少し前に訪れたミズナラの多い森はナラ枯れが進んでいました。
キノコや生き物を探し歩き腰を伸ばしてふと見上げると、衝撃!
薄茶色の葉をつけた木はすべて枯れているのです。
菌(カビ)によって感染木が急速に枯死するナラ枯れ病。
病原菌をカシノナガキクイムシが媒介するのだそうです。
6月初旬、菌を持ったカシノナガキクイムシに穿孔・産卵されると菌が広がり
道管が目詰まりをおこし水を吸い上げられなくなって木は枯れてしまう。
翌年6月に羽化した新成虫が健全な木に飛来、穿孔、産卵することで
菌が広がり枯死する・・と同じサイクルが繰り返され病は広がる。
猛毒のカエンタケがあちこちで見られました。
ナラ枯れで枯死した木の周りから発生する場合が多いそうです。
枯れた木に白っぽいキノコが生えていました。
ウスヒラタケかな?
裏側から見ると真っ白、虫もおらず美味しそうです。
期待していたツチアケビの実もなくうなだれていましたが
蝶が数種飛んでいてホッとしました。
ミドリヒョウモンの暗色型、だと思います。
敏捷なルリタテハ
アカタテハ
2頭でじっとしていたクロコノマチョウ
邪魔してしまったのかもしれません。
行くたびに出会う生き物が少なくなっているのを感じる。。
思い出深い森が変わってゆきます。