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癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

念願の「ウポポイ」へ & 有料ブログへ移行

2020年09月06日 | イベント鑑賞・参加

 2020年7月12日に白老町に開業した、「ウポポイ(民族共生象徴空間)」。本来は4月24日に開業が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2回の延期を経てのオープンとなった。

 同施設の「愛称」であるウポポイとはアイヌの言葉で「(おおぜいで)歌うこと」を意味するといい、2018年に一般公募によって決定した。民族共生象徴空間という名称は、閣議決定された内容に基づいている。

 オンラインでの予約が必要で、その説明や手続きが非常に煩雑で面倒だった。なんとかチケット(一人1200円)は取れたが、PCやスマホがない人はどうするのか? また、チケットのほかに、博物館の入場時間の予約も必要とのことだったが、その手続きが良く分からなかった。しかし、チケットがあれば何とかなるだろうと思って、開業時刻の9時に間に合うように行った。

  8:30に、広大な駐車場(500円)に入り、開業時間を待った。入場料を払うのに、駐車料金はいささか不満である。マスクをし忘れたら、駐車場の係員に注意された。

  8:50には、開門された入口を通り、北海道の景観をコンクリート壁に彫った長い回廊を通って受付へ。その手前には、新型コロナ感染対策(検温・消毒)の建物を通るようになっていた。

 当日受付のチケット売り場もあった。ネット予約の段階で良く分からなかった時間予約の必要な博物館は、すでに昨日段階で18:00と19:00しか空いていなかったとのこと。その日の内なら再入場も可能とのことなので、18:00に予約を入れてもらった。夜はプロジェクションマッピングも観られる。

 広大な土地にいろいろな施設があり、それぞれの施設ごとの催し物のプログラムのタイムテーブルがあるので、マップとタイムテーブルは必携で、それを見ながら、回らなければならない。

 しかも、新型コロナ感染対策で、人数制限があり、それぞれの整理券を、その時間の前に施設ごとにもらわなければならない。

 18:00まで待たなければならない博物館と、それに合わせて17:30からの短編アニメを除いて一通り見て歩いたら、昼食を入れて14:00になった。各施設ごとの入場時間までの待ち時間も結構多い。14:00からは、外には出ずに、駐車場の車の中で、自分はブログ書き、妻は昼寝をして時間つぶしをした。

 そんなこともあり、時系列ではなく、各施設ごとのプログラムを中心に紹介したい。なお、雨天だったので、屋外ステージのプログラムは、夜のプロジェクションマップ以外は、すべて中止となった。

◎国立民族博物館

 入口の正面にあるメイン施設。2階の博物館は、予約時間の18:00でないと入場できない。

 1階部分のお土産コーナーをまず見て回る。

 シアターは、いつでも入れるので、9:15に、まずはそこからスタート。上映は「アイヌの歴史と文化」で、ちょうど良いオリエンテーションになった。

 以下は、18:00の予約時間に入館した博物館内

「基本展示室」は、「ことば」、「世界」、「くらし」、「歴史」、「しごと」、「交流」の6つのテーマをアイヌ民族の視点で紹介。「特別展示室」は、アイヌ文化、先住民族文化についての調査・研究の成果等を紹介。また、これら以外のテーマについても幅広く扱い、多様な展覧会を開催されている。

◎工房

 ここでは、伝統工芸の実演が観られる。

木彫の実演見学

 織物の実演見学。

◎伝統的コタン

 一番手前の干している緑色の植物は、蓙にするガマの茎。その隣は建築中のチセ。

 ポロチセ(大きなチセ)の内部

 和人との交易で手に入れた貴重な漆器等。

 担当者がセンの木をくり貫いて作ったという丸木船。アイヌは川が道路のようなものだから、移動の手段には欠くことのできないものだった。

◎体験交流ホール

  ここでは、ステージ上での伝統芸能上演、短編映画上映、夜に屋外プロジェクションマッピングショーが観られる。

 伝統芸能上演は、撮影禁止なので、パンフレットから借用。

 上は、11:30から観た「イノミ~アイヌの歌、躍り、語り」~伝統的儀礼「イヨマンテ」を軸にしたストーリー性のある舞踊と映像。

 下は、13:30から観た「シノッ~アイヌの祈り、歌、躍り」~伝統的な歌や躍り、楽器演奏などを最新の映像技術や北海道の美しい映像を取り入れて紹介。

 17:30から観た短編アニメ「カムイを射止めた男の子」と「キツネに捕まった日の神」※これも撮影禁止なのでパンフから。

 土日祝日のみの夜の屋外プロジェクションマッピングショー「カムイシンフォニア」

◎体験学習館

 ここでは、楽器の演奏観賞、ポン劇場等、ドーム型スクリーン映像体験ができる。

 ドーム型スクリーン映像体験館。一人一人の目の前に、「カムイ アイズ」という、ワシの目とキタキツネの視線で撮影した、北海道の自然が写し出される。

 ポン(小さな)劇場の紙人形劇では、アイヌの料理のことが演じられていた。楽器は、体験交流ホールでの伝統芸能で見たのでパス。

◎フードコートでの昼食

 上は、ウポポイ野菜ラーメン。下は、ぎょうじゃにんにくいりザンギカレー(共に、790円+税)

 結局、駐車場の車の中での時間も含めて、全部見終わったら、19時過ぎになってしまった。ほかのブログで「6時間半もいた」と書かれていたが、自分も正味同じくらいの時間になった。

 このあと、室蘭の道の駅に泊まるべく戻る途中、虎杖浜温泉に入って、ブログを完成して投稿を試みた。しかし、なぜか、昼に途中まで書いた部分以外は、いくら書いても消えてしまう。諦めて「明日アップします」とだけ書いたものをアップした。

 

◎ 昨日のブログ投稿の不調は、スマホではなく、この無料のgooブログの容量に達してしまったことが原因だった→有料ブログへ移行

 最近になって、このブログの画像フォルダの容量が、無料ブログの容量に近くなっていたので、近いうちに、有料に切り替えなくてはならないと思っていた。

 昨夜に書き足したものが、投稿に反映されないで、消えてしまうのは、これまで経験のないトラブルだった。画像フォルダの使用容量はまだわずかながら余裕があると思っていたが、これに文章部分の容量も加えると、すでに限界容量の3GBに達したせいかもしれない。

 帰宅後、直ちに、有料ブログへの移行手続きを取ったら、スムーズに書き上げることができ、公開することができた。有料(税込月524円)に移行すると、1TBまで使用できる。無限に近い容量である。また、広告も入らないので見やすくなるはず。  


長万部町鉄道村

2020年09月04日 | イベント鑑賞・参加

 「鉄道村」には、鉄道写真、警報機、プレート、制服、模型、蒸気機関車の部品など、旧国鉄の倉庫に保管されていたものや、地元に住む元国鉄マンや道内の鉄道愛好家から寄贈された貴重な品々など、約300点が展示されていた。


モーツ・アートin五稜郭

2020年07月23日 | イベント鑑賞・参加

 五稜郭公園の堀に浮かべたボートの上で演奏を行う新たな試み「モーツ・アート」が7月18日、始まった。今年は、新型コロナの影響で、2008年から開催されてきた、「はこだて国際民族芸術祭」が中止になった。その企画運営をして来た団体が、それに代わるイベントとして、今までとは異なる内容での開催スタイルを模索してきたという。

 代替として開催されたのが、 「演奏者と観客との距離を保つために五稜郭公園の堀に浮かべたボートの上で演奏する」・・・いわゆる「水上ライブ」である。ボートの上でも「密」を避けるため、3隻のボートをロープで一列につなぎ、それぞれにこぎ手、演奏者、動画撮影者が乗る方式を考案。「距離の確保」を実現した新たな舞台芸術にしたいとの思いを込め、MOAT(堀)で演じるART(芸術)で、「MOAT’S ART(モーツ・アート)」と名付けたとのこと。モーツァルトに引っ掛けたようだ?

 期間は8月30日までの水曜17時~18時30分と土曜・日曜の11時30分~13時に開催予定。演奏者は地元のアーティストたちである。

 昨夕は、その水曜日だったのと、演奏者が、「魂のフォーク亀しょうラナイ(LANAI)」のマスター・吉田和夫さんだったこともあり、妻と一緒に出掛けて来た。

 吉田さんは、大野小・中学校時代の同級生(神奈川在住)の弟さんで、旧大野町の文月開拓で生まれ、育った方である。以前、万代町で店をやっていた時にお邪魔して、そのころの話をして懐かしんだことがある。

  17:15ころから、約30分間、懐かしい昭和のフォークソングを聴かせてくれた。

 これらの写真をプリントして、神奈川にいるお兄さんに送ってあげた。


ミニチュアライフ展in金森ホール

2020年07月19日 | イベント鑑賞・参加

 金森ホールで、「ミニチュアライフ展~田中達也 見立ての世界~」が開催されている。これは、4月18日(金)から5月10日(日)まで開催予定だったが、新型コロナの影響で延期となっていたものである。

 2017年NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックのミニチュアも担当した、ミニチュア写真家・見立て作家 田中達也は、日常の物を題材にして別の物に見立てた作品を毎日SNSで発信しているという。

 本展は北海道初開催の作品展である。写真作品や撮影用に製作した立体作品など選りすぐりの約100点が展示されている。函館会場限定作品も初公開されている。

 観覧料は1000円でちょっと高めだと思ったが、視点を変えることで発見できる見立ての面白さ!いつもの日常が遊び心たっぷりの世界に生まれ変わる、田中達也 見立ての世界を十分楽しむことができた。

 カメラ撮影OKなので、たくさんの作品を収めて来たが、その中から10数点を紹介する。思わず笑いを誘われるダジャレタイトルも合わせてお楽しみいただきたい。

「箱だけレンガ倉庫」(函館会場限定作品)

「田舎ぶらし」

「問題の解き方は人それぞれ」

「名曲を掘り起こす」

「充電するために家路につきます」

「ミニチュアライフ」※このブロッコリーは作者のお気に入りで良く使われる素材とのこと。

「今夜はここに泊めてクリップ」

「ひと泡ふかされ中」

「リアルなメモ=メモリアル」

「新パン線」~実際にこのパンの新幹線がレール上を一周する。子供に大人気だそう。

「100匹乗っても大丈夫」

「トウモコロシ燃料ロケット」

「地球は甘かった」

「夢シテイ」

「収納下手な食器棚の奥にある世界遺産」

「チャーフィン」

これで物足りない方、もっと見たいという方は下記でどうぞ!

「田中達也ミニチュア作品


4.1オープン「函館市亀田交流プラザ」内部見学

2020年04月03日 | イベント鑑賞・参加

 亀田支所に隣接した旧亀田福祉センター跡地に、2020年4月1日オープンした「函館市亀田交流プラザ」・・・亀田地区の市有5施設(亀田福祉センター、亀田公民館、美原児童館、亀田青少年会館、美原老人福祉センター)の機能を統合した多世代が集う交流拠点である。総事業費が約30億円。

 4/1~4/5の間、施設見学が自由にできるので、初訪問してみた。

<1階>

 1階正面入口を入ると2階までの吹き抜けの「ふれあいホール」~ウッディな内装と全面窓で開放的な造りとなっている。こちらは図書コーナーとカフェが併設されている。

 席にはコンセントが付いていて、wi-fiが利用できる。しかし、

 

講堂前のロビー

 

ロビーには、道内唯一の国宝・中空土偶のレプリカや「世界遺産登録を目指す北海道・北東北の縄文遺跡群関係」の展示コーナーもある。

 

講堂1・2

 

 体育館

 1階にはこのほかに、総合案内所と事務室とシャワー室がある。

<2階>

1階「ふれあいホール」を見下ろす

 

交流活動室・交流スペース

 

卓球台もある

 

交流活動室(和室)

 

児童コーナーの受付

 

子供体育館

 

子供活動室

 

軽運動室

このほかに、交流集会室、赤ちゃん休養室、事務室などがある。

<3階>

大会議室1

 

大会議室2

 

大会議室3

 

小会議室3

 

小会議室4~このほかに小会議室1・2がある。

 

ラウンジと屋上の「函館山テラス」

 

研修室1(和洋兼用)

 

研修室2(調理設備付)

 

見学を終えて、ふれあいホールにある『クレイトンズ・カフェ』で休憩

なお、このカフェは、『シダックス』系列のカフェで、渋谷や横浜にも店舗があるらしい。

函館初上陸という「よつ葉ソフトクリーム」(275円)を食す。

このほかに、12種類のパンも提供されている。

 

上は1階駐車場、下は地下駐車場~利用料金は2時間までは無料。

施設や利用の詳しい説明は→公式ホームページ

<おまけ>

 見学を終えて外へ出たら消防車が出動していた。裏通りの交差点で車が炎上したそうだ・・・原因は不明。


植木蒼悦ギャラリーin五稜郭タワーほか

2020年04月02日 | イベント鑑賞・参加

 この度、五稜郭タワーに無料観覧常設施設「植木蒼悦ギャラリー」が開設された。函館出身で、「河童」をモチーフとする独特の絵画で知られる画家であり、俳人でもある。

 函館市の美術品コレクターである江成勇男氏から植木蒼悦に関する江成勇男さんから作品群450点を譲り受けた。現在は「啓蟄(けいちつ)」など15点を展示。タワー低層部2階の一室を改装、観覧無料の展示ギャラリーとした。

 この植木蒼悦の名前を知ったのは、かなり以前から長万部町にある「植木蒼悦記念館」の存在だった。てっきり長万部ゆかりの画家だと認識していた。しかし、今回、このニュースを目にして、プロフィールを見たが、長万部には一切関わりのない方だった。こちらは、長万部町在住の開業医・工藤豊吉氏が私財を投じて集め、蒼悦が没した1983年(昭和57年)に町に寄付したことがきっかけで設立され、現在も公開されている。

 植木蒼悦は明治29年に函館に生まれている。学生時代に「二科展」への入選を果たすも、生活の為に税関の職員として各地を転勤する中で、独学で絵画技術の研鑽を深め、また、37歳で函館に戻ってからは、函館大谷高校の美術講師を勤めながら画業に専念、独特の芸術世界を築き上げたという。しかし作品を売ることは一切せず、その為、生活は「清貧」という言葉を地で行くものであったようだ。1971年(昭和46年)函館文化賞も受賞している。

 それぞれユニークな河童の表情が楽しい。今後、ほかの作品との入れ替え展示が楽しみである。

◎五稜郭タワー、ブルーにライトアップ~「世界自閉症啓発デー」

 4/2の世界自閉症啓発デーにあたり、18:30から五稜郭タワーの塔体を啓発デーのシンボルカラーであるブルーにライトアップされた。


「没後30年 橋本三郎展/生誕100年 鵜川五郎展」ほか

2020年02月14日 | イベント鑑賞・参加

道立函館美術館で「没後30年 橋本三郎展/生誕100年 鵜川五郎展」が開催されているので観てきた。

◎鵜川先生のこと 

 鵜川五郎氏(1919-2008)は、大野中学校時代3年間図工の時間でお世話になった恩師であり、小学生のころには1~2年ほど隣に住んでいたこともある。

 今から16年前のまだご存命な頃にも、やはりこの美術館で先生の特別展が開催されたことがある。当時自分がたまたま函館市小学校長会会長の職にあり、毎回の特別展や企画展初日のセレモニーに招待を受けていた。

 そのときが先生とは45年ぶりの再会であった。名乗って挨拶したら、「お~、カズちゃんかい、大きくなったなぁ~」と言われ、周りにいた関係者が大笑いしたことがあった。周りは、60歳になる人間をつかまえて「大きくなったなぁ」ということが面白かったらしい。しかし、先生にしてみれば、中学校卒業時で148cmしかなかった自分が、普通の大きさの大人になっていたことが驚きであったのかもしれない。

 その4年後に亡くなられているが、結核を2回も患ったにも関わらず、89歳までご長命だったのも驚きだ。30歳で岩手から大野町(現北斗市)へやってきたのも、最初の結核との闘病の末、「どうせ死ぬのなら、誰も知らないところで死にたい」と死地を求める思いだったと聞いている。そのような人生が作品(暗いイメージが多い)にも反映されているようだ。

 1972 年に退職してからは画業に専念し、今回の展示作品にもその作品が多かった。格調高く描く作品群には、自分の中学生時代のころから、戦争への憎悪や自然環境への警鐘を描いているものが多いという印象が強かったが、改めて今日の作品を見ても思いは同じだった。

 なお、橋本三郎氏(1913-1989)は、函館に生まれ育ち、戦前から、中央画壇で活躍。戦後は道南画壇の指導者的役割を果たした方である。 

◎今回は、この道立函館美術館所蔵作品の中から、橋本氏の作品が27点、鵜川氏の作品が28点が展示されている。

 その中から公式ホームページに掲載されているものを借用・転載させていただく。

<橋本三郎氏の作品>

<白い牡牛>1957年

 

<湿地>1941年

 

<残照のノートルダム>(1978年)

 

<鵜川五郎氏の作品>

<うすれ日>(1985年)~多くの作品にキツネとカラスが登場する。これらは自然の中で孤立している分身とのこと。

 

<青春の墓標>1979年~戦時中だった青春時代の思いなのか、兵器の残骸等が描かれている。

 

<山裾の道>1990年~良く好んで散歩したという大野町市渡の木地挽山の山裾の冬の風景。

 

◎3日続けて10℃前後の異常な暖かさ

 ここ3日連続で4月上旬並みの暖かさが続き、再び積雪ゼロになった。最低気温もマイナスにはならず、最高気温は10℃前後まで上がった。本当に今冬は異常である。

特に雪の多かった一昨年の2月6日(1週間前)の同じアングルの写真。

 

そんな春のような今日のうれしいいただきもの2点

山の先輩からのグアテマラ土産

 

妻からのバレンタインデープレゼント。


大沼雪と氷の祭典 & 緑の風リゾートきたゆざわ

2020年02月08日 | イベント鑑賞・参加

 先日氷の切り出し作業を見てきたが、今日はそれを使った「第54回大沼公園雪と氷の祭典」を見に寄った。

 数年ぶりの訪問だが、その頃やっていた氷像コンクールはなくなっていた。

 メインの氷の滑り台。今年は雪が少なくタイヤチューブ滑りはやっていなかった。

 地元の大沼小、軍川小、東大沼小、大沼中の子供たちの雪像。これらの学校は今春すべて統合して小中一貫校のなので大沼岳陽学園になる。

 小さな氷の滑り台

 

 ゴジラの雪像と氷像の手

 

◎緑の風リゾートきたゆざわに宿泊

 このホテルは北湯沢温泉にある「旧第一名水亭」である。旧名水亭のころは安かったので、毎冬1回は妻孝行も兼ねて泊まっては大滝のクロカンコースで合宿もどきをしたものである。しかし、2015年から改装して、現在の「緑の風リゾートきたゆざわ」と改名され、それまでの倍近い価格になった。

 当然、寝れればどんなところでも良い、安ければ安ほど良い派の自分には縁のないホテルになってしまった。

 今回、このホテルに泊まることになったのは、明日の「おおたき国際スキーマラソン」(いつもは日帰り参加)に合わせて、妻が「私が払うから、前の名水亭の時とどのように変わったか見てみたい」ということになった次第。もったいないとは思うが、妻の申し出をありがたく受けることにした。

 広いロビー。造りは名水亭のときと同じだが、ソファやテーブルがゴージャスになっていて、黒マントを着たコンシェルジュが案内してくれる。

 ロビーでは早速ウェルカムドリンクのハスカップジュースとクッキーでおもてなし。

 部屋は名水亭のときと変わっていないが、座椅子が高さがあるものですわりやすかった。9~11階は料金の違う高い部屋に改装されたらしい。 

部屋のお菓子もゴージャスになっていた?

部屋着類は浴衣、作務衣、パジャマの3種類が用意されていた。

温泉の配置図。大浴場は名水亭のときと同じだが、エレベーターで降りるようになった右図の内風呂は新設され、そこから繋がる露天風呂が変わっていた。

温泉は撮影禁止なので公式ホームページから借用。

露天の大浴場。

一番の売り?の露天の「森の散歩湯」。露天の大浴場の周りに、ハーブ湯や抹茶湯やラベンダー湯などいろいろな種類の色のついた湯船が10個あり、散歩モードで次々と楽しんだ。

楽しみな夕食⬇

レストランにはこのようなコーナーが4ヶ所ある。

ブッフェスタイルのレストラン。

 料理は名水亭時代よりも、どれも上品な感じでとても美味しくなっていていたし、種類も多かった。ビジュアル的にも楽しめる料理だった。大満足である。

館内利用券1000円で買ったお菓子。


雪のない2月の入り & 市民美術展「第20回はこだて・冬・アート展」

2020年02月01日 | イベント鑑賞・参加

 冬真っ只中の2月に入ったというのに、雪のゆの字も見当たらない。こんな冬は生まれて初めての経験だ。

 昨日「湧別原野オホーツククロカンスキー大会」の中止のことを書いたが、地元の方の情報では、海に近い方はそこそこ降ったが、奥の白滝や丸瀬布の方がまだまだ少ないことが理由とのこと。湧別も今回のドカ雪までは積雪ゼロだったそうだ。

 さらに、マスコミは新型コロナウイルス騒動で大騒ぎだ。毎日のようにニュースやワイドショーを観ているが、これは推移を見守るしかなさそうだ。こちらの行動範囲にまで影響しないことを願うのみ・・・。

 連日の雨やプラス気温で、グランドには水たまりができて凍ってもいない。

 本来は雪の下で待つはずのフクジュソウの蕾たちも可哀そう。

 毎月1日は、丸亀製麺の釜揚げうどんが半額。これで395円也(内うどん140円)。

 

◎市民美術展「第20回はこだて・冬・アート展」

     

 そんな中、整骨院での肩の治療の後、芸術ホールで開催中の市民美術祭「第20回はこだて・冬・アート展」を観てきた。撮影はOKだった。

 本展は、地域で制作活動を行う幅広い層の作家からオリジナル作品を募集し、プロ・アマ、ジャンルにかかわらず作品展示をする横断的な展覧会として、毎年冬の季節に開催しているらしい。

 冬期間の生活に潤いと華やぎをもたらすよう、函館の文化芸術を発信する市民美術展として実施するもので、制作年数または経験は問わず、函館市内・近郊在住の高校生以上の方で未発表の作品(個展、グループ展、卒業記念展に出品した作品は可)であればどなたでも出展できるとのこと。

 表彰も行われているようで、「はこだて・冬・アート賞」3点、「NHK函館放送局長賞」1点、「函館市文化団体協議会会長賞」1点、「優秀賞」8点、「奨励賞」12点も表示されていた。

 いろいろなジャンルの出品数が130点(一般作家部門108点、招待作家部門19点、賛助作家部門3点)もあったが、誰一人として知人の名前がなかったのが残念だった。それにしても、素晴らしい作品ばかりだった。いつも思うのだが、自分の思いやイメージをこのような形で表現できる技術を持つ人は本当に羨ましいと思う。 

     

 涎が出そうなこれも造形作品のひとつである。 


ラッキーピエロ峠下総本店イルミネーション

2020年01月07日 | イベント鑑賞・参加

 ラッキーピエロ峠下総本店のイルミネーションは、毎年11月1日~3月31日まで点灯される。

 点灯時間は18~20時(土曜日は21時まで)。じゃらんのイルミネーションベスト10の2位にランクインされている。

 テーマは「音と共に輝き出す光の森」。36万球のカラフルなLED電球がアレンジされ、テラス一帯はまさに光の森。
 店内の客席から眺められるが、ゆったりと間近で楽しむには、テラスに入場するのがおすすめ(1人300円+税)。

 年末にテラス入場無料券が送られてきていた。たまたま今日が「カレーライス25%OFF」の日だったので、それに合わせて観に行ってきた。

 三脚を持参せず、コンデジで撮ったので、手ぶれ画像になっているが、雰囲気だけでもどうぞ!

      店内の注文カウンター

         店内の様子

  ボリューム満点のチャイニーズチキンカレー(700円→25%OFFで525円(税別))


「函館八幡宮騎馬参拝」ほか

2020年01月02日 | イベント鑑賞・参加

 朝食後、箱根駅伝のスタートを見届け、家の前と町会館駐車場の除雪をする。1時間半を要したが、汗ばんで運動した感が強い。

 その後、再び箱根駅伝を観たが、今年は函館八幡宮の騎馬参拝を見物しに行く予定だった。子供の頃から初詣の習慣はないが、それだけを目的に出掛けた。駐車場から騎馬参拝を観る間の30分以外は車のテレビで箱根駅伝を見ながら往復した。

 函館八幡宮では、毎年1月2日に騎馬参拝が行われている。今回初めての見物だったが、12:00、北海道産の馬・どさんこに流鏑馬(やぶさめ)装束の騎手が乗り、八幡宮へと続く急斜面の石段134段を軽やかに駆け上がった。

 この行事は、函館どさんこファームのホーストレッキングの安全を祈願して行われているもの。拝殿前でお祓いを受けた後、記念撮影にも応じるらしい。

 

◎箱根駅伝は、青山学院4度目の往路優勝

     

 東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日、東京・大手町から神奈川県箱根町までの5区間、107・5キロで行われ、青学大が5時間21分16秒の往路新記録で3年ぶり4度目の往路優勝を果たした。

 原監督のさい配が的中した。2区で抜てきした1年の岸本大紀が7位から1位に押し上げると、3区で首位を東京国際大に譲ったが、この日、エントリー変更で起用された4区の吉田祐也(4年)が区間新記録の快走を披露して1位に浮上。そのまま逃げ切った。

 

◎毎年恒例の『相棒元日スペシャル』

     

 毎年2日は「箱根駅伝」と録画しておいた「相棒元日スペシャル」を見て過ごす。これから、ゆっくり観ることにする。


ハンドボール全日本チーム函館合宿・最終日ほか

2019年12月20日 | イベント鑑賞・参加

     

 東京オリンピックに出場するハンドボール男子日本代表「彗星JAPAN」の強化合宿が「函館アリーナ」で、12/16から開催されていて、今日が最終日だった。

 高校時代にハンドボールで2年連続、国体とインターハイ(高校総体)と全国高校選抜大会に出場している妻に付き合って、今日の最終日の練習を観に行った。昨日までの公開は16:00~18:00だったが、最終日の今日は9:00~11:00だった。

 ハンドボール男子日本代表は1988年の韓国・ソウル大会以来、開催国枠で32年ぶりの東京オリンピックへの出場が決まっている。

 しかし、この合宿は、来月クェートで開催されるアジア選手権の代表選考も兼ねているとのことで、選手も真剣である。

 デフェンスとオフェンスの練習・・・パス回しの速さに圧倒される。

 

 実戦形式の練習

 

 シュートの練習

 

    

 最後の30分以上は、2人がペアになっての筋トレ・・・コーチの号令に合わせて、休みなく続けるのに、最後までリタイアする選手は誰もいない。

 今日の夕刊で分かったことだが、この中の函館出身の小沢基選手(23歳)は、鍛神小学校卒業で、自分がいたころの低学年の子だった。

 自分の在職時に創設されたハンドボール少年団「かやげクラブ」に所属していたらしい。因みにパラリンピックの陸上で活躍している重本(旧姓辻)沙絵選手もこの「かやげクラブ」に所属していたが、こちらの退職と入れ替わりに転校してきた子だった。

 

◎帰りに食べた北々亭の「ワンコイン寿司ランチ」(税込み)

 目の前で一貫つずつ握ってくれて、10貫で税込み500円は凄い。味噌汁もコーヒーも無料。※平日限定

 平日は毎日やっているので、お昼時は結構混んでいた。

 

◎10数日ぶりの積雪

12/5に降ったドカ雪も間もなく消えて、10日以上は積雪ゼロだった。これで、ホワイトクリスマスになれるかどうか?


「北前船展示会」in渡島総合振興局

2019年12月18日 | イベント鑑賞・参加

 12/13~12/23まで、北海道渡島総合振興局1階ロビーおいて、「北前船資料展示会」が開催されているというので、ウォーキングがてら行ってみた。

 北前船の模型や函館の繁栄に大きく貢献した高田屋嘉兵衛の功績を紹介したパネルなどの資料が展示されていた。

 展示資料は、市内の小学校3.4年生に配布されている副読本『高田屋嘉兵衛さんとわたしたちの函館』の全ページを拡大コピーしているものだった。

 現職のころこの編集に携わったこともあり、特に目新しいものはなかった。ただ、小学生用に記述してあるので、一般市民にとっては非常にやさしく読めて、理解しやすい内容だと思う。

 「北前船」は、江戸中期から明治30年代まで、蝦夷(北海道)と大坂の間を、日本海沿岸の諸港に寄港しながら、下関、瀬戸内海を通って往来した廻船である。

 上方や瀬戸内では「北前」とは「日本海側」を意味し、北の日本海から来る船を「北前の船」と呼んだことに由来する。日本海沿岸では北前船とは呼ばず「千石船」「弁才船(べざいせん)」と呼ばれた。

 北前航路は「物資と文化を運んだ海の大動脈」と言われ、北前船はいわば“海を往く総合商社”であった。

 本州からは、米や塩、砂糖、酒、酢、鉄、綿、薬、反物や衣類などあらゆる生活物資を積み込み、売買しながら日本海を蝦夷地に向けて北上した。これを「下り荷」という。逆に、蝦夷地から上方へと向かう荷を「上り荷」といい、主に昆布や鰊、鰊粕、干鰯、鮭、鱈などの海産物を運んだ。一回の航海の利益は現在の額で約1億円にもなった。

 しかし、北前船は船主に巨富をもたらしただけではない。鰊粕や干鰯などの魚肥は、上方の綿花栽培を支え、麻に替えて肌触りのよい木綿の衣類を普及させたほか、各地の生活文化にさまざまなな影響を及ぼした。例えば、北前船が蝦夷から運んだ「昆布」は日本の食文化を一変させた。とりわけ北前船の故郷、北陸地方では昆布は郷土の食文化と深く関わっている。

 この函館の基礎を築いたといわれている高田屋嘉兵衛もその船主の一人である。嘉兵衛は得た富を函館のために還元したことは有名である。展示パネルにもそのことが詳しく述べられている。

 この展示では触れられていないが、忘れてならないのは北前船の巨富の犠牲になったアイヌの人々の存在である。

 江戸時代となり江戸幕府が対アイヌ交易権を北海道の松前藩に独占させた頃から、アイヌの人々にとってきわめて不利な条件で鮭や鰊などの交換レートが決められるようになり、アイヌの人々の不満が高まる。
 そのような中で起こったのがシャクシャインの戦い(1669年)である。しかしアイヌはこの戦いに敗れ、その後クナシリ・メナシの戦い(1789年)でも敗北し、和人に隷属する地位にまで追いやられていく。
 アイヌの人々は松前藩が制定した場所請負制度により縛りつけられ、それぞれの地を担当している商人が雇った。
 番人によって、労働を強制されるようになる。その結果、男の人は遠い場所へ出稼ぎに行かされ、妻と離れ離れになり、離島で5年も10年も酷使させられたそうだ。一家の働き手である男は問答無用で労働に駆り出され、食べる物も満足にない、というのがアイヌの家族の一般的な姿となってしまった。

 実際、1822(文化5)年に2万4000人あったアイヌの人口は、32年後の1852(安政5)年には1万8000人にまで激減している。
 このように実は華やかだった北前船の交易の陰には、アイヌの人々の大変厳しい歴史があったことも忘れてはならない。

 『千石船で一航海するだけで、千両の儲けがあった』という北前船の商売は、アイヌの人々からするときわめて不公平な交易であったということである。 

 松浦武四郎がその実態を幕府に上申したことや、明治政府の開拓使の役人になってもアイヌの待遇改善を申し知れたが、聞き入れられなくて役人を辞めて故郷へ戻ったのは有名な話である。


「湯の川冬の灯り」

2019年12月16日 | イベント鑑賞・参加

      
 今年が初開催の「湯の川冬の灯り」は、湯の川温泉エリアで開催される冬のイルミネーションイベント。3カ月のロングランで実施されている。
 市電「湯の川温泉」電停そばの足湯・湯巡り舞台から、鮫川沿いがライトアップされている。点灯時間は日没から22時まで 湯の川温泉をイメージした流水と扇の文様や、海や雪、梅や桜など10種類の灯篭円柱モニュメントで、「和」の雰囲気を演出している。

 しかし、その灯篭円柱モニュメントはコンデジでは上手く撮影できなかった。

 湯巡り舞台にはイルミネーションが優しく灯り、足湯も色が変化する。

 

<鮫川沿いのイルミネーション>

 

 花びしホテルのイルミネーション

      
 雪がないので、ここまでの往復を目的にロングウォーキングをしてきた。
 距離11.8km、2時間10分、万歩計15500歩。


五稜郭星空ランタン打ち上げほか

2019年12月15日 | イベント鑑賞・参加

 昨年から始まった「五稜郭星空ランタン打ち上げ」が12/13~15の3日間開催された。
 五稜郭タワーアトリウムでの「クリスマスミニコンサート」の後、五稜郭公園内で17時と18時の2回行われる。
 主催は旅行会社のクラブツーリズムで、参加費が2500円とのこと。
 ランタンを借りて揚げるだけなのに、高い参加費だとは思うが、これほどの人がいるのにも驚く。

 「今年の五稜郭タワーのサンタクロース」(毎年登る場所が変わる)


 16時からの「クリスマスミニコンサート」

 ゴスペラーズの合唱


 ジャズの演奏と歌

 17時からの「ランラン打ち上げ」

 ランタン打ち上げ前の様子


 打ち上げ20秒前・・・周りの照明が消されてカウントダウンが始まる。


 17時ちょうど打ち上げが始まり、少しずつ上がっていく。



 「五稜星(ほし)の夢」