教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

10月最後の教室 初秋の小さな花々

2021年10月19日 | 教室風景

雨上がりの朝は気温が低く、虫の声も少なく静か。


日が高くなるにつれ飛ぶ虫が多くなってきました。
翅の傷んだヒカゲチョウが地面のミネラル分を吸っているのか
何度も同じ場所に戻ってきました。

10月最後の教室日でした。
この間ようやく長い夏休みが明けたと思ったのにもうすっかり秋。


朝つくった熱いニカワ液を持ってくるのですが移動の間に固まっており
窓からの強い風は心地よいを通り越して肌寒く、縮こまりました。


次回からは暖房が必要かもしれません。
体調の変化に気を付けつつ芸術の秋を楽しみたいですね☆

花が咲くのは確かこの時期だったばず、と野原を探したら


イヌセンブリにようやく出会えました。
神奈川県では絶滅危惧種に指定されている希少な植物。
年々株が減っているように感じられます。


極小のアリが来ているのを毎年見ますが、開きはじめだからか
早朝で気温低めのためか生き物はみあたりませんでした。
周りは地際まで草刈りがされ乾燥が進んでいるようです。


このゲンノショウコも初秋らしい植物。
珍しくはない植物だと思っていましたが今年は少ないような気がします。


花盛りを過ぎていたマツカゼソウ
ミカン科らしく実りは極小の青蜜柑のようです。


珍しくミツバアケビに立派な実がついていました。
森のどんな動物がこの実を食べるのでしょう?


色褪せたセイタカアワダチソウ野原に
翅の欠けたヒメアカタテハやキタテハ


ウラナミシジミたちが飛び交っていました。
幼虫の食草はマメ科ということですからクズの葉に産卵していたのかも。


9時頃アキアカネが産卵行動をしていた小さな水たまりは
昼休みに見ると干上がっていました。

次にこの森を訪れるのは2週間後。彩りの変化が楽しみです。



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