今日もSHOさんと二人で沢登り・・・「暑い日は沢が一番」と、長万部町二股地区の犬の巣川遡行に出掛けた。最近急に人気の出てきた沢である。ちなみに、この珍妙な河川名は、Taoさんによると、地質図や国有林図には「犬主川」と記載されていて、もともとはアイヌ語のイヌヌシュナイ(漁猟小屋ある川の意)らしい。
二人とも初めての沢だったが、Taoさんを初めとするHYMLメンバーの情報も多い。最後まで詰めると二股山まで登れるのだが、ヤブ漕ぎがかなり強烈らしい。SHOさんは冬に登頂しているし、自分もそうしようと思っているので、登頂には拘らなかった。入渓地点から滝が連続する320二股上の2段の滝の上までを折り返し地点として、純粋に沢登りだけを楽しむ予定で出掛けた。その上は、もう滝もほとんどなくそれほど楽しい沢ではないらしい。
林道終点の入渓地点へ着いてビックリ・・・札幌ナンバーを中心とした車が6台も停まっていた。一番最後に入渓して一番先に下山したら、車で待機している一人の女性がいた。なんと数年前に珊内岳で同行した札幌のSa女史だった。先行したメンバーは、彼女の加入している何人か顔見知りのいる札幌のロビニア山岳会9名と別グループの札幌の4名ということが判明。
翌朝のコメントで判明したのだが、下の方に車を停めてあった札幌の別のグループは、何度もご一緒している「地図がガイドの山歩き」チームの面々だった・・・まさに、これこそニアミス。
入渓地点からすぐにナメが続き、すぐにゴルジュ地形が出てきて、その後は、「犬の巣川」ではなく「滝の巣川」とでも呼びたくなるほどの滝が連続する飽きることのない楽しい沢だった。深い釜のへつりは多かったが、滝はそれほど難しいところもなく、全部直登することができた。
ゴールと決めていた320二股上の2段の滝と、その下の310二股の滝では、下りで懸垂下降を楽しんだ(上の画像)。往復4時間の往復を楽しみ、帰路途中の長万部温泉ホテルで疲れを癒した。
深い釜を持つ屈曲した樋状の滝の釜をへつる
このようなへつりの場面が非常に多い沢だった。
310二股で両側から滝となって合流する二つの滝。左側の羽衣風の滝の美しさに惚れ惚れ。
本流は右の滝。その右端を直登し、下りは懸垂下降(一番上の写真)。
320二股上の2段滝の下の滝。ここは写真では欠けている左側から直登。
下りはこの上の滝と一緒に懸垂下降
詳しい遡行記録は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com/ (アップ完了)