教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

みちのく初夏の旅(その三)

2015年06月29日 | その他

とびとびになってしまいますが少し前の岩手旅の続きです。

旅三日目は母を迎えに行く日でしたがそれは14時以降。
山深いと思われる西和賀方面に行ってみることにしました。

父との最後の旅で錦秋湖近辺を訪れた際、立ち寄った思い出の
場所や道の駅へも行く予定でしたが、3月にあった土砂崩落のため国道
107号は部分的に通行止め、道の駅も休業中ということがわかったので
秋田自動車道で一気に湯田ICまで行ってしまいました。

県天然記念物の「湯川沼の浮島」を見に行くことに♪


国道107号線の巣郷温泉近くに湯川沼方面の看板があるのですが
はじめ見落としてしまいました。田んぼの間の道を行くと分かれ道に
上の看板(「野々宿」が現在地)が立っています。
私たちは湯川沼の尾根コースではなく沢コースにしました。


綺麗な看板の前には駐車スペースがあって、沢コース入口と書かれた
木の杭。それに、気になる小さな看板も・・・


・・・・・・・
西和賀はマタギの里。
姉とこの看板を凝視し、暫く悩みましたが周りの清清しいブナ林を
見渡しているうちにお互い無言で身支度を始めました。


沢コースの行きは登り道で40分、とありますが私たちは写真を撮ったりして
ゆっくりなのでその倍はかかるでしょう。


うるさいほど鈴をならしベラベラしゃべりながら素晴らしいブナに
囲まれた小道を行くと


小さな小さな蝉の抜け殻
辺りからは涼やかな蝉の鳴き声がしましたがエゾハルゼミなのでしょうか。


あっ、ギンリョウソウ♪よく見ればギンリョウソウだらけです。


ブナの幹に生えていた白くてしっとりしたキノコ


裏から見た様子

登り続きで始めはキツイと思いましたが、熊を警戒して緊張感していたのと
ブナの森のあまりの美しさに坂道のことは忘れてしまいました。
汗をかきかき上りきってみればあっという間。手入れをしてくださって
いる方のおかげでしょう、気持ちのよい歩きやすい道でした。

熊以外の、アナグマとかノウサギとかホンドリスとかテンとかマムシとか
野生動物に会えないかな?
目的地の湯川沼周辺は果たして。次に続きます。



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