Hさんは存在感のある木を描きました。
日本画 P12
伸びやかに根と枝を広げた照葉樹が
強い日差しを受けて濃い影を落としています。
時間とともに変化し、ゆらめく光と影。
そのとらえがたい魅力を
何度も現地に通われデッサンを繰り返し
見事に表現されました。
近づいてみました。
堅い木は粒子の粗い岩絵の具を塗り重ね
力強く表現し、光は胡粉で透明感を出されています。
この光景を目にしたときの
作者の感動が伝わってくる美しい作品となりました。
Hさんは普段からスケッチを欠かさず
その成果が日本画作品にあらわれています。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
“作品集”の中のHさんのページに掲載されています。
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