Yさんは登山で出会った光景を描かれました。
「愛鷹山 越前岳」 水彩画 F4
うねる枝ぶりを露にした山頂の木々や激しい筆致で描かれた
空に飛ぶ雲から寒さ厳しい季節の強風が想像されます。
意図的に大きくした雪をいただく富士の姿は美しく輝いて
この場に立ったYさんの喜びや爽快感が伝わってきます。
近づいてみました。
水彩絵の具の濃度を加減しながら塗り込んだり洗ったり。
黙考し、時に感覚的に進めた作品とのやり取りの痕跡は
作品の生命となって見るものを惹き付けます。多彩な表情をもつ
様々な線が実に魅力的な、躍動感に満ちた力強い作品です。
水彩画の奥深さを味わっているYさん。次の作品も楽しみですね。
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Yさんのページに前作とともに掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
2回抽選にもれて11月開催となった前回の作品展。
2014年は初めての抽選でなんと第一希望が当たりました!
【第14回グループ彩雲作品展】
期日:2014年9月30日(日)~10月5日(火)
会場:横浜市栄区民文化センターリリス ギャラリーB
グループ彩雲の皆さんが制作された日本画・水彩画作品を
約60点展示する予定です。(HP『上郷の森日本画教室』)
会場の栄区民文化センターは人気のある施設なので
今回は幸運でした!すぐに使用料金を支払って申し込みを
完了させたので一安心です。
カンヒザクラでしょうか。うつむきがちの花に
メジロたちが夢中になっていました。
公園に着くと白~薄桃色~濃い紅色までさまざまな品種の梅が
素敵な甘酸っぱい香りを漂わせ
ミスミソウも満開になっていました。おしべの花粉まで可愛いピンク♪
真っ赤な杉林を背負った河津桜も見頃となっていました。
日に透けた姿もよいものですね。
近くには咲き分けの素晴らしい椿があって
アブがさかんに訪れ
ヒヨドリもさかんに花をついばんでいました。
並べてみるとさまざまな桃色があるものですね。
まさに春の色!不思議と心がときめきます♪
Iさんは手作りの器とドライフルーツを描かれました。
「青磁とみのり」 日本画 F8
優しいあじわいの青磁の器は長く陶芸をされてきた
Iさんの作品で、蓋の表面には葡萄が浮き彫りされています。
さらに乾燥ザクロとホオズキを組み合わせたことにより
夏の終わりの宵を思わせる濃厚な作品となりました。
近づいてみました。
さまざまな硬さと質感をもつモチーフにあわせ岩絵の具の
粒子を使い分け、描き方も変えました。長い時間をかけて
表現された動きのある伸びやかな背景は印象的な器を
際立たせ、画面全体に神秘的な雰囲気を漂わせています。
次作の準備は始まっていて箔をおす予定のIさん。楽しみですね。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Iさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
早くも3月最後の教室となった先日は朝からポカポカ陽気で
素晴らしい制作日和となりました。
室内の方が寒いほどでいまだに皿の上の膠が固まるけれど
ウグイスのさえずりを聴きながら描けば気分は最高です♪
午前中にIさんが日本画作品を、Yさんが水彩画作品を完成
させました。後ほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆
この日の朝はとても早く森に到着することができたので
のんびり春を探すことができました。
日差しが力強くなってきましたね♪
日のあたらない小枝の密集している場所で
褐色の丸くて小さい小鳥がウロチョロしていました。
ウグイス?ヤブサメかな?
お昼休みふたたび散策すると、この春初めてのキチョウに
何頭も見かけたのはこのテングチョウ。
いったいどこで越冬していたのか、とても綺麗な翅をしていました。
ボロボロのキタテハも頑張ってテリトリーを守っていました。
見かけたキタテハたちは皆あまりにも小さくて
テングチョウと間違えてしまったくらいでした。
弾丸のように飛ぶルリタテハ、それにビロードツリアブも
見かけました。虫たちが目覚めていよいよ本格的な春の
到来です♪
気持ちよく晴れ上がった先日
ミヤマセセリは出ていないかと森へ出かけてみました。
だいぶ蕾のふくらんだ桜の小枝にエナガちゃん♪
ミヤマセセリどころかどの蝶にもあえなかったけれどイラガの繭が
ありました。柔らかい新芽が出てきたころに羽化するのでしょうね。
楽しみにしていた枝垂れ梅が一気に開花♪
水辺にいってみると
若葉色のネコヤナギが♪
池の中にはさらにカエルたちの卵塊が増えていました。
奥はヒキガエルのひも状卵塊、手前はヤマアカガエルの
タピオカのような球状卵塊。この間の大雨でヒキガエルだけでなく
ヤマアカガエルも目覚めたようです。会いたかったな・・・。
ヒキガエル達はまだ池に残っていました。
「またビッキか・・」天から父の声が聞こえたような気がしました。
春になるとよく言われましたっけ。
このところ連続で見に行っているので椅子がきしんだ音さえも
カエルの声に聞こえてしまい、もういい加減にしなければと
思うのですがまだチェックしに行っていない近所の公園の池が
気になって仕方ありません。早春の病のようです。
Hさんは早春の田園風景を描かれました。
「山笑ふ 寺家ふるさと村」 日本画 F6
湿り気を帯びた春の大気に包まれた里山はしっとりとやわらかく
複雑な芽吹き色や田おこし前の田んぼの枯れ色や桜並木の薄紅色
全てに実感が伴っており小鳥のさえずりまで聞こえてくるようです。
春を迎えた喜びに満ちた、明るく気持ちの良い作品です。
近づいてみました。
岩絵の具をしっかりと塗り重ねたことにより味わいと厚みが増し
弱くなりがちな淡い色合いの部分も深みがでて力強くなりました。
たくさんのスケッチから得られた伸びやかな筆致と自然な省略は
春そのものを凝縮したようでHさんの感動をまっすぐ伝えてくれます。
さまざまなことに挑戦されてきたHさん。次の作品も楽しみですね☆
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
3月三回目の教室日はやや風が冷たく
晴れたり曇ったり、めまぐるしくお天気が変わった一日でした。
光はやわらかいけれど力強く、岩絵の具の粒子も色もよく見えます♪
午前中にHさんが日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆
強い風が雲を吹き飛ばしていた朝8時。
前日の大雨で大きくなった水溜りに青空が映っていました。
ヤマアカガエルが産卵していた池をのぞくと
卵たちは早くも可愛らしいオタマジャクシとなっていました。
毎春スミレが見られる場所へ行って見ると
スミレは葉さえ確認できませんでしたが
このキノコがたくさん出ていました。
触って見るとプニプニとしていて内側は薄茶色。
キクラゲかな?いかにも食べることができそうです。
→キノコ好きさんにこれは“アラゲキクラゲ”で食べられる
と教えてもらいました。茶碗形のアラゲキクラゲに対し
いわゆる“キクラゲ”は花びら形なのだそうです。
ありがとうございます!
自分のブログ記事を見直してみたら、けっこう撮影しており
その度に教えてもらっていました・・。
立派な変わり咲き椿♪
ガビチョウやコジュケイのなき交わしが賑やかで
森は活気に満ちていました。
なまぬるい強風にたたきつけるような雨。
まさに春の嵐だった先日
ご近所さんのミモザは7分咲きとなっていました。
夕方早めに用事が済んだので、いてもたってもいられず
プレオちゃんを駆って最近訪れたばかりの公園へ。
いよいよ風雨が激しくなってきて
カラスたちも空を見上げて困ったような顔をしていました。
そんななかわざわざ来たのは
これを見るためだったのです♪
短い動画を録ってみました。下の△をクリックしてみてくださいね。↓
たくさんのオスに抱きつかれたメス。あまり見えませんでしたが
手足はのびきっているようでした。無事に産卵できたのかどうか・・。
池の底には合戦で力尽きたカエルたちがいくつか沈んでいました。
陸上にいる段階で争いは始まっていて
長靴にさえも飛びついてきました。
ひどい雨だったこの日もnikon AW100が大活躍!
防水機能のためかシャッターが非常に押し辛く手ぶればかりで
購入当初は失敗だったかな・・と思ったのですがやはり便利。
カエルの季節に欠かせないカメラとなっています。
近くの公園に素敵な福寿草の株が♪
例年に比べて今年は春の訪れがのんびりですね。
今の時期、森でじっと立っているとガサッ ガサッ・・・
落葉だらけの地面を掘っているものがいます。
それはこのシロハラだったり
このアカハラだったり
このツグミだったり。
上の3羽は分類ではスズメ目ツグミ科に入るのだそうですが
このイソヒヨドリもツグミ科で
形はとても似ているヒヨドリはスズメ目ヒヨドリ科に分類される
のだそう。知らなかった・・・。
そういえばヒヨドリだけあまり地面付近では見かけないですが。
これらの鳥は皆ツグミの仲間だろうと思いながら図鑑を見ていたら
ヒヨドリだけ違うページに掲載されていたので気がつきました。
おまけの可愛らしいハクセキレイ♪
図鑑を広げて次なる出会いにそなえつつ期待にワクワクしています。
たまの雨もよいものですね。
先日見たアズマヒキガエルのカエル合戦を
生き物好きの母にも見せようと散歩に誘いました。
ゆっくりではあっても元気に前を歩く姿に安心します。
前回見たときよりカエルが減っているかもしれないと心配して
いましたが、まだまだ数は多く合唱も聞こえましたし
池を目指してすたすた歩くカップルにも会うことができました♪
お腹の大きなメスがやや小さいオスを背負っています。
でも行く手には障害が・・!
そこは厳しいよっ、もっと左だよ~!
メスの肘がぬければいけそう!
でも大きなお腹とオスの背中がひっかかって・・・
ああっ残念!
もんどりうってホコリまみれ。休んでは挑戦を何度も繰り返し
それでもオスははなれません。
体の乾燥とメスの体力の消耗が心配になった頃・・・
はじめにチャレンジした場所からかなり左寄りにあった
柵の下の隙間をくぐって無事向こうへ抜けることができました。
よかったね・・・メスは凄いね。
手に汗握って見守り、左方向へ向くように誘導したり
柵の下をちょっと掘り下げたりして夢中になった母。
「何度も来たくなる気持ちがちょっとわかった」
とのことで、寒い中ここを訪れた甲斐がありました。
おりしもこの日は母の誕生日。いい贈り物になったかな?