教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Aさんの新作日本画2点

2016年10月27日 | 教室風景
Aさんの日本画作品を続けて2点ご紹介いたします。


「木漏れ日」 日本画 F10

踊る木漏れ日が鬱蒼とした竹林の奥まで届いています。細部までこだわり
描き込まれた光と陰のドラマは変化に富んで見あきることがありません。
竹の表情は真に迫りながら神秘的にも感じられ見入ってしまう作品です。

近づいてみました。


構図はよく練られ、質感表現を意識しながらリズミカルに入れた色と
筆遣いも注意深く選ばれています。表したい内容や見せ方など最初の
構想がしっかりされていることが作品の力強さにつながっています。

2点目です。


「ひとめぼれ」 日本画 P10

かたく引き締まった蕾が夢から覚め今まさに花開くところ。どんな魅力
も見逃さないよう間近で観察され花弁の脈まで気迫のこもった線で
描かれています。匂い立つような妖艶さに吸い込まれそうな作品です。

近づいてみました。


この作品も粗い粒子の岩絵の具で時間をかけしっかりした下地をつくり
ました。気の遠くなるような線描の積み重ねによってうみだされた薔薇は
艶やかで滑らか。Aさんの手で大切に育てられ気高く華麗に咲きました。

毎回テーマを決め新しい試みを楽しみながら変化し続けておられる
Aさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。 





コメント (2)
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10月に出会った赤トンボたち

2016年10月27日 | 生き物

10月歩いた里山で出会った赤いトンボたちを並べてみました。


全身真っ赤♪のナツアカネ


馴染み深いアキアカネ


全身真っ赤、さらに翅の先端が焦茶色のコノシメトンボ


翅の先端が焦茶色だけれど胸の横の模様が違うリスアカネ


リスアカネが産卵していた場所は水の上ではなくて
水場に近い草むらの上でした。

鯉の泳ぐ池で産卵していたのは

赤いトンボの中でも特に色鮮やかなミヤマアカネ♪


メスは腹端を水に打ち付けて産卵していました。


ミヤマアカネは特別♪この輝きにうっとりします。

似た赤いトンボを見分けるには胸の横の模様、腹端、翅の色、正面顔
などを観察するとよいそうです。
子供の頃はアカトンボは一種類だけだと思っていましたがまだまだたくさん。
寒くなる前に他のトンボにも会えるかな?

 


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