癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

奥州街道(奥州道中)歩き旅〈移動日〉・郡山まで

2019年10月31日 | 登山・旅行
 今回の奥州街道歩き旅のスタートは福島県の白河宿である。今日は、その少し手前の郡山まで移動し、明朝1番の電車で白河まで行く計画である。
 新幹線で函館から新白河まで行けば、4時間半ほどで到着できるが、料金が2万円を超える。
 いつも通り、いろいろな乗り物を乗り継いで、安上がりなのんびり旅を楽しむことにする。


 まずは、函館発4:30の青函フェリー(1460円)に乗り、青森へ。
 家から歩くつもりだったが、途中からフェリーターミナルまでは、街灯もなく真っ暗で、妻が心配するのでタクシーを利用した。

 青森に8:30に到着。ターミナルから青森駅までのんびり歩く。


 遅い朝食は、朝7時から営業している青森駅前の「長尾」の津軽煮干し中華そば。


 「こく煮干し」~一番味が濃くて、好きな太麺。最近これにはまっていて青森では必ず食べている。
 

 メニューと〆のこばん(無料)に残りの汁をかけて食べる。これまた美味い。


 青森駅前発10:30の仙台行きの高速バス「ブルーシティ号」(5100円)に乗る。チケットは予約して、予めローソンで購入。
 途中、花輪と前沢のPAでトイレ休憩。仙台に15:20に到着。


 いつも妻が「仙台へ行ったら牛たん定食食べてみて」と言われていたが、ようやく念願がなかった。
 仙台駅の中にある有名店の喜助。空いている時間だったので助かった。早目の夕食にした。


 3枚6切れの牛たん定食。やはり美味しい。


 駅の中にあった牛たん発祥の地の絵


 仙台駅16:06のJR・快速に乗る。福島から各駅停車になる。18:12郡山到着。2310円


 今日中に白河までも行けるが、前回の最後に3連泊した郡山駅前のカプセルホテル・ワッズに泊ったほうが安く済む。
 じゃらんのポイントを使って2300円だった。


奥州街道その3(奥州道中)~日光街道~甲州街道歩き旅へ

2019年10月30日 | 登山・旅行


 昨秋に三厩から盛岡(松前道)今春に盛岡から白河(盛岡道・仙台道)まで歩いた奥州街道に引き続き、今回はお江戸日本橋までの「奥州道中」(江戸~宇都宮間は日光街道と重複)を歩いて、奥州街道全踏破ゴールとなる。
 しかし、予定を組んだら。宇都宮~日光間の1日を加えても、7日間で済んでしまう。
 そこで、そのまま、甲州街道も歩いて(7日間の予定)、すでに歩いている中山道・東海道を加えて、五街道完全踏破を目指す計画にした。
 なお、歩き旅は、夏山と冬山との端境期に計画するので、どうしても、11月と4月が多くなる。しかし、涼しくて歩きやすいというメリットもある。

<奥州街道(奥州道中)とは>
 これまで歩いてきた白河以北の奥州街道は、「奥州道中」と呼ばれ、勘定奉行の管轄に置かれ、各藩で維持管理が行われた。
 ちなみに、仙台に本社のある東北ブロック紙「河北新報」の由来は、この白に由来している。
 今回歩こうとしている残りの白河から江戸までは 幕府道中奉行が管轄し、「奥州道中」(江戸から宇都宮とは日光街道と重複)と呼ばれている。
 総延長 日本橋から白河まで48里(約190㎞) 27次 5泊6日程度の行程。
(うち、白河から宇都宮まで21里18町14間半(約85km) 10次 2泊3日程度の行程)

 しかし、元和3年(1617)、日光東照宮が完成した頃、日光道中が成立し日本橋から宇都宮を経由し日光に至る街道が「日光街道(道中)」と呼ばれ、宇都宮から先の白河に至る道だけが「奥州街道(道中)」と呼ばれるようになった。

 そこで、今回は、白河~宇都宮間までを「奥州街道」とし、日光~宇都宮~江戸間を「日光街道」として記録したい。
 そのために、宇都宮を奥州街道の一応のゴールとし、日光までJRで移動し、日光を日光街道のスタートとして、江戸を目指すことにした。


<日光街道(日光道中)とは>


 日光道中が正式名。日光東照宮ができた頃ほぼ日光道中の道筋が確立した。
 日光には、東照大権現と崇められた徳川家康の墓があり、歴代将軍や諸大名の社参の道として整備された。
 また、江戸から宇都宮までは東北へ向かう奥州街道と重複しているため、参勤交代の大名の通行も多かった。
 総延長 日本橋から鉢石まで36里3町2間(142km) 21次 3泊4日程度の行程

<甲州街道とは>


 江戸幕府を始めた家康は甲斐の国を支配下に置いた。ここを重視した家康は江戸から甲府に至る甲州道中を開き幕府の管理下に置いた。
 ここを重視した理由としては、甲斐の金山を重視したとか、甲府城を拠点化したとかの理由がある。
 一般的には江戸城の避難路としての性格ももつと言われる。半蔵門からすぐが甲州道中であり、八王子には千人同心がいたりする。
 しかし、ここを参勤交代で使用する藩は3つだけで他の街道に比べ繁盛したとは言えなく、各宿の経営は楽ではなかったようだ。
 総延長 日本橋から下諏訪まで53里24町(約208km) 44次 5泊6日程度の行程

<準備・計画>
 
 今回の奥州街道(道中)・日光街道・甲州街道は、五街道でもあり、ガイドブックが多く発刊されている。
 そこで、上記の2冊(山と渓谷社)を購入し、計画を立てた。また、現地でも持ち歩くことにした。
 なお、これまで通り、自分の現在地を知るために、GPSとスマホのランニング用アプリ「jognote」を利用することにした。
 jognoteは、googlemapなので、建物や店の名前や信号の場所も提示されるので、非常に助かる。

 装備は、これまで通り、登山用具やランニング用品で間に合わせる。
 日が短いので、6時出発で、1日30㎞~35km平均で計画を立ててみた。
 山旅は車中泊で安上がりだが、歩き旅の難点は宿代が掛かることである。
 これまで通り、できるだけ安い宿を探して、素泊まりを中心に、食費も抑えてケチケチ旅行に徹するつもりだ。

<行程計画>
10/30(木)<移動日> 函館~(青函フェリー)~青森~(高速バス)~仙台~(JR)~郡山
<奥州道中>(2泊3日)
1日目11/1(金) 郡山~(JR)~白河
         84白河宿~85白坂宿~86芦野宿~87越堀宿~88鍋掛宿<28.2km>
2日目11/2(土) 88鍋掛宿~89大田原宿~90喜連川宿<22.6km>
3日目11/3(日) 90喜連川~91氏家宿~92白沢宿~93宇都宮宿<24.1km>

<日光街道>(3泊4日)
4日目11/4(月) 宇都宮~(JR)~日光 
         東照宮~1鉢石宿~2今市宿~3大沢宿~4徳次郎宿~5宇都宮宿<33.6km>
5日目11/5(火) 5宇都宮宿~6雀宮宿~7石橋宿~8小金井宿~9新田宿~10小山宿~11間々田宿<33.4km>
6日目11/6(水) 11間々田宿~12野木宿~13古河宿~14中田宿~15栗橋宿~16幸手宿~17杉戸宿~18粕壁宿<37.3km>
7日目11/7(木) 18粕壁宿~19越谷宿~20草加宿~21千住宿~日本橋<34.7km>

<甲州街道>(6泊7日)
8日目 11/8(金)日本橋~1内藤新宿~2下高井戸宿~3上高井戸宿~4布田五ヶ宿~9府中宿<30.3km>
9日目 11/9(土)9府中宿~10日野宿~11八王子宿~12駒木野宿~13小仏宿~14小原宿~15与瀬宿<33.0km>
10日目11/10(日)15与瀬宿~16吉野宿~17関野宿~18上野原宿~19鶴川宿~20野田尻宿~21犬目宿~22鳥沢宿~23猿橋宿~24駒橋宿~25大月宿<32.3km>
11日目11/11(月)25大月宿~26花咲宿~27初狩宿~28白野宿~29阿弥陀海道宿~30黒野田宿~31駒飼宿~32鶴瀬~33勝沼宿<29.0km>
12日目11/12(火)33勝沼宿~34栗原宿~35石和宿~36甲府柳町宿~37韮崎宿<29.2km>
13日目11/13(水)37韮崎宿~38台ヶ原宿~39教来石宿~40蔦木宿~(富士見町)<34.0km>
14日目11/14(木)(富士見町)~41金沢宿~42上諏訪宿~43下諏訪宿<20.5km>※ゴール 

11/15(金) 陣馬山~高尾山縦走 
11/16(土)・11/17(日) 予備日
11/18(月) 羽田~(ANA)~函館
                        

ついていけないカタカナ用語

2019年10月29日 | 日常生活・つぶやき
        
 昨日の道新の「おじさん図鑑」でおじさんも怒っていたが、最近のTVなどで見聞きするわけの分からないカタカナ用語が非常に多いのに驚く。
 おじさんでなくとも、もっと分かりやすい日本語で話したり、説明したりできないものか思ってしまう。

 好意的に考えると、ピタッとした訳語がないとか、日本語では言い表せない微妙なニュアンス(使ってしまった!)を表現するのに都合が良いのだろう。
 しかし、「本当に意味が分かって使っているのか?」「なんとなく格好が良いと思って使っているのではないか?」「相手が分からない言葉を使って優位に立とうとしているのではないか?」などとと勘ぐってしまうことが多い。
 それぞれの業界ごとにいろいろな用語があるようだが、最近の関西電力の金品受領受領事件の記者会見でも、このカタカナ用語が乱発されていて、はぐらかされているような気がして腹立たしかった。

 意味はわからないが、よく耳にするのが、「コンプライアンス」「ガバナンス」「ソリューション」「スキル」「イノベーション」「インバウンド」「アジェンダ」「コミット」「オピニオン」「コンセンサス」などなど、挙げればキリがない。
 このような言葉が蔓延しているビジネス界で、本当に社員の意思疎通ができているのかと心配になってしまう。

 このようなビジネス用語は分からなくても、自分の生活には困ることはほとんどない。
 しかし、わりと身近なスポーツ界でも、わけのわからない用語が出てくる。
 最近の選手の発する言葉で最もイラっとするのが、「最高のパフォーマンスを発揮して・・・」である。
 そのほかに「ポテンシャル」「フィジカル」などなど。
 そのうちに、「心・技・体」が重視される相撲界や柔道界でも、「最高のパフォーマンスを発揮できるのは、メンタル・テクニカル・フィジカルが充実しているからです」などと言うようになったりして・・・?

 我々世代で日常的に困るのは、カタカナや原語で表現される店名や商品も多くなっていることである。
 意味も分からないが、なかなか覚えられないで困ることが多い。
 あと、自分の苦手なPCやIT関係のカタカナ用語も覚えられなくて困る。
 いろいろな説明を読んでも、その用語が理解できないためにイライラすることが多い。

 そもそも、自分はカタカナに対する抵抗感が非常に強い。それはカタカナを習う小学2年生の時に、おたふくかぜと水疱瘡で長い間学校を欠席した。
 その間にカタカナの学習が進んでいて、ついていくのが大変だったからである。
 今でもカタカナで表記される人名や地名や品名などはなかなか覚えられない。

足慣らしウォーキング・市内紅葉名所巡り<31km>

2019年10月28日 | 花・紅葉だより

中野ダム公園の紅葉

 11/1から歩き始める旧街道歩き旅の足慣らしに、市内の紅葉名所巡りウォーキングにトライ。
 

 コースは、自宅~四季の杜~中野ダム公園~笹流ダム~香雪園~自宅の約31kmだった。万歩計は約44,500歩。 
 8:00に家を出て15:10に帰宅。7時間10分。
 腰を下ろして休んだのはコンビニのイートインでカップラーメンを食べた15分のみ。昼過ぎまで食べ物屋さんがなかった。

◎四季の杜公園








◎中野ダム公園








◎笹流ダム








◎香雪園









楽しい歩き旅の計画作り

2019年10月26日 | 登山・旅行


 「旅は計画作りが一番楽しい」・・・今、まさにその段階である。
 昨秋に津軽半島の三厩からスタートした「奥州街道歩き旅」は、今春の2回目に引き続き、今回の3回目でお江戸日本橋でゴールを迎える。
 ここ数日、その計画づくりに取り組んでいる。距離だけで大まかに計画を組んだら、それだけなら6日間で終わることに気づいた。
 宇都宮から江戸までは「日光街道」とダブルので、この際日光街道も歩いてしまおう。それでも、1日多くなるだけである。
 それなら、さらに1週間ほどで歩ける「甲州街道」もやっちゃえ・・・ということにした。
 そうなると、すでに歩いている中山道、東海道と合わせて、お江戸日本橋を起点とした五街道完全制覇となるからである。

 そこで、今回は、上掲のガイドブックをamazonで購入し、本格的な計画づくりを始めた。
 まずは、宿場間の距離をもとに、1日30km前後になるように行程を組む。
 日が長いときは40km以上も歩けるが、この時期は日が短いので、どうしても歩く距離が短くなる。

 まずは、スタート地点までと帰りの移動手段である。これもネットを駆使して、できるだけ安く済ませる最良の方法を探す。
 今回は福島県白河市がスタートである。一番効率の良いのは新幹線だが約2万円もする。
 急ぐことはない、時間は売りたいほどある・・・。
 そこで、函館~青森(青函フェリー)、青森~仙台(高速バス)、仙台~郡山(高速バス・)、郡山宿泊(カプセルホテル)、郡山~白河(JR)で行程を組んだ。合計11,840で済むはず。
 帰りは、東京から帰るので、飛行機の早割予約しておいた。約12,000円だった。
 新幹線もこのように早割料金を導入すれば、もっと利用するのだが・・・。

 次に、一番厄介な宿探しである。とにかく安い宿を探すことが命題である。
 四国遍路は、遍路地図にコース上の宿の一覧が載っているので、非常に助かる。しかし、旧街道歩きはそうはいかない。
 まずは、ガイド本とネットで、1日のゴール地点を地図で確認する。その上で、その宿場付近のできるだけ安い宿を探す。
 しかし、江戸時代には宿場でも、今はなかなか都合よく宿はない。
 見つからない場合は、駅が近くにあれば、宿のある近い駅へ電車で移動する。
 鉄道沿線でないときは路線バスの利用もある。
 どうしても確保できないときは、その日の行程を調整をする。

 大きな都市の場合は、まずは、宿場近くのカプセルホテルか24時間営業の温泉・銭湯等を探す。
 それがなければ、安いビジネスホテルか旅館・民宿となる。
 できれば疲れた足を伸ばして入れる大浴場があればうれしい。
 基本的には安く上げるために素泊まりである。それも5000円以内が目標である。
 近くに食堂やコンビニがなければ、2食付きにするが、それも6000円代が限界である。
 今回は、カプセルホテル5軒、24時間営業温泉4軒、旅館・民宿・ビジネスホテル6軒となる予定。
 料金は、2000円代2軒、3000円代6軒、4000円代4軒、5000円代3軒である。
 前半の8日間は予約済だが、後半の甲州街道は未予約なので、まだ流動的な部分もある。 

 しかし、ここまでできれば、ほぼ計画は終わりである。これまでが非常に楽しい時間でもある。あとはその通りに歩けるかどうかである。
 10/31に函館を出て、翌日から歩き続ける予定だ。

清尚学院高校の「アップルパイとスィートポテト」販売会

2019年10月25日 | 食べ物

 3日連続「食べ物」ネタになってしまったが、本日、近所の清尚学院高校で、生徒が実習で作ったスイーツを売る販売会が開かれた。
 調理師や製菓衛生師を目指す生徒の学習成果を市民に知ってもらう機会として、毎年、年2回販売会をしている。
 今年の6月21日には「フォカッチャとスィーツ」が販売されている。
 前もって新聞にも掲載され、近隣地区だけだと思うが、昨日の夕刊にチラシも入ってきた。

 今回販売されたのは、昨年と全く同じで、調理科3年生が作ったスイートポテト(200円)と、製菓衛生師科3年生が作ったアップルパイ(800円)。
 スイートポテトは、「べにあずま」を使い、直径15㌢のアップルパイは七飯産の「紅玉」を使っている。
 アップルパイは限定80ホール(一人2ホールまで)で、スィートポテトは限定200個(一人3個まで)の限定販売である。
 個数限定なので、10:30時半から整理券を配り、11:30から12:30まで販売ということだった。
 自分が整理券をもらって、妻が購入という段取りにした。


 自分が並んだのは10:10で、すでに35人ほどの列になっていた。   
 整理券が配布された10:30の段階で、自分より後ろに3~40人ほどが並んでいた。
 自分が手にできた整理券は、アップルパイが62番でスイートポテトが112番・113番だった。
 残りの数からすると、後ろの人たちはどこかで打ち切りになったものと思われる。


 12時ごろに整理券を持って購入してきた。自分はカメラ持参で撮影取材。


 ご丁寧にアレルギー成分も表示されていた。


 我が家は、アップルパイ1ホールとスィートポテト2個を購入。
 

 保存料や余計な添加物などが入っていない。

 昼食代わりにスイートポテト1個と、アップルパイ1/4切れを食べた。
 どちらもずっしりと重さがあり、スイートポテトはクリーミーな甘さが際立ち、アップルパイはパイ生地は美味しかったが、りんごの部分はもう少し硬さがあるとよかったと思われた。

絶品!「西園」のチャーハン

2019年10月24日 | 食べ物

 末広町電停付近の北島三郎記念館向かい、函館郷土資料館隣りの「函館ラーメン 西園(さいえん)」

 チャーハンが好きなことを知っている西部地区在住の岳友から、「西園のチャーハンも絶品ですよ」という情報をいただいていた。
 場所は知っていたが、まだ入ったことのなかった店だっただけに、ずっと気になっていた。
 去る10/10の「函館山ふもと19の坂道巡り」のあとに、やはりチャーハン好きの妻と寄ってみた。
 見るからに、老舗という感じの店構えである。


 消費税が上がった後の新しいメニュー。いずれもリーズナブルな価格が並んでいる。
 妻はチャーハン(660円)を頼み、自分は老舗ゆえの味に期待して塩ラーメンとチャーハンのセット(1100円)を頼んだ。


 外観も古いが、店内も、まるで時が止まったような、昭和チックそのものである。
 昼時なので、次々とやってくるなじみ客でカウンターは一杯になった。(店を出るときに撮影)
 観光客も入るのだろうが、どちらかといえば地元民に愛され続けている隠れた名店といった感じである。


 しばし待つこと出されてきた福神漬けが添えられたチャーハン(税込660円)。これにお椀に入ったスープが付いている。
 一口食べただけで、これまでにない味と美味しさに思わず、2人で「うん、美味しい!」と声を上げた。
 まさに、岳友の言われる絶品である。
 香ばしいチャーシューを味のベースにしているらしい。福神漬けがまたこれに合う。
 パラパラ感にはやや乏しいが、よく見ると具はチャーシューと卵だけである。これも珍しい。
 具材を極力少なくし、チャーシューの旨味のみで勝負しているといった感じである。


 チャーハンとセットで頼んだ塩ラーメンは、函館元祖系塩ラーメンを少し濁らせた感じで、期待したほどではなかった。


 いろいろ検索してみたら、ここの看板メニューは「ネギラーメン(塩・醤油」(720円)だとか・・・。(他サイトから借用)
 ネギラーメンと言いながら、たっぷりのチャーシューの細切り(&メンマも)が入っているようだ。
 塩ラーメンは期待ほどではなかったので、こんどは醤油で食べてみようと思っている。 

非常に身近になったソフトクリームやパフェ

2019年10月23日 | 食べ物

 何度食べても、日本一濃厚で美味しいと思う当別トラピスト修道院売店のソフトクリーム。同じ感想を持つ人は多い。
 濃厚なのは、クリームとワッフルコーンにトラピスト発酵バターを使用しているかららしい。


 これまでで一番思い出に残る「天城越え」で有名な浄蓮の滝で食べた「わさびソフト」。これも絶妙な美味しさだった。
 
 最近、どこへ行ってもソフトクリームが食べられるようになっている。昔はこんなにあちこちで口に入るものではなかった。
 ましてや、昔はソフトクリームといえば、子供が食べるものという認識で、目にしてもそれほど食べたいとは思わなかった。
 ましてや年寄りが食べる姿などは目にしたことがなかった。
 それが、今や観光地などでは、老若男女かかわりなく口にしている。そういう自分も最近はしょっちゅう口にしている。


 先日、妻と一緒に食べた明治パーラーのパフェ


 明治パーラーのパフェメニュー(10/20現在)

 もっと変わった思うのはパフェである。昔はパフェといえば、フルーツパフェくらいしかなかったような気がする。
 それも、ソフトクリーム同様、子供や女性が食べるものという認識が強かった。
 しかし、最近は、インスタ映えなどとも相まってか、メニューを見るだけでも楽しいほど、いろいろなパフェが登場している。
 お酒を飲んだ後のシメパフェなどというブームまで起きていて、男性も気軽に口にできるようになっている。
 自分もアイス系のスイーツが大好きなので、妻と一緒の時には誘われて、抵抗なく口にできるようになった。
 しかし、まだ一人で店に入って注文するのには勇気がいる。

寒川海岸ご案内(函館山越え)

2019年10月22日 | 登山・旅行

 函館山の稜線を越えて海抜0mの寒川海岸へ下り立つ。

 以前からスキー指導員仲間のTahさんから「函館山裏側の寒川海岸へ案内してほしい」という依頼を受けていた。
 昨夕、「突然で申し訳ありませんが、明日行きたいのですが?」というメールをいただいた。幸い日程は空いていた。
 いつもは藪漕ぎがなくてマムシの心配のない冬ばかり行っていたが、この時期に寒川海岸へ下りるのは初めてである。
 この時期の状況も知りたいので、案内方々同行することにした。
 時刻は向こうの都合で10:30に谷地頭温泉駐車場で待ち合わせることにした。
 メンバーはTahさんの山仲間で、やはりスキー指導員のTamさんとTahさんの同僚で空手6段というYaさんの3名。

 どうせなら、寒川へ下りる最短コースである鶯谷コースから登り、寒川コースを下った。
 幸い3名とも鶯谷コースも寒川コースも初めてなので、大喜びだった。
 これまでは、寒川後から海岸線を穴澗の裏側まで行って、戻る途中から穴澗砲台~入江山間の軍用道路跡へ繋がるコースを周回していたが、今回は寒川コースの往復にした。
 軍用道路へ繋がるコースは崖崩れ箇所があって、危険なためにロープもピンクテープもすべて外されているからである。
 

 GPSトラックログ

<往路2時間05分> 10:35谷地頭温泉~(鶯谷コース)~11:20寒川コース下り口~12:05寒川海岸~12:40穴澗裏側(昼食)
<復路2時間40分> 13:15穴澗裏側~13:50寒川コース登り口~14:40寒川コース下り口~千畳敷~七曲りコース~15:45谷地頭温泉


 谷地頭温泉駐車場から鶯谷コースの尾根を見上げる。


 鶯谷コース入口から少し入ったところ。意外とはっきりとした踏み跡が続いていた。


 尾根に続く踏み跡。最近登った人がいるような痕跡があった。


 鶯谷コース途中にて。
 このあと、千畳敷コースへ出て、少し歩いて牛の背コースへ登り、寒川コース下り口へ。


 ロープが設置されている寒川コース


急な寒川コースを下る。
最近登り下りした人がいたようで、下の方の藪も踏み跡がはっきりしていた。


 寒川コース途中から眺める紅葉。下る途中で、慌てて登山道の下へ逃げていくマムシを目撃した。


 寒川コースで目にしたヤマシャクヤクの実(上)、ムラサキシキブの実(下)


 最後の急な下りから寒川跡へ出る。


 寒川跡の石碑


 寒川跡から南側の海岸線を眺める。


 このあと、寒川海岸線を北側の穴澗裏側まで往復した。
 右のルンゼは「勘七落とし」。ここも以前はロープが張られていて、2回登り下りしている。

 穴澗裏側の手彫りトンネルを眺める。


 穴澗裏側で昼食を食べ、戻った。


 穴澗から寒川跡へ戻る。
 この後、寒川跡から寒川コースを登り返して、千畳敷経由で七曲りコースを下り、谷地頭温泉で疲れを癒した。


 送られて来た写真

過去の寒川海岸の記録は、下記ページでどうぞ! 
 http://sakag.web.fc2.com/hakodateyama-index.htm

ライフスポーツ登山会・岬展望台(恵山)

2019年10月21日 | 登山・旅行

 青い海と白い灯台バックに紅葉ビュースポットの通称・日本庭園を登る

 今年の函館ライフスポーツ(スキーを中心としたシニアスポーツクラブ)の秋の登山会は、恵山の椴法華コースから岬展望を往復した。
 28名の参加だったが、平均年齢が毎年上がっていくので、コースの選択に苦労すようになった。
 今回は、登り1時間40分、下り1時間20分だった。現在はこのくらいが限度である。
 
 目的地の岬展望台は風が強く寒いくらいだったが、幸い好天に恵まれ、途中の登り下りは暑いくらいだった。
 紅葉は1週間ほど遅れていたが、このあと、サラサドウダンが例年通り赤くなれるのかと心配な様相だった。
 昨日の大沼公園もそうだったが、今年は、ひょっとすると昨年に引き続き、紅葉の不昨年かもしれない?
 27日にも、恵山支所主催の恵山・海向山登山会の引率を依頼されているが、果たしてそれまでに少しはきれいになっているだろうか?


 GPSトラックログ


 貸し切りバスでホテル恵風の駐車場から出発


 森林浴コースを進む。ここもまだ青々していた。


 十三曲りコースから眼下の海を見下ろす。船のいるところは大謀網が設置されているところ。


 いつもはもっときれいな紅葉が展開されている通称・日本庭園だが、今年はイマイチだった。


 岬展望台への分岐付近


 岬展望台への途中から恵山山頂部を眺める


 銚子岬の鼻と青い太平洋をバックの記念撮影。

 下山後、ホテル恵風の湯ったり館とどぽっくるの湯でのんびりしてバスで帰路に就いた。

雪虫

2019年10月20日 | 日常生活・つぶやき

 10/18、我が家の網戸に付いていた5mmほどの雪虫の接写~このようにして観たのは初めての経験。

 10月中旬から下旬に掛けて、この雪虫が大発生することが多い。この画像は、初霜が降りた10/18に大発生したときのものである。
 北海道ではユキムシ(雪虫)の名で親しまれているこの虫は、正式名=トドノネオオワタムシという。
 昆虫類有吻目アブラムシの仲間の昆虫で、北海道には10数種いるようだ。

 北海道ではこの雪虫が飛ぶと10日くらいで初雪が降ると言われている。
 それは温度変化を感じていること+日の長さの変化、また雪虫の餌であるトドマツの養分が変化することが理由と考えられている。
 雪虫が飛ぶ日は天気が良い日のようだ。


 名前の由来は大発生して飛ぶときは雪が舞っているように見えるかららしい。
 ひどいときはこのような光景に出くわすこともある。(他サイトから借用)
 自転車に乗っているときなどは、衣服にべったりと付き、目や口や鼻に入ることもある。

 10/18に大発生したので、28日ごろには初雪か?と思うが、当分暖かい日が続きそうなので、今月中は無理であろう。

イライラの連続・windows10への切り替え

2019年10月19日 | PC・HP・ブログ

中古で揃えたwindows10の本体とモニター

◎重い腰を上げる
 windows7のサポートが2020年1月で終了するというので、重い腰を上げて、ようやくwindows10へ切り替えることにした。
 今までのwindows7は、2012年に近くのブルーコンピューターで4万円で組み立ててもらったwindowsXPを17年に1万円でwindows7に切り替えてもらったものである。
 今はスマホがあるので、今回もデスクトップにしようと思っていた。

 去る10/12、今まで使っていた機械が非常に調子が良かったので、今回もブルーコンピューターに相談に行った。
 今までの機械で切り替えるのは、XP時代のものからなので、それを使うのはもう難しいとのこと。
 また新品の部品で組み立てるとなると、用途にもよるが4~5万円は掛かるという。

 いろいろ相談の結果、自分の場合はインターネット中心なので、中古の一番安かったDELLの29,800(税込)で十分だとのことでそれにした。
 店で繋いでもらって、接続の状態を見せてもらったが、立ち上がりもこれまでのよりずっと速いし、インターネットはクリックすると瞬時に繋がるのにも驚いた。windows7に比べて作業スピードが非常に速くなっているという。
 今まで使っていたMicrosoft Office2007はもう古いので、新しくmicrosoft office2013(手数料も含めて15,000円)も入れてもらった。

◎いろいろな接続がスムーズにできずにイライラ
 家へ持ち帰って、モニターに繋げようとしたら、2006年のものなので、本体との接続ケーブルのジャックが合わない。
 再びブルーコンピューターへ行って中古のモニターを購入(5,890円)。

 無事に本体とモニターが接続できたので、インターネットに繋いだら、今度はNCV光回線との無線ランが繋がらない。
 スマホでいろいろ調べてトライしてみたが上手くいかない。NCVに電話したら、接続作業に出張手数料が掛かるとのこと。
 面倒なので、無線は諦めて、近くのビックカメラで15mのランケーブル(2,080円)を買って来て、自分で繋いだ。

 なんとかインターネットに接続できたところで、くたくたになって1日目が終了。

◎2日目以降は、ソフトのダウンロードや外機との接続等にイライラ
 2日目以降は、本体の必要な使い方を調べて慣れることと、これまで使っていたフリーソフトやソフトのダウンロードに取り組んだ。
 覚悟していたことだが、これまた一つとしてスムーズにいかない。
 windows7と同じ操作は一つもない。かえって複雑になっている感じがする。そのたびにネットで調べては試行を繰り返す。
 フリーソフトのダウンロードも簡単にできるものとそうでないものがあり、本体の操作に慣れていないから余計にイライラする。
 しかも、ダウンロードのついでに、関係ないソフトが勝手にダウンロードされたりする。
 IDやパスワードの入れ直しが必要なものもあり、これも忘れていたり、メモし忘れていたものがあり、その対応にもイライラ・・・。

 その中で一番イライラしたのは、プリンターとカメラとの接続だった。
 急ぐ作業もあるので、別の部屋に前の機械をセットし、以前と同じ状態で使えるようにしておいた。
 プリンターは、こちらの勘違いに気づき、なんとか使えるようになった。
 しかし、カメラは、これまではUSBケーブルで繋ぐと、簡単に取り込めたのだが、なぜか「アプリケーションが見つかりません」と出て、それ以上どうにもならない。
 これも、カメラとの接続の仕方をネットで調べて、これまでと全く違う面倒な方法で取り込むことができるようになったが、どうも合点がいかない。
 しかし、翌日になって繋いでみたら、なぜか新たな方法が選択できるような表示が出てきて、それを選択したら一発で取り込めるようになった・・・。

◎唯一の大感激! 20年前のホームページソフトHOTALLがインストールできた
 唯一有料ソフトの、20年前の開設当時から使ってきたホームページソフトの改訂版HOTALL2001は「さすがにもうダメだろう」と思っていた。
 案の定、やってみたが反応なし。「やっぱりか」とホームページビルダーの購入を覚悟した。
 しかし、新しいソフトではそれに慣れることが大変な上に、今までの更新が必要なページの作成にかなりの手間がかかりそうだ。
 ダメもとで、CD-Rからのインストールの方法を調べて、いろいろ試してみたら、なんとインストールすることができた。
 しかも、今まで通りに使える・・・これが一番の大感激!
 windows7にインストールできた時にも感激したが、当時のものはシステムが単純な作りになっているので、応用が利くというか、対応しやすいらしい。   

 3日目以降は、右往左往しながら、なんとかブログの更新もホームページの更新もでき、必要な操作はなんとかできるようになった。あとは慣れるしかない・・・。 


 隣の部屋にセットした無線ランのこれまでの機械~来年の1月までは使える。 

砂原岳・新ルート開拓<テントウ沢周回ルート>

2019年10月18日 | 登山・旅行

 テントウ沢から北西尾根に上がり、右上の登山道を目指す。上の岩の根元が8合目の岩場


今回辿ったルート(赤線)


GPSトラックログ(※テントウ沢への林道は、最下段の地図を参照)

 去る9/27にSHOさんと剣ヶ峰北西尾根(押出沢左岸尾根)から剣ヶ峰に登ったが、その下山後、駒ケ岳ふもとの林道偵察をした。
 その際、テントウ沢の林道終点から岩崖の連なる源頭部を見上げた。
 実はそこから砂原岳の北西尾根へ登り、登山道に合流して、登頂せずに登山口まで下った記録を見つけていたからである。
 およそのルートが確認でき、どうやら登れそうなので、SHOさんの休みに合わせて、今日のトライとなった。
 自分たちは、登山道に合流した後、砂原岳に登頂し、登山道を西丸山とのコル手前(4合目下)まで下って、そこからテントウ沢へ下る周回ルートを採った。
 朝は放射冷却で冷え込んで初霜が降りたが、無風快晴の素晴らしい天候に恵まれた。
 
 8:05林道終点・スタート~8:30岩場ルンゼ下~9:25北西尾根9:35~9:50登山道合流~10:45砂原岳頂上10:55~11:554合目下~12:10ゴール。
 登り2時間40分、下り1時間15分。 


 林道終点から迫力満点のテントウの沢源頭部の大岩壁を見上げる。これだけでも一見の価値がある。沢中の植栽はミズナラ。
 砂防ダムの右から洞穴の前の斜面を登り、右の岩崖のルンゼを抜けて、上の北西尾根を狙った。


 洞穴を左に見ながら右上のルンゼを目指す。スタートから急登が続き、心拍数が一気に上がって非常に苦しかった。


 ルンゼの根元に到着。ルートファンディングはSHOさんにお任せして後から続く。ここの突破が核心部だった。


 岩場を突破して急な薄い藪斜面を登る。鹿道が何本も横切っていた。


 やがて苔の急斜面となり、上の岩場の右の尾根を狙って登っっていく。


 ルンゼ下から1時間弱で北西尾根(標高700m)に乗る。下から続く北西尾根を見下ろす。


 同じ地点から下を見下ろすと、眼下にテントウ沢が見える。さらに下は、森町市街地から尾白内市街地の海岸線。


 同じ地点から上を見上げる。上の岩場の根元が登山道8合目のロープが設置された地点である。


 同じ地点から剣ヶ峰を眺める。右の尾根が前回登った剣ヶ峰北西尾根。10分ほど休んで北西尾根を登る。


 標高800m地点で登山道に合流。


 8合目のロープの設置されたルンゼを登る


 9合目を越えると、一面苔で覆われた斜面となる。羊蹄山も室蘭の白鳥大橋や絵鞆半島もくっきりと見えていた。


 今にも倒れそうな感じの一等三角点だけの頂上に到着。左は剣ヶ峰、右は砂原岳西ピーク。
 この20日間ほどの間に、剣ヶ峰(9/27)、隅田盛(9/30)、今日の砂原岳と、駒ケ岳の火口原を囲む3ピークを登ったことになる。


 頂上から火口原を見下ろす。大沼の向こうに函館山、さらに下北半島や津軽半島まで見えた。


 おなじみのゴリラさん


 西ピークと森町市街地をバックに記念撮影。無風快晴で、ポカポカして暖かかった。
 10分ほど休んで下山開始。


 5合目付近から下の西丸山と、この後下る左下のテントウ沢を見下ろす。
 手前の立木の残骸は、噴火前はここが森林だったことが分かる。


 4合目下の、標高530m付近からテントウ沢を目指して下る。
 途中に岩斜面もあったが、その上を辿り、途中で横切って林の中へ入った。


 林の斜面を下る。藪はほとんど気にならなかった。左へトラバース気味に下って行ったら、一番上の砂防ダムの上に出た。
 その砂防ダムの上を歩いて、工事道路を少し下って、ゴール。


 テント沢の林道終点までのコース。

 新ルートは、何が出てくるか分からないワクワク感と、新鮮な眺めが魅力である。特に今日は源頭部の大岩壁突破も面白かった。
 天候にも恵まれ、大満足のワイルドで楽しい山行だった。途中、駒ヶ峯温泉ちゃっぷ林館に寄って帰路に就いた。


函館坂道紹介~19の坂以外の名前のある5坂(入舟町と青柳町)

2019年10月17日 | 街並み・歴史探訪・ドライブ

 入舟町の地獄坂とテンコの坂

◎地獄坂(80m)

 地獄坂(下から)~入舟町(昔の山背泊)の道路から函館市船見町の外人墓地まで
上るのも下るのも難儀な坂なので地獄坂と呼ばれた。(「函館歴史散歩」より)


 (上)坂上にある外人墓地の1つのシャルトル聖パウロ修道女会墓地
 (下)登り口の入舟町(旧山背泊)の家並み


 地獄坂(上から)

◎テンコの坂(80m)

 テンコの坂~急な石段になっているが、途中から少し向きが変わり緩やかになる。映画「海炭市叙景」にも登場しているらしい。
 坂の途中に山背泊稲荷神社があり江戸末期には天光稲荷と言った。天光をテンコと呼んだところからテンコの坂と言った。(「函館歴史散歩」より) 


(左上)登り口の入舟町(旧山背泊)の家並み  (右上)途中で少し向きが変わって緩くなる
(左下)坂名の由来となった旧天光稲荷(現入舟稲荷神社) (右下)坂上の高龍寺


 テンコの坂(上から)
 右下の古民家然とした「真言寺」には、函館市が指定した有形文化財の不動明王立像が安置されている。
 真言寺は、文久年間(1861年~1864年)、僧 寛純により創立されたといわれており、この寺の主仏となっている不動明王は、普段開帳されていない。


青柳町のすりばち坂、みやま坂、さくら坂

◎すりばち坂(100m)

 すりばち坂(下から)~函館公園北側の坂道。坂下手前の電柱根元に手作りの坂標が設置。
 函館公園の北脇を公園に沿って西に上る坂道。公園の中に「すりばち山」と呼ばれる小山があり、その横の坂ということから「すりばち坂」と呼ばれる。


 (上)すりばち坂からの函館公園入口
 (下)名前の由来となった「すりばち山(摺鉢山」


 すりばち坂(上から)

◎みやま坂(100m)

 みやま坂(下から)~「すりばち坂」と平行する坂で「青柳坂」の坂上に続く。
 美山坂とも書くらしいが、由来は不明。


 坂の途中に建つツタの絡まる土蔵


 みやま坂(上から)

◎さくら坂(220m)

 さくら坂(函館公園入口前から)~函館公園の東側の坂
 函館公園側は桜の古木の並木になっているので、坂名はそれに由来するのではないか。
 数年前まで,電柱に住民の手で「さくら坂」と書かれた木片が縛り付けてあったらしいが、現在はなくなっている。



(左上)通り沿いにある喫茶店「JBハウス」   (右上)通りに建つ蔵持ちの民家
(下)通りからの函館公園入口~門柱に「市立函館圖書館」の表札


 さくら坂~(下から)

 以上で、函館山ふもとの名前のある坂道の紹介は終わりますが、谷地頭町や住吉町にまだ気になる急な坂道がたくさんあります。
 どなたか、その坂の名前や由来が分かりましたら、教えてください。