現在の頂上とされている馬の背での集合写真
弘前市にある観光・登山ツアー会社の弘南観光開発(株)から「北海道駒ケ岳と恵山登山ツアー」のガイドの依頼を受けていた。依頼のきっかけは、この会社の本州の登山ツアーに参加した函館の山仲間の推薦だった。しかし、担当者のOさんは、拙サイトを5年以上も前から見ていて、『山と渓谷』に掲載された拙記事も読んでいたので、すかさずお願いしたとのこと。
今までで、いろいろな登山会やグループ登山のガイドを依頼されたことは多いが、このような登山ツアーを企画している会社からの依頼は初めてだった。ガイド資格を持っていないだけに、何かあったときの責任を感じながら、いつもより緊張して登り下りした。
そのOさんが引率してきた19名が、新青森駅から北海道新幹線で新函館北斗駅へ。そこから貸切バスで6合目登山口へ。少し早めに先着しバスの到着を待った。11:45に到着。
待っている間に、下りてきた登山者(ほとんどこちらを知っている方ばかりで逆に挨拶された)に聞いたら、「風が強くて寒いので、とても休んで昼食を食べれる状態ではない」とのこと。時間的にも昼に近かったので、バスの中でお弁当を食べてから出発することにした。
12:25、登山口を出発。スタートして間もない地点の凄い雨裂に驚きながら登る
本来であれば、カラマツの黄葉がきれいなはずだが、昨日の台風崩れの強風でほとんど散ってしまった
9合目付近を大沼や横津岳をバックに登る
9合目から剣ヶ峰を見上げる
13:30、ゆっくりペースだったが1時間05分で馬の背到着。強風で寒いので10分くらいで下山開始。
雲間からの筋模様の陽光を捉える。下りは50分だった。
下山後、大沼公園の島巡りをご案内。「千の風になって」のモニュメントの前で、登って来た駒ケ岳をバックに
大沼公園で別れ、ツアー客は、今夜の宿となるグリンピア大沼へ。明日は恵山道の駅で合流予定。