教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

イボタノキに集まる生き物たち

2021年05月23日 | 生き物

イボタノキの花はチョウがやってくるので開花を楽しみにしていました。


ウツギの花より少し早く開花しました。


モクセイ科イボタノキ属


よほど美味しいようでコミスジが一心不乱に吸蜜


翅の傷ついたジャコウアゲハも周囲をぐるぐる飛びまわっていました。


明るい金色のコマルハナバチのオスや


コマルハナバチのメス
大小様々なハナバチたちが花を訪れてブンブンと辺りはにぎやかです。

目当ての幼虫を見つけるためじっくり見ていくと


蜜柑色の美しいクモが獲物を待ち構えていました。
イシサワオニグモの幼体でしょうか♪

イボタノキの葉裏で探していたのは


このウラゴマダラシジミの幼虫。
丹念に見たけれどまだ見つけることができていません。
この成虫が見られるのもそろそろなので蛹もあるかも。
見てみたいな。。

目当ての幼虫ではありませんが嬉しい出会いがありました。


おや?
視線を感じて葉を裏返すと


印象的なこの姿、イボタガの幼虫です~♪
3匹も確認できました。


同じモクセイ科イボタノキ属のネズミモチの木に
ふたまわり大きなものもいました。
この森にやっぱりいるんだ~!幼虫を初めて見ました。

成虫は早春にのみ出現する美しく大きな蛾。


出会えたのは数年前、蜘蛛の犠牲になったものだけ。
生きたものをずっと探してきましたがこの春も会えませんでした。

先日出会ったイボタガの幼虫たちが順調に育ってくれれば
来月から土の中で蛹になり来年3月頃羽化するはず。
成虫に会える来春が今から楽しみです。


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