教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

5月三回目の教室 ニワトコ色づく

2021年05月15日 | 教室風景

朝の道はいつもより混んでいました。
駐車場に着き、苔むした雨上がりの道を踏み出すと
ツルっと転んでしまい咄嗟についた掌が赤紫色に!

一瞬焦りましたが冷静になってみるとその色は桑の実の色でした。


カメラを傷つけてしまうしお尻は冷たいしでとぼとぼ森を歩くと
雫をたたえたニワトコの実が朝日に輝いていて明るい気分になれました。

5月三回目の教室日は晴れて清々しい一日でした。


中庭で遊ぶ小さな子供たちが外廊下の窓からのぞいている姿に癒されつつ
課題に没頭し制作するひととき。心と体に良い効き目がありそうです。


午後にKさんが日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆

森ではますます緑濃く様々な花が咲き乱れていました。


パラパラ花粉が落ちてきたので見上げるとヤマハゼの雄花が満開!


様々なハチが花を訪れていました。
花粉にまでかぶれ成分が含まれているかわからないので
触らないように注意しました。


開きはじめたウツギの花にも虫たちがたくさん。
アゲハ類は飛び続けてどうしても撮影できず


モデルになってくれたのはダイミョウセセリ


シャリンバイにはアオスジアゲハ


ノイバラにはヒメウラナミジャノメ

アカボシゴマダラの大きな春型が飛んでいるのを見上げていたら
白い儚げな蛾もたくさん飛び交っているのに気が付きました。


飛び交う白い蛾の正体はキアシドクガ。いよいよ羽化が始まったようです。

黄色い脚、半透明の翅をもつこの蛾は幼虫時代ミズキの木を丸裸にするほど
大発生して時々ニュースになりますが、毛虫時代も羽化してからも無毒だそう。

ほの暗い森でたくさんのキアシドクガが舞う様は幻想的。
この光景を見るとそろそろ梅雨がくるのかなと思います。


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