
第32回湧別原野オホーツク85kmのゴール場面(テツさん提供)
1/22の「HBCハウス」(15km)を皮切りに、2月は4週連続のクロカンスキーレース、「札幌国際」(50km)、「おおたき」(15km)、「恵庭」(30km)、「湧別原野オホーツク」(85km)の5大会を悔いは残ることもあったが、すべて完走できたことを素直に喜びたい。しかも、すべてが、その大会の最長距離の部門ばかりだ。ただ、今年は、昨秋の台風の影響で「十勝大平原」(42km)が中止になったのは残念だ。今年は昨年同様暴風雪が1回もなかったことがうれしかった。
このための車の移動距離を計算したら、ざっと3000kmになる。滑走距離のトータルは約200kmだった。4週連続だなんて、クロスカントリースキーだからできることである。これが、走るマラソンならとても考えられない。しかし、自分と同じように4週連続出場している人もたくさんいる。
特に1/14~15に大滝で開催された、かつてのオリンピック複合団体金メダリストの「阿部雅司さんのクロカンスキーキャンプ」に参加した。結果、左足に前よりしっかり乗り込めるようになったことと、レースではたまにしか使えないがスーパースケーティングが少しできるようになった。
さて、結果だが、「順位やタイムは気にしないで、年齢相応の滑走を楽しむ」ことを目標にしているとはいえ、順位やタイムが出ると、どうしても気になってしまう。やはり、一応は挑戦なのだから、のんびり楽して滑ることにも満足できないのが困るところである。ついつい頑張ってしまう。
その点、「HBCハウス」は、距離も短いし、順位が出ないので気が楽だ。シーズン初めの足慣らしには絶好の大会だ。
今年の大会で共通したことは、後半あまり疲れがなく、辛いなりに最後までヘロヘロになることはなく、いずれのレースも気持ち良くゴールできた。
しかし、一番辛かったのは、毎年いきなり50kmの「札幌」だ。60歳前後のときは4時間切りを2度経験しているが、アップダウンがきついこともあり、昨年までの2年は5時間も切れなくなかった。しかし、今年は5時間を切ることはできたし、順位もここ3年間では一番良かった。
次の「おおたき」は、15kmが最長距離になった。「70歳以上の部」があるシルバー思いの大会だ。これも、順位は、昨年より1番だけだが上がることができた。
3回目の「恵庭」(30km)は、良く滑ってダメージもないまま気持ちよくゴールできた。タイムも上出来の2時間19分だったが、順位は「50歳以上の部」で、65/87名中(完走者)で、昨年より10位も下がっていて、ちょっとがっかり。
最終レースとなった「湧別原野オホーツク(85km)」は、自分としてはメインレースである。昨年のワーストタイムよりは35分ほど速く、目標とした7時間は切ったが、順位は昨年より10位ほど下がっていた。しかし、まだなんとかギリギリ参加者の半分以内の順位に留まることができたが、来年はやばそうな感じだ。
タイムはその時の条件で大幅に違うが、順位は正直だ。とくにこのクロカンスキーのための意識的な練習やトレーニングを全くしていないので、加齢に伴う低下はやむを得ない結果だった。70歳代でも、ものすごい怪物はたくさんいる。
このままズルズルと年齢相応に落ちて行くのはちょっと悔しい。もう少し走りこみや家でできる筋トレなどに日常的に取り組むようにしたいと考えている・・・とはいつも思うのだが?