教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

近所の可愛いハチ6種

2021年05月03日 | 生き物

近くの公園で最近出会ったハチ6種をならべてみました。


ジュウニヒトエの花にヒゲナガハナバチの仲間


ツツジの花にも


グミの花にも。
オスの触覚が長いこのハナバチたちは4~5月に会える印象があるのですが


このハチも近くで見かけました。
検索するとキマダラハナバチの仲間。
この仲間は前出のヒゲナガハナバチ類に労働寄生するのだそうです。

ヒゲナガハナバチのメスが土中に30cmの坑道を掘って
花粉団子を運び込み産卵する隙をついて産卵、
孵化したキマダラハナバチの幼虫はその花粉団子を食べて育つとか。


早春の妖精ビロードツリアブはヒメハナバチの仲間の幼虫に寄生するそう。

寄生するもの、されるもの、巣を構えることができる環境。
絶妙なバランスが保たれていて何が欠けてもいけないのですね。


暗い散策道のこの場所をウロウロ飛びまわっているハチがいました。
ここで以前も同じような光景を見たことがある!

あわててしゃがみこむと


モフモフのハナバチが土手を歩きまわっています。
お尻が黄金色なのでコマルハナバチのようです。


小さな穴に入っていきます!
なかなかピントが合わずあたふたしているうちにすぐ飛び去ってしまいました。
その穴に光をあてて見ましたが親指を第一関節まで押しこんだ位の深さ。

気になって次の日も見に行きましたが変化はありませんでした。
コマルハナバチの女王は土中のネズミ類の空巣を利用してコロニーをつくる
事が多いそう。

周りを見ると怪しげな穴がいくつかあり、女王が利用できる場所を探していた
のかもしれないと思うと楽しくなりました。


花盛りのハンショウヅルの花に来ていたのは


トラマルハナバチ
このハチも土中にコロニーをつくるそう。一度見てみたいものです。


再びハナウドを見に行くとごく小さなハチが来ていました。
脚に花粉をたくさんつけてこれからどこへ行くのかな?

近所の公園の端っこ、狭い範囲をささっと歩くこの連休。
いつもの道にハチの巣を探す楽しみが増えました。

コメント (2)
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