康で自律・自立できる豊かな超高齢社会に生きる
ジェロントロジー、長寿が拓く未来を実現するために!


ニセコ町の高齢化率

2013-01-20 00:29:54 | 町の課題
北海道の高齢者人口の状況(市町村別)について資料を
基に紹介したいと思います。

平成24年3月31日現在住民基本台帳人口によると
北海道179市町村の65歳以上の高齢者数と比率は
ニセコ町156位総人口4,723人、25.2% 1,189人、
道内で下から24番目です。

1位夕張市の総人口10,471人中4,695人、44.8%です。
2位三笠市43.0%、3位上砂川町42.9%、4位積丹町41.8%、
5位歌志内市41.2%で、40%台は5位までです。
30%台6位木古内町39.9%~106位長沼町と森町30.0%、
20%台108位中富良野町と広尾町29.8%~177位釧路町
20.2%、10%台は178位の中標津町と179位の千歳市です。
札幌市は176位、1,904,319人中403,856人で21.2%です。

この高齢化率は自衛隊の駐屯地や振興局の設置他でかなり
比率も影響も違って来ます。

75歳以上の比率はニセコ町144位13.9%、655人です。

1位夕張市26.1%、2.731人、2位積丹町24.9%、620人
3位三笠市24.5%、2,471人、4位上砂川町24.1%、920人
5位増毛町24.0%、1,220人、20%台は45位の当麻町20.1%、
1,436人と遠別町608人です。
10%台は47位羽幌町と西興部村の19.9%~175位の札幌市と
苫小牧市10.1%、以下は下から177位中標津町9.5%、178位
釧路町9.2%、179位千歳市8.2%となっています。

人口減、過疎化、高齢化が進む北海道の中で人口が微増する
ニセコ町の魅力と未来について考えてみたいと思います。

国民健康保険税

2013-01-18 22:59:04 | 町の課題
町は25年度予算案作成のための予算ヒアリングを実施し
1月11日から22日まで一般公開しています。

予算ヒアリングは誰でも自由に傍聴できますが、予算を
作成する行政側の分厚い資料に比べ、傍聴者に配られる資料
(ないよりはマシですが)は極簡略化、もしくはほんの一部で
しかないので、予算に関して特に関心のある領域か、予算に
かなり精通していないと良く理解できません。それでも昨年
の資料よりは分かりやすくなったような気がします。

役場の保健福祉課と税務課を訪ね各課長とお話しする機会が
ありました。
次年度ニセコ町の課題の一つは国民健康保険料(税)です。

国民健康保険税とは(ウィキぺディアから)
【国民健康保険制度に要する費用の徴収方式として国民健康保険法
 第76条では、保険料方式を定めており、保険税方式は例外である。
 だが、実態は、大半の自治体で保険税方式を採用している。
 これは 保険税方式を採用した方が、徴収権の時効が長くなること
 や滞納処分の優先順位が高くなる等の理由からである。ただし
 保険税方式を採用している自治体であっても、納税者向けの書類上
 では「保険料」と称している事が多い。】

ニセコ町では来年度の国民健康保険税は3,000万円の増額が見込まれ
ています。この多額の増額を町民に納得のいくような説明が必要です。
一般的に収入は減る一方で税金は上がる一方の感がします。
実際にそうですが。社会保障はこの税率に見合うだけのサービスを
行っているか、〝税“の複雑な仕組みを徹底解明していく必要が
あるようです。

農業高校実績発表会

2013-01-17 23:57:49 | 農業
南北海道学校農業クラブ連盟 実績発表大会がニセコ町で
ありました。
この発表会は南北海道にある13校2000名の農業高校生から選抜された
約200名による実績発表会で、ニセコ町民センターで開催されました。

発表会場は2か所に分かれ、今日のプロジェクト発表は【食料・生産】
と【文化・生活】でした。両方の発表を聞きたかったのですが、
同じ時間帯で、私は【食料・生産】「の発表に参加しました。

地元ニセコ高校は「二高っと!真(まこ)っちゃん弁当
~商品化に校訓『真』の想いをこめて~」というテーマで
地元ニセコ産食材をふんだんに使ったお弁当の商品化に
取り組みました。

安全・安心な地元の食材に味とデザインを工夫して作った
とてもチャーミングなお弁当でした。
ぜひ実物を食べてみたいと思います。

どのチームの研究発表もレベルの高い素晴らしいものばかりでした。
こうした高校生の若さとアイディアに富む研究発表が明日の農業に
ぜひ活かされていって欲しいと思います。

明日は【クラブ発表】と【環境】をテーマに発表が行われます。

またあの日が巡ってきました

2013-01-17 00:22:56 | 災害
あと数時間でまたあの時が巡ってきます。
1995年1月17日午前5時46分。
阪神淡路大震災が発生した年月日時です。

5時46分、まだ眠りの最中。そこに突然まるで
ブルト―ザーが頭上に迫ってきたかのような、だ・だ・だ・
だ・だ・だ・だ・という音、一瞬何が何だか全くわからず、
と同時に突き上げるような大きな揺れ、“地震だ”、と
わかったものの、どうしたら良いのかわかりません。
外はまだ真っ暗。
しばらくして一旦は収まったかのような揺れは、まもなく余震が
繰り返し襲ってきます。
地震がないと思い込んでいた神戸に、突然、あまりにも突然で
まったく予想もしていませんでした。

日本はこの阪神淡路大震災の年を“ボランティア元年”としました。
この大震災でまず真っ先に活動を開始したのは行政でも組織でもなく、
たくさんのさまざまなボランティア個人でした。

近年、様々な大型の自然災害が発生しています。
3.11の東日本大震災は不幸にして地震による津波、原発事故が発生し、
まもなく2年になろうとしているのに、放射能汚染のため復旧・復興
の目途が立っていません。

― 子どもたちの未来は? 未来の子どもたちは? ―

原発を容認してしまった社会そのものが病んでいると言えます。
この病から回復し、解放される日は何時になるのか。
その時、原発は地球上に存在していないはずです。