教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

きらめくクモたち

2021年05月05日 | 生き物

木漏れ日に輝く金色の網。


2月末、この近くのアオキで越冬していたアオオニグモが作り手かも。


網の向こうに主のシルエットが見えました。


やはりアオオニグモのようです。
糸をつなぎ合わせた安全な住居に潜み第一脚をよび糸にかけて
網に獲物がかかるのを待っているところ。


下から見上げたところ。名前の通り美しい青緑色の体が少し見えました。
これからちょくちょく見に来よう♪

同じ公園で風の強かった日、綺麗なクモの行動に目を奪われました。


2匹の若葉色のクモが糸にぶらさがりもつれあっています。
動きが激しいうえに強風にあおられクルクル回りよく見えない。。
きっと負けた方が食べられてしまうのだろうと見守っていると


緑色に輝く腹部の柄が似ている。メスとオスかな?


帰宅してから調べるとこの2匹はウロコアシナガグモの雌雄で
上の牙が立派なのがオス、下の丸っこい方がメス。
オスががっちりとメスをはさんで交接していたようです。
オスは触肢の先端の移精器官(オレンジ色の部分)に精液を蓄え
メスの生殖孔へ渡すのだそうです。


この後、磁石の同じ極を近づけたように突然飛びすさりました。
オスはうかうかしているとメスに食べられてしまうのかもしれません。

このすぐ近くには


お米粒のようなギンメッキゴミグモがいました。
確かに銀メッキ加工を施したようなきらめきです。

図鑑には500種以上いる網をはるクモのうちでこのクモと
ギンナガゴミグモだけが頭を上にして網にとまる、とありました。


またキアゲハが来ていないかハナウドを見に行くと
小さなカニグモの仲間が獲物を待ち構えていました。

昔はクモを見ても直視しないようにしていたけれど今は面白い!
あまりにも種類が多く詳しい図鑑がほしくなりました。






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